進撃の巨人 第22話「敗者達 ――第57回壁外調査6――」
「これが奴らの生きた証だ」
リヴァイとミカサの共闘☆
「その距離を保て!」
女型の足も疲弊しているのか速度が落ちていた。
一定の距離を取り追いかけるリヴァイとミカサ。
「エレンは死んだのか?」
「・・・生きてます!」
知性のある女型。エレンを殺すつもりなら潰す筈。
連れ去ったのなら生きていると断言するミカサ。
しかし、エレンを喰うのが目的だったら?
胃袋に入ったなら死んでいると言うリヴァイに対し、生きているともう一度言う。
「だといいな」
「そもそも、あなたがエレンを守っていればこんな事にはならなかった!」
つい、恨みがましい事をミカサが口にすると、それでやっとリヴァイは相手がミカサと気付く。
「目的を1つに絞るぞ」
皮膚を硬化させる力があるため、リヴァイは女型を仕留めるのを諦め、とにかくエレン奪還を最優先とするとミカサに言う。
ミカサが注意を引き、リヴァイが削ぐ。とにかく森を出る前に!!
いよいよ、リヴァイとミカサの共闘作戦が始まる。

チャンスを伺うリヴァイの目。
だが、ミカサにではなくリヴァイに拳を向けてきた女型。
それに対し、物凄い勢いで回りながら女型の腕を切り裂き近付き目を潰すリヴァイ。
さらに、間髪入れず女型の身体中を切り裂いていく。
一度の攻撃で女型に尻餅をつかせるほど。
そしてその速さはミカサをも驚かせる。
「速過ぎて、硬化で防ぐ暇も無い!」
休みなく次々繰り出されるリヴァイの攻撃にとうとう腕を上げていられなくなった女型の項がガラ空きとなる。
「項が・・・狙える」
疲弊して動けないだろう今なら殺せる!
女型の項に向かって突っ込んでいくミカサ。
だが、女型はそこを待っていた。それに気付いたリヴァイはミカサを庇う。
その際に、足を負傷してしまう。

それでも、飛ぶ際に女型の口を削ぐと、開いた口の中にエレンの姿を見つける。
素早くエレンを奪還したリヴァイ。
「おい、ズラかるぞ!」

「エレン」
「作戦の本質を見失うな」
心配そうなミカサに「多分生きている」と言い、とにかく今回はここで撤退すると言うリヴァイ。
自分の欲求よりも大切な友人を守る方が先。と、先ほどのミカサの行動を諌める事も忘れなかった。
エレンを抱え、女型から離れつつあったリヴァイだが、何気なく女型の方を見た際、女型の目から涙が流れているのを見つけ驚く。
街では、出ていったばかりの調査兵団が、あっという間に戻ってくると知らせが入り落ち着かない。
その中には、生きて戻ってくると信じて用意をしているエルド、グンタ、オルオ、ペトラの家族。
帰る前に、死んでいった仲間達を包み馬車の荷台に乗せていく。
その中にはペトラ達も。
部下を労わるように触れているリヴァイ。
「こればっかりは慣れねぇな」
「誰だってそうだよ」
死体を積み込んでいるジャンとアルミン。
ジャンは自分や仲間がどんな風に死んでいくかという事ばかり考えてしまうと言い、アルミンは考えないようにしていると答える。
「自分の最期なんて想像したら、きっと戦えなくなるから」
「そうだな」
「いつまで生きてられっかな?」
一方ではコニーが弱音を吐いていた。
「とりあえずは生き延びたじゃないですか
よかったじゃないですか、生きてるんですから」
そんなコニーに返すサシャ。
それでも、みんな不安で複雑だった。
「もう、国には戻れないかもしれねえな」
だいたい回収が終わったとエルヴィンに報告が入る。
ただし、5体ほどは逆に持ち帰らない方が遺族の為という意見を受け入れ、行方不明で処理させ騎乗するよう指示を出す。
それに納得出来ない一部の兵士。どうしても連れ帰ってやりたいと。
だが、その横には巨人がいて二次被害が出る可能性があった。
だが、死体があろうが無かろうが死亡を確認した段階で死んだ事には変わり無いと、それに対し非情にもキッパリと言うリヴァイ。
そして、エルヴィンもまた決定事項とその兵士は置き去りにする事を告げる。
そんな2人の背中に向かい、人間らしい気持はないのかと叫ぶ兵士。
街に戻る途中、突然、巨人がこちらに向かってるのを発見する。
エルヴィンに不満を言った兵士2人が、結局イヴァンを見捨てておけず連れてきたからだった。
慌てて知らせる煙弾が打ち上げられる。

