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‥公園の中で音楽を集おう!‥

今まで聴いてきたロックのアルバムの中で、気になっている作品をいろんな角度から検証してみませんか?

検証29 A Typical Scorpio / Monty (Bプログラム)

2016-03-22 21:56:02 | 検証




・・・ごった煮の功罪・・・



結論からすると

好みではない


じゃ身も蓋もないんで


クセのあるシアトリカルなボーカル、インドから中近東あたりの怪しい音

そっかモノクロームセット


ギリギリのところで好みが分かれたのは
スタイルカウンシル入ってるとこかも

勿論オシャレコ成分多いのだけれど
アコースティックなサウンドもあるし

でも何度聴いても拒否反応で受け入れることはできず


**に似てるから好きとか

**に似てるから嫌いとか

多分そんなありきたりな理由だろうけど

好き嫌いに理由はないよねそもそも


でもこんだけ音楽を聴いたきたせいで

ヴォーカルスタイルはスパンダーバレエ、ABC、モノクロだとか

シアトリカルなのはギャヴィンフライデー


曲もロックンロールやボサノバ

僅かにアコースティック

斜に構えたTVパーソナリティーズ

TFFの息苦しさ


ほらね
好みじゃないとは言えないでしょ?



これまで何度も書いてきたくどいようだけど

スタイルカウンシルやスミスって嫌いなのだ

ジャムやジョニー・マーは好きだよ

その違いが何かと問われても困る

おそらく壁1枚とかそんなところなのだろう


嫌いな理由を並べ立てても時間の無駄だし

もう既に相当無駄にしてるか、、、止めよう




或る本からの受け売り

音楽を聴くと、実体験での様々な出来事や感情を思い出し、心に映し出す

だからとても個人的な要素が多く
その人にとって理屈抜きに好きなものを
その人以外は理解できないことが多々ある

勿論、それ以外は共感・共有がはたらくので
音楽は広く聴かれ産業になりコミュニケーションの手段となり
ヒットチャートが生まれる

かくいうこの検証サイトもそう





しばらく聴いてなかったんだけど今日、
この原稿を仕上げてUPする為に聴いた。

あいかわらずだったけど

綺麗な月が桜の先に見えてるのを夜の公園で眺め

この写真を撮ってる時に流れてた1曲だけ

好きになった




Will Ever Learn?

という曲


だから

この曲を聴くと今夜見た桜と月を思い出すと思う

この先ずっと他の誰の物でもない自分だけの出来事だ





1.タイトルについて
割愛


2.アートワーク
割愛


3.アルバム全体の雰囲気(曲順も含む)について。
割愛


4.P.Vや当時のライブ映像について。
割愛


5.関連商品について。
割愛



Montyのサイト
http://monty.uk.net/

「A Typical Scorpio」が載っているDiscogsのサイト
https://www.discogs.com/ja/Monty-A-Typical-Scorpio/release/2250970

1993年UKリリースの1stアルバムということ、参加ミュージシャンなどの情報が掲載されている。
ジャケット画像もここから転載した。


検証29   Monty          メリベル

2016-03-19 10:47:37 | 検証
1.タイトルについて
頂いたCDが今ないので、タイトルが同名なのか分かりません。
いづれにしても覚えやすいアーティスト名だと思います、

2.アートワーク
ジャケットの画像を探したのですが、ネットで探せませんでした。
非常にインパクトがあるジャケットなんです。
お見せできないのがもったいないです。

3.アルバム全体の雰囲気(曲順も含む)
一曲一曲が独立した印象を受けます。凄くバラエティに富んでいて、アルバム全体としての一貫性はないようにも思いますが、もしかしたら一貫性がある造りに本人はしたかったのかもしれません。

4.P.Vや当時のライブ映像について
全く観たことがありません。


5.関連商品について
この作品1枚だけなのか情報量が乏しくよく分かっていません。


検証28 In The Garden/Eurythmics (miffin)

2016-02-29 16:23:48 | 検証



1.タイトルについて
In The Gardenというタイトルから連想されるのは英国庭園だったのですが・・

2、アートワーク
あれ、ちょっと雰囲気が違いますね。
英国よりもっと南国の印象です。

3.アルバム全体の雰囲気(曲順も含む)
正直なところ、彼らについてはSweet Dreamsのヒットで知ったという世代でして、シングルヒットの曲以外はアルバム一枚も聴いたことがないまま今に至る・・でした。

