つづく
でもキミは、
毎日食べて暮らしてるじゃないか。
住む家があるじゃないか。
自分の好きな時間に眠れて、
しかも布団があるじゃないか。
話を聞いてくれる人間がいるじゃないか。
目も見える、しゃべれる、耳も聞こえる。
歩けるし、走ることだって出来る。
それでも自分は不幸だと?
それでも自分をわかってくれる人間はいないと?
それは、自分が知ろうとしないだけ。
17歳。。。
まだまだ先にすすむ時間もあるし、
やり直す時間もある。
自分だけが不幸だと思うなら、
自分だけに目をむけず、
周りをもっと見てください。
少女は思う。
自分はとても辛い経験をしたけど、
決して不幸ではない。
少女は新しい土地に移り住んだ。
そして、目に見えない大切なものを
伝えるために、ボランティアをはじめた。
少女は完璧な人間ではないから、
人にしてあげることが少ないけど、
せめて自分の好きなことを
他の人につたえよう。
この土地で、こどもたちに
ダンスをを教えよう、と。
つづく