補筆校閲中 R-03-05-24
大阪府北摂地区(茨木市、摂津市、高槻市、三島郡)の
摂津市鳥飼 安威川沿い 地元の治水組合水防倉庫探索
安威川を跨ぐ、府道15号線から、下流に900mほど、
細い道を行ったところにありました。
現在(R3-3-3)外装塗装工事をされていました。
水防倉庫の横を流れる支流に、細い歩道橋が架かっていました。
水防倉庫の扉を出て →
歩道橋の向こう側に、JR鳥飼車両基地が見えます。
この防水倉庫から、グリコ社長必死で脱出、
JR鳥飼車両基地(北摂 摂津市)へ逃げ込む。
事件発生当時の、倉庫捜査状況(新聞社のヘリから。)
私のブログ 「難波の宮、散策」とは、なにも関係
ないのですが、
私の心のトゲとして、30年以上残っている、モヤモヤが、
「あの人、キツネ目の男、かい人21面相と
よく似たはったなあー??」
「まさか、こんな、平凡を絵で描いたような人生を送っている、
少し男前の少年時代 ソニー坊やと言われていた私が、
小説みたいな事件話に、接点なんて無いよな?。」
と言う、この事件への思いをブログにしておこうと思います。
実は友人に、このモヤモヤを、ブログにする話をしたら、
「止めとけ! ブログが炎上するぞ!」
と諫められたのですが、トゲを抜きたくて、それにもう
30年以上の年月が過ぎ去り、最近顕著な、加齢健忘症の
性でその人、本人の名前も、所属の会社名も忘れて
しまっているし。
ジャンル違いの、この歴史ブログにのせば、大丈夫かなと、
書き込みを始めてしまいました。
これ以降は、老人の只の世迷い言と、軽く受け止めて下さい。
グリコ森永事件の概要は
別 ウェブを立ち上げますので、
「グリコ森永事件ッテ 憶えてる。」
そちらを参照ください。
この事件の、犯人グループと警察とのやり取り、駆け引きは
下手な探偵小説や、退屈な、テレビ警察ドラマより、数段興味を
かき立て、当時、職場や、飲み屋での話題の中心でした。
私と此の事件との接点は(私がそう思っているだけですが。)
私が、日本の産業構造変遷に伴い、大学卒業後、最初に
就職した、重厚長大関連の会社から、軽薄短小関連の
企業に転職した年が、昭和60年でした。
新しい会社の業種は、主に、化学会社や、素材メーカー
向けに、製品の品質管理、出荷時の性能検査に使用する、
検査機器の製造メーカーでした。
私の職種は、男前を買われ、営業に任命され、売り上げの
UPを期待していただいていました。
入社した昭和60年当時はまだ、自社の製品を覚えるのが、
精一杯で、技術員がユーザーに納品させて頂いた、製品の
修理や年に一度、性能校正検査をさせていただくために、
ユーザーに出張するとき、当社の技術員に一緒について行き、
自社製品の勉強と、ユーザーの担当者との顔繋ぎと、
ご機嫌伺いを、させていただいて居りました。
(そうです、もう勘が働きましたか?)
その中の1社に、大阪府北摂地区(茨木市、高槻市、摂津市)
高槻市に本社のある化学素材メーカーで、老舗、中堅の、
GーM社(仮名 グリコ森永から)がありました。
私が入社したその年に、技術員に同行し、毎年させて
いただいている、年度校正検査にお伺いしました。
GーM社の検査室に、検定器具を持って、入らせていただき
ました。
そこで初めて、お会いさせていただいたのが、GーM社の
検査担当の真田さん(勿論 仮名)でした。
メガネをかけて居られ、温厚な印象で、受け答えも実に
好印象でした。
中肉中背、少しガッシリとした体型で30才代後半で、
私と同世代なのかなと記憶しています。
自社製試験器の、検定を手伝いながら、検査室の備品や、
シッカリと鍵のかかった薬品棚が有り、試薬を大事に管理
されているんだなあと、感心して拝見していました。
(また勘が働きましたか?、もう少し待って下さい。)
今は書類を作成するときは、パソコンやワープロを使うのが
当たり前ですが、30年以上前の、昭和60年当時は
手作業の英文タイプライターや、和文タイプライターを使って
取り扱い技術のある、女子事務員が、時間をかけて作成するか、
又は、出入りの、町の印刷屋さんに、印刷を依頼するのが、
ごく一般的でした。
私が転職した会社にも、和文タイプライターはありましたが、
女子事務員が当時従来からある、レバーを握って打ちたい字を
一つ一つ拾って打つ古いタイプでした。
新しい機種は日本パンライター製で、とても文章が作りやすいと
聞いていました。
その日本パンライター製の、和文タイプライターを、
真田さん(繰り返します、仮名です。)は自分の机の横に
置いて、アザヤカにタイピングされていました。
GーM社発行の、検査成績書を制作されておられたようでした。
日本パンライター製の、和文タイプライターは随分便利だと、
真田さんの作業を、感心して見ていました。
検定作業が終わり、真田さんに検定作業終了の挨拶をして、
GM社を後にしました。
その時の訪問させていただいた時点では、
まだキツネ目の男の顔写真も、脅迫文が日本パンライター製の
和文タイプライターで作成されたという情報は、一般に
伝えられていなかったと、記憶しています。
それより気になったのは、犯人が、製品に、猛毒の、
青酸ソーダを混ぜると言って脅し、実際、スーパーなどに
「どくいりきけん」と言う、日本パンライター製の
和文タイプライターで印刷された、ラベルを表に張った
毒入り飴を、置いて回っていたことに、驚きと恐怖を
持っていました。
日本パンライター製 和文タイプライター
お菓子に張られた、脅迫文
ちなみに、此の事件以後、毒物を商品に入れられないよう