今回初めて1stアルバムを聴く機会に恵まれたのですが、これが個人的にはかなり好みのサウンドで心地よく聴けました。
全体的には典型的な翳りのあるNew Waveなのですが、その他の同世代バンドと少し違うのは
フレンチポップ系の曲が散見されること。
これを聴いてStereolabを思い出したのですが、それもそのはずドイツの名プロデューサー、コニー・プランクのスタジオで録音された作品で、DAFやCANのメンバーもサポートというクラウト・ロックの影響が大きい作品なんですね。
Steleolabがデビューする10年も前にユーリズミックスが、フレンチポップ&クラウト・ロックの融合をやっていたとは・・・。
こんなことに今更気づくなんて、まだまだ私も修行が足りません。

4.P.Vや当時のライブ映像について
アニー・レノックスというとどうしても、ほぼスポーツ刈りなヘアスタイルが印象的でしたが、この頃は前髪も長くフェミニンな雰囲気もあり、綺麗なお姉さんです。
私は断然こっちの方がいいなあ・・。
EURYTHMICS - NEVER GONNA CRY AGAIN [ music video]


5.関連商品について
手持ちがなく残念です。


検証28   Eurythmics / In The Garden        メリベル

2015-12-25 20:32:49 | 検証

1.タイトルについて

ありそうでいて実はない=凡庸さを評価したタイトル

 

 

2.アートワーク

コラージュっていうのですか、美しくて大好きな感じです。

 

 

3.アルバム全体の雰囲気(曲順も含む)

ちょっとね、2曲目とか、コクトー・トゥインズに似ているのよね。

そうそう、4ADのカラーに近いものも感じるけど、全体的にはアヴァンギャルドなNew Waveといいますか。

一曲一曲が独立したメッセージ性を持っていて、非常に念入りに練られた感が否めない。

アレンジにアクがないし、さらっとしているけど実は深くて。曲の単調さもマイブラみたいな反響音を上手く使っているから気にならない。

凄く気に入ってしまったのですよ実を言うと。未聴だったのがもったいなかったほど。

 

 

4.当時のP.Vやライヴ映像

このデビューアルバムに関してはP.Vは観たことありません。

来日はしていたよね。でもそこまで興味が沸かなかったので、チェックしていませんでした。

 

 

5.関連商品について

商品ではないけれど。ユーリズミックスというとどうしてもアニーのユニセックスさが際立ってしまっていて、バンドマンに注意を向けすぎていて、その中にある音楽性が余り評価されてきていないような、いるような‥。そういう感慨を個人的にずっと持っていました。

実はこんなに素晴らしいバンドだったのですね。Bプログラムさんありがとう。

 

 


検証28 EUrYtHmICS / InTHe GarDen (Bプログラム)

2015-12-07 22:22:13 | 検証

 

・・・地下室から庭園へ・・・

 

1.タイトルについて


80年代に「Garden」をタイトルにした作品のうち
・Bruce Woolley And The Camera Club「English Garden」(正確には1979年)
・John Foxx「The Garden」
・Eurythmics「In the Garden」


この3つは自分の中でエレクトロポップの三大庭園と呼んで愛聴してきた。

他の2作はもちろん別の機会に譲るとして


ユーリズミクス

お約束の

前進バンド、THE TOURITSなのだが

(1st)

これが今まで紹介してきたT.F.F.のなんちゃってお気楽モッズバンドとか

御多聞に漏れずモッズっぽくてわかりやすいニューウェーブバンドで

でも
1975年からのキャリア積んでただけに仕上がり方が段違いなので

既にシングルヒットを連発しTOPには出演するわ

勿論日本盤も出し、

(2nd)

 

え? もしかして来日とかしてない??


