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秋田の社会保険労務士・組織開発コンサルタント

組織開発、ファシリテーション
エグゼクティブコーチングを行っている
組織開発コンサルタントのブログです。

蜻蛉

2021年10月08日 | プライベート




ソファに寝そべり本を読んでいると、外開きの窓の上に一匹の蜻蛉

外は風が強く体も羽も大きく揺らいでいる

飛ばされないように必死で耐えている

本を読むのをやめて蜻蛉を見ていたら色んなことが頭に浮ぶ

こんなに強い風に吹かれてまでどうしてその場所で耐えているんだろう

番いを探しているのだろうか

疲れたので一休みしているのだろうか

エサを探しているのだろうか

迷子になったのだろうか

生まれたばかりで飛ぶのがあまり上手じゃないのだろうか

自分の縄張りを見張っているのだろうか

これらの心の声が聴こえたのか蜻蛉は向きを変えこちらに顔を向けてきた

頭を上下に動かしながらこちらを見ている

しばらくするとまた向きを変えこちらに尻尾を向けた

そして飛び立ったかと思うと一周回ってまた同じ場所に止まった

どうした?

風とのタイミングが合わなかったのか

番いになりそうな相手を見つけて飛んでみたものの逃げられたのか

飛ぶ練習をしているのか

一周回ってまた同じ場所に止まる行為をそのあと3回やった

そして暫くするとどこかへ飛んで行ってしまった

この蜻蛉はどんな生涯を送るんだろう

何を考えているんだろう

自分の人生をどう思っているんだろう

時計を見ると蜻蛉を見続けて1時間が経っていた

この時間は無駄な時間だったのか

いや、とても有意義な時間だった

そもそも有意義な時間とは何か

蜻蛉のことを見ていながらも蜻蛉のことだけを考えていたわけではなかった

蜻蛉を介して自分自身を見ていた気がする

現代は急いでいる人ばかり

急かされている人ばかり

たまにはこんな時間もエエんちゃうか

※写真と記事は関係ありません( ´艸`)。

真夜中のセッション2

2021年09月15日 | プライベート
真夜中のセッションにハマってしまって完全に目が覚めた。
10年ぐらい前までだったら、夜中に目が覚めてしまったら
1時や2時でも起きて仕事をしたりしていたけれど
もうそんな働き方はやめようと思ってからは
仕事が溜まっているとき以外は眠れなくても
できるだけ布団の中にいるようにしている。

家の外で吹いている風の音。
真夜中に走るトラックの音。
工事現場の音。
セッションになっていない音の数々。
結構強く吹いていてもやっぱり自然の風の音が一番耳に心地いい。
時々隣から寝息も聞こえてくる。心地よくはない。
『誰のセッションせいで寝れへんかったと思ってんねんホンマ。
 自分はグースカ寝てるわ』
セッションの後、恐らく1時間以上眠れなかった。

目を開けると、カーテンの向こう側が白んできていた。
『今日は遠出やのに、帰りの運転中寝むならへんかったらエエけど』
などと思いながらも何とか寝ようと頑張って1時間弱眠ることができたが
結局いつもよりも早めに起きた。

また今日が始まる。

『冷蔵庫にアイスコーヒーなかったかも。
 セブンでアイスコーヒーを買って出社するか』
そんなことを考えて始まる一日も悪くない。

真夜中のセッション1

2021年09月02日 | プライベート
夜中に目が覚めた。
毎日のようにあることなので特に気になることではない。
『恐らく2時台か?』
以前新聞で
「夜中に目が覚めてその後眠れない人は
 夜中に目が覚めても時計を見ないように」
という記事を見たことがあったので
この1,2年は夜中に目を覚ましても
時計を見ないようにしている。

何だかトイレにも行きたい気がする。
子どもの頃に幽霊が出る時間帯は
丑三つ時の夜中2時以降と聞いていたので
できれば2時台のトイレは今でも避けたいという
気持ちがどこかにある情けない50代である。

トイレへ行きたいのは気のせいだと思って
そのまま寝てしまうという選択もできたが
『時計を見てみるか』と思い時計を見ると〈2時57分〉。
トイレへ行くことにした。

トイレから戻りベッドに入って先日友達で顧問先の社長が
「最近は毎日夜中の2時31分に目が覚める」
と仰っていたのを思い出した。
この社長は数年前は
「夜中の2時47分に目が覚める」
と仰っていたので
「おっ、早まってきましたね」
なんてことを話していたのを思い出した。

そこから仕事のことが頭をめぐりだした。
このパターンは目が覚めてしまう典型的なパターンだ。

『ヤバい、このままだと完全に目が覚めてしまう
 無になれ、何も考えるな、無になれ』
と思えば思うほど意識がはっきりしてくる。

目を瞑っているから感覚が鋭くなってきて
秋の虫の鳴き声がメロディーとして聞こえてくる。
夏場から秋の初めだけ窓を開けて寝ているため
聴くことができる夏から初秋にかけての風物詩。
普段どれだけ視覚に頼って生きているのかと感じる。

そんなことを思っていると、別のメロディー?が・・・。

お世辞にもメロディーとは言えない隣で寝ている妻の寝息。
ところが、この寝息と秋の虫のメロディーが
ハーモニーを奏でているので思わずニヤける。

『餅つきの餅をつく人と持ちをこねる人のように
 何でこんなタイミングの良い掛け合いになってんの?』

しばらくすると、虫の鳴き声が聴こえなくなった。
すると妻の寝息も静かになってきた。

『なんじゃこりゃ、ホンマにセッションしてたんかい!』

などと思っていたらもう寝られない。

真夜中のセッションは、今年はこれで終わりにしていただくか
夜中に目が覚めずに寝ているときにして欲しい。