去年の話題作「2046」です。
今公式HPを改めて見て、この映画がSF映画の様に紹介されていることに驚きました。
この映画は一人の男(花様年華の主人公)の心の中を表した、精神的な映画だと思ったから。
女性遍歴を重ねて行くだけの様に見えるこの男性の原点は前作「花様年華」での押さえた感情が元になっているし 前作が直接的なシーンを消すことによって二人の感情をより強く表していたのだとしたら この映画でふんだんにあったHシーンは直接的だけに かえって主人公のむなしさを感じました。
この映画 木村拓哉の出演で話題にもなったわけですが この映画の中に日本語が登場する違和感を強く感じたのは私だけかしら?
とたんに現実世界に引き戻されました。 これは日本人俳優の誰が演じても同じ気持ちになったと思います。
ストーリーは難解で「花様年華」を見ていないと何のことを言いたいのかも分からないシーンが多い映画だったから、「キムタク目当て」で映画を観た人には辛くてつまらない映画なのかも知れないけど 私は大好きです。この映画。
次回WOWOW放送時には「花様年華→2046」と続けて永久保存DVD録画にしたいと思います。