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My Footsteps

いろんな町に行く仕事。
この環境を「当たり前」と思う事のないように、日々の小さな驚きや感動を綴っていきます。

イタリア人が見る日本人

2011-03-15 07:28:24 | 日記
明日、いよいよイタリアから日本へ帰国。



昨日から全く知らないイタリア人がいきなり涙目で話しかけてきてくれる。
「本当に大変なことだ」
「自分の国の事のように悲しいよ」


その中でこんなコメントをしてくれた人が3人もいた。
「日本人はこんな災害時にもああして落ち着いて行動ができるなんて、
 どういう教育をされているんだ!」


イタリアの新聞にこんな写真が掲載されていた。
どこかのJR駅ホーム。
電車を待ちくたびれて座り込む人の姿。
でもちゃんと2列に並んで、通る人のためのスペースまで空けて
上から見ると整然としていた。


常に「他のみんな」のことが意識の中にある国民。


お客さんに「Yesなの?Noなの?」と聞いても
たいてい「他の人はYesって言ってるの?それともNoと言ってるの?」という
答えが返ってくる。
「自分の意見がない!」ってイライラしたこともあったけれど、
それは違う。
「他のみんな」の事をこんなに自分が大変なときでさえ
考えられる日本人っていう国民を
今回ほど誇りに思ったことはない。


終夜運転を続けた電車の駅員さんが
笑顔で「みんな大変だから」って言ったという話。

ホームレスの方々が「寒いから敷きなさい」って
ダンボールを配ってた、という話。

私も半分泣きながら、つたないイタリア語で
いろんな人に伝えた。
伝えながら、すごく、すごく誇らしかった。


頑張ろう! 日本人!


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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (かおり)
2011-03-19 15:34:20
私のお家は兵庫県です☆
お客さんのお家、ちゃんと残っていて良かったですね!
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>奥ちゃん? (みちこ)
2011-03-17 16:33:04
コメントありがとう。
奥ちゃんの家は大丈夫?
あれ、関西だったっけ?
返信する
Unknown (かおり)
2011-03-15 21:58:02
オーストラリアの洪水の時にも、町の人みんながショッピングモールに避難しているのをいいことに、その人達の家に泥棒に入ったり、
クライストチャーチの地震の時にも、避難して家を空けている所に泥棒に入ったり・・・
日本ではあまり考えららないモラルのなさ。
自分のことで精いっぱいのこんな時にも、食料を分け合ったりと他人のことを思いやるという日本人の気質。
日本人に生まれたことを、本当に誇りに思うエピソードです。
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