食料品をフィルムで、密閉ラッピングするのが一般的になり
ました。
青酸ソーダなんて、一般人が、簡単に手に入る物ではないし、
先日見てきた、GーM社の試験室のように、化学薬品は
鍵をかけて、厳重に管理されている物だと思っていましたから、
もし、持ち出したんなら、直ぐに犯人とバレていまい、
足が付いて、直ぐに捕まるんだろうと、思い込んでいました。
キツネ目の男のモンタージュ写真や、その男が、毒入り飴を
スーパーマーケットに置こうとしている写真
(ピントがボケている)などが、テレビ、新聞、雑誌に
大々的に紹介されていました。
私は、営業の担当地区が決まり、私の担当地区外の、
GーM社とは、それ以後疎遠になり、当社試験器の、年間検査も、
毎年訪問している、当社の技術者と、他の営業者が同行訪問
していました。
2年ぐらい経過してから、毎年訪問している、担当技術者の
上田さん(仮名)に軽い気持ちで、
「今年も、検定でGーM社に行ったんやろ。」
「ええ、毎年行っています。」
「ところで、あそこの試験室に、日本パンライターの
和文タイプライター在ったよね。」
「あなたと行った、翌年までは在りましたよ。」
「今はありません、今はワープロを使っておられますよ。」
「担当者の、真田さんはお元気。」
「お元気で、大変よく対応していただいています。」
「真田さんて確か、メガネをかけておられて、少しメジリが
上がり気味だったよね。」
「・・・・・・。」
「何が言いたいんですか?」
「真田さんが、キツネ目の男やと言いたいんですか?」
「そう言う冗談は、言わない方がいいですよ。」
「まだ何も言うて無いがな。」
「そう言うところをみると、かなり疑ってるんと違うか?」
「メジリが上がっている人なんて、
何処にでも居てはりますよ。」
「日本パンライターの和文タイプライターを使っている人も。」
「グリコの社長が監禁されていた防水倉庫は、
北摂の摂津市だったよな。」
「会社は北摂の高槻市ですけれど、その防水倉庫は本当に
付近に住んでいる人で、防水倉庫利用者の関係者でないと、
使えないはずでから、
GーM社からは、そんな事が簡単に出来るほど、
近くないですよ。」
「グリコの社長を、その防水倉庫に監禁したんだから、
常時監視していなければならないし、食事も用意
しなければならないんですから、よほど近くに
住んでいるか、拠点が(会社など)摂津市の国鉄
鳥飼車庫基地の近くに無いと駄目でしょ。」
「確かに、工場がもっと防水倉庫の近くに在れば
心配やけどな。」
「何が心配なんですか?」
「やっぱり、こんな大事件なんやから、
君から警察へ、連絡せんと。」
「勘弁して下さいよ。日本の警察は世界一優秀ですから。
すぐに犯人を捕まえてくれますよ。」
「まあ俺たちが心配することないか。」
「あの試験室に、試薬棚があって、シッカリ鍵がか
かってたけど、あの中に、青酸ソーダ入りの試薬瓶が
あったりして?」
「又心配さして、来年校正検査に行ったときに、
見てきますよ。」
数年後、上田君に、キツネ目の男の事を思い出し。
「キツネ目の男まだ捕まれへんなあ。」
「試薬棚の中見るの、忘れてましたわ。」
「何やそうかいな、でもたとえ青酸ソーダが、
試薬棚に有っても、我々が何かをすることは、
できへんよな。」
「だって、我々の会社のお得意様のことを、軽々と、
警察に連絡なんか出来へんよな。」
「警察への通報は、何千件もあるけれど、確かのものは、
ほとんど無いと、前にテレビで言ってたよな。」
「その内、優秀な警察が、私たちが心配しなくても、
犯人を捕まえてくれますよ。」
それから何年かたち、グリコ森永事件が時効になったと、
テレビで、報道していました。
「上田君、グリコ森永事件、時効になってもたなあ。」
「警察はいかに頼りないかですよね。」
「まあこれで、私たちの勝手に心配していた、
世迷い言も時効と言うことですね。」
それから十年以上がたち、パソコンで、地図が見られる
様になり、会社の名前を入力すると、住所と、地図が
簡単に表示できるようになりました。
何気なく、本当に何気なく、GーM社を検索してみました。
「あれー? あの会社、知っている本社の住所と、
別に分工場が在ってその、もう一つ住所、
此の住所ナンヤ!!」
そこに茨木市の、あの防水倉庫に近い、本当に近い
摂津市の住所が表示されていました。
その住所は、グリコの社長が、監禁場所の水防倉庫から
逃げ出し、助けを求めた、国鉄の鳥飼車庫基地に
道を隔てた、向かい側にありました。
その工場から、焼き肉の大同門は車で五分以内の所に
ありました。
ブログでこの話を公開でき、これで私の、
長年の心のトゲは、取れました。
会社名も、住所も、担当者名も加齢健忘性のせいで
詳細な記憶を、喪失してしまいましたが、
心のモヤモヤが、無くなり、ホッとしています。
「えっ?!」
「このブログを読んだ者のモヤモヤは
どうなるの?。」
それは、このブログに来られたのが、運が良かった、
もしかして、運が悪かったと言うことで。 (^_-)
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すみません。私は、理系出身で物を知らないド素人の定年組みです。記載内容に、非常識な内容、不快な表現等があるかと思いますが、何卒ご容赦いただきますようお願い申し上げます。ご指摘頂けましたなら、早急に訂正変更いたしますので、ご指摘、ご指導お願いします。 記載内容に多少の大袈裟や、特に会話記載に省略や脚色を加えております。老人の戯言と、ご容赦下さいね。
(正)府道15号線
です。失礼しました。