(3rd)

 

しかしこの帯

るんるんるん

って、、、

しかも音符に挟まれとる

タイトルと邦題、コピーがこれほど乖離したケースも珍しい

 

でもRCAに移籍したこれを最後に解散しちゃうんだよねー

これ以上脱線すると本線に戻れなくなるんで

 

遡ること45年前

幼稚園で リトミック(rythmique)という音楽教育があった。

どんな内容だったかは覚えてないけど
まさかユーリズミックスとして再会するとは思ってもみなかった

大学の時、ドイツ語専攻の奴は、オイリトミクスと呼んでたっけ

そう

ドイツなのだこの作品のポイントは

人脈という側面からこの作品を検証するととても興味深い

THE TOURITSの1stアルバムのプロデューサーでもある

ドイツ電子音楽の重鎮コニー・プランク

この人の磁力で

BLONDIE クレム・バーク(ドラムス)
CAN ホルガー・シューカイ(ホルン)、
   ヤキ・リーヴェツァイ(ドラムス)
DAF ロバート・ゴール(ドラムス)

カール・シュトックハウゼンの息子で
トランペット奏者マーカス・シュトックハウゼンが
Your Time Will Comeのブラスセクションに参加


随所でひきつけを起こすようなCANっぽいギターや
執拗な反復ビートだったり
はたまたNYパンクだったり

 

2.アートワーク

ジャケットの秀逸さは三大庭園共通で

本作品は

Rocking Russianの仕事、納得。

 

3.アルバム全体の雰囲気について

A-1.
耳鳴りのように
もしくは虫の羽音のような
絶え間ない鈴の音


途中にふっと別の場所に移動してしまうのは

アモンデュールの1stの手法で

 

A-2.はブロンディーを彷彿とさせるニューヨークパンクの荒削りなサウンド

とは言えメインラインはP.i.L.の「Public Image」まんなのだけど


徐々に高揚していき
絶頂でホルガ―のホルンが鳴り渡るとき
得も言えぬ感情にみまわれる

早くもここで最初の絶頂を迎える

A-3.Take Me to Your Heart
うって変って重く沈んだビートの反復
まさにJohn FoxxやGary Newmanなどのエレクトロサウンド全開


A-4.は後の「There Must be an Angel」に通じる
スケール大きなナンバー


タイトルの in the gardenが詞に織り込まれている 
A-5.Your Time will Come

この曲がメイントラックといえる

ここで2度目の昇天を迎えA面が終わる。

B-1.もプリミティヴでよろしい。
なんたってCaveman Headゆうぐらいだから
再びNYパンク


そのままブロンディがやってもさまになる

ハードで疾走感溢れるギターサウンド


B-2.
重く鉛のようなビートの反復

ここでのホルンは控え目

 

世が世ならニューロマンティックのカテに入れられてしまう

B面は淡々としたナンバーが多いけど
決して冗長ではない

ラストのRevengeは、その5年後を予言するようなタイトルになった。

ここで終わる。


出世作にして世界中で売れまくった2ndは正直聴き通すのがしんどい。

 

 3.関連作品、PV、ライブなど

2005年にリマスター再発されたCDに収録の
ボーナストラックのライブテイクは
2ndに収録シングル「This is My House」の12インチ

B面に33回転で4曲収録されたうちの3曲。

このライブテイクのクオリティは高く
初来日公演でも奏ってくれた曲もあり
とても気に入ってる。


何で1stのボーナスなんだろうか疑問だけど

その割に「This is My House」の7インチのB面が
2ndのボーナスになってる

ま、そもそも2ndに収録されてるシングルなのだから

 

で、 

これ

このジャケはないだろ

一瞬、死化粧かと思いきや
ガーゴイルとかいう化け物とかの置物(教会や建物にあるシーサー的な)
を模したらしい。


白目むいてんだから

椎名ぴかりんもびっくりだよ


PVはボウイのAshes to Ashesを彷彿とさせ

アニーはボウィを意識してると思わせる表情

ビーチを歩く様子に至ってはパクリに近い

お茶の間に流れんよなこいつは

 

アニーは本当にボウィになりたかったのだろう

(アルバムのビジュアルより)

 

 

 

この作品で2015年の検証を締めくくることができるのは感慨深く


何故なら
いつどこでも音楽をこの公園に持ち寄ることができる

 

鬱の症状が酷かった時は物音ひとつ聞くのも嫌で

まして音楽なんて聴く気になれなかったし

周りに自分の音楽すら無かった

 


ずっと耳鳴りのように頭が疼き

起き上がることもままならず耐えるしかなかった


音楽を聴くことなんて二度とないと思ってた真夏の日々