難波宮って? 古代史のんびり散歩

時間だけは、タップリある定年団塊世代が、ズート気になっていた
古代日本史を素人の感性でゆっくり探訪します。

日本史の謎 北九州探訪1日目 父娘 LINE会話

2014年04月16日 | 旅行

平成26年4月16日
日本古代史の謎を求めて、九州を探訪してきました。
最初の日は、前から一度行きたかった、吉野ヶ里遺跡に行ってきました。 

吉野ヶ里歴史公園のマスコット

 


娘(東京就職中);アンナとのLINE会話です。


「今、新大阪駅、これから九州探訪、{白村江の後、日本はどうなったのか?}いざ出発。」


「行ってらっしゃい(笑)、気を付けて!」


「初日は、博多駅で予約してあった、レンタカーで前から気になっていた、吉野ヶ里遺跡へ。」


吉野ヶ里遺跡公園正面玄関







「その規模の大きさに驚愕、復元された倉館の精巧さに又感銘。」

復元された、物見櫓に登ってみました


「一時のブームが去り、少し寂しいくらいの、遺跡をゆっくりと見物することが出来たよ。」




「ブームが去った後、祭りの後てことね。邪馬台国ではと?一時騒がれたけど、違うって事になってきているよね。」


「出土品が展示され、銅鐸が、復元品と一緒にデモ展示され、若い案内者に説明していただけました。」


若い案内者

「この銅鐸は弥生時代後期の埋葬者と一緒に、銅鏡、銅矛供に、埋葬されていたものです。」


「あスミマセン、古代史に、興味のある素人なんですが、私の住んでいる畿内では、銅鐸族と、銅矛族が争いをしたと、聞いたことがあるんですが、一緒に埋葬されていたんですね。」



若い案内

「?、はい、そういうお墓が沢山出てきていますから、分かれて戦いをしたんですか?」


「あっ、すみません、素人なものですから。」

年代が新しくなると、社も、塀も立派になっていきます



中柱も有る、豪壮な社


「年代ごと、支配者の代がわり毎に、中心の館のいちが変わっていって、それぞれを取り囲む外壁がだんだん強固なものになっていき、ついに、奈良の飛鳥にもひけを取らない立派な館が復興されていた。この吉野ヶ里遺跡の後半らしいです。そこで、出会って説明して頂いた、年配の案内の方に、色々丁寧に教えていただけた。」


年配案内員

「飛鳥でも、代がわり毎に、都を変わっているのと同じように、此処でも、同じことが行われていたんです。そして、これがその集大成と言うわけです。その大きさ、館の高さは、他の遺跡よりも群を抜いて立派だと思います。」

「私の他に、来場者も見当たらず。いい話し相手と思っていただいたようで、それから、30分ほど、発掘当時からの経過を詳しく、私にも分かり易いように、教えていただいた。」





年配案内員

「弥生時代初期、中期から、末期まで、この地区の中心地だったと思います。それが、古墳時代になった途端に、終焉を迎えるのです。この地区からは古墳は出てきていません。」


「何があったんでしょうね?」

案内員

「あっ、一つさっき、銅鐸と銅矛の埋葬の事をお聴きでしたが、ここに在った王朝に関係すると思えます。両方が協和出来た王朝ということでしょう。因みにこの王朝の墓には、銅鏡は少なく、埋葬する時に、割って入れたようです。今の、葬儀の出棺の時に、埋葬者のお茶碗を割る儀式に通じるかもしれません。」
「南がドコソコ、北がナニナニ、東がドウ(と、魏史倭人伝に出てくる国名を列挙)でやはり、ここ吉野ヶ里が古代の 耶馬台国であるのは、間違いないと思っています。」


「なるほどそうだと、思わず納得!!」


「お父さんが洗脳された !!」



その他、案内員から、教えて頂いた事。

案内員

「近畿やその他のお墓から出てくるように、吉野ヶ里のお墓からも、槍や、矢、剣が突き刺さったままの遺体化石が出てきます。以前折れた剣が刺さった化石が出てきて、逆に、折れた柄のついた剣が出てくれば、その地区と争ったと推定できて面白いですが。」


「なるほど!」

案内員

「一度、他の地域から、折れた柄の付いた剣が出てきて、もしやと思ったんですが、残念ながら、一致しませんでした。」


「遺跡発掘から、歴史が見つかるんですね。」

案内員

「私達は、まだまだこの地区を発掘したいと思っています。この地区の住民との話し合いになりますが。」


「日本史発見と、住民生活の、共存ですか。難しいですね。」


「折り合いが難しいんだね。」


 この吉野ヶ里遺跡に隣接した場所に、私が現役時代にお世話になった、塗料工場があり、その時、担当者から、いろいろ困ったことがあると聞いていたことを思い出しました。


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