全速前進を命じるエルヴィン。
だが、目の前には大きな木も建物も無い。戦いは困難。エルヴィンは壁まで逃げ切る方が速いと判断。
それに、その2体だけでなく引き寄せられるように他の巨人が大挙して向かってきている。
戦うにしても、平地では完全に不利だしキリが無い。
「じゃあ、どうかりゃいいってんだ!!」
その時、アルミンがふと見たのは 死体?
「死体を捨てろ!」
とにかく戦ってこの場を防ごうとする者達に命じるリヴァイ。
本当なら戦いたいが、痛めた傷でリヴァイ自身戦えないのだ。
心が切り裂かれる思いで一体ずつ捨てていく死体。
その中に・・・ペトラの死体もあった。目に刻むように見つめているリヴァイ。

もう、この辺はBGM効果もあって泣けたー!・゜゜・(/。\)・゜゜・.
自分の感情のせいで二次被害を引き起こしてしまった兵士。
片方は巨人に食われてしまった。
残りの1人はミカサに助けられた。
その助けられた方の兵士は、自分のしでかしてしまった行為に何も言えずにいた。
「これが奴らの生きた証だ。俺にとってはな。
イヴァンのものだ」
手渡したのは紋章。
でも、多分これはペトラか他のリヴァイ班のモノだったんじゃないかな~?
でも、そんな事は今は関係ないのですよね。
それを見て大粒の涙を流す兵士。
「エレン、調査兵団はやめた方がイイと思う」
道端に咲いている青い花の描写からの昔のエレンとミカサのシーン。
喜び勇んで調査兵団のの帰還を見に行く回想シーン。
しかし、1話の時とは違い、調査兵団に陰口を叩く街の人たちに枝を投げつけられなかった。
ただ、身体を震わせ耐えている。
「エレン!!」
自分を呼ぶミカサの声に目を覚ましたエレン。
「作戦は失敗した」
これだけの被害を出し、結局女型を逃したと聞かされたエレンはまたミカサに助けられたのかとボソリと呟く。
「もうすぐ壁に着くから」
命からがら戻って来た兵士たちに街の人たちの反応はやはり冷たかった。
心無い声に怒りが込み上げていくエレン。
辛い身体を起こすと・・・最初に目に入ったのはかつての自分と同じように目を輝かせている子供。
カッコイイ!と叫ぶ少年の声に、もう何も言えず座り込んでしまう。
アルミン達もただ俯き歩くだけだった。
「ペトラの父です」
その列の中、リヴァイに話しかけてきたペトラの父。
娘に手紙を貰ったと・・・生きていると信じて疑わず、嬉しそうに一方的に話し続ける。
その一方で、エルヴィンは街の人たちから一方的に責められ続けている。
でも、誰もその口を開かず。ただ黙々と歩くばかりだった。
エレンも涙を流すしか出来なかった。
辛い帰還だった。
今回の壁外遠征にかかった費用と損害による痛手は、調査兵団の支持母体を失墜させるに十分だった。
エルヴィン達責任者が王都に召集されると共に、エレンの引き渡しが決まった。
もう、全てが辛い回でした。
作戦の失敗。教訓と言う言葉では済まされない大きな傷を調査兵団全員に付けてしまったかもしれません。
しかも、死体も持ち帰ってやる事が出来ず・・・
でも、団長も兵長もきっと誰よりも亡くなった仲間や部下に対する哀悼の気持ちと連れて帰ってやりたい気持ちはあった筈。
でも、あそこは生きている者達を優先させたのですよね。
その者達を忘れないよう紋章を持って帰ろうとしていた兵長の気持ちが泣かせます。
そして失敗や教訓ではもっと済ませられないのがエレンの立場。
エレンの力を証明出来なかったわけですから、このままでは殺されてしまいます。
それを阻止する為アルミンが次回動くみたいですが。いったい、アニに何を伝えるのか?
また女型の流した涙の意味も気になります。
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「これが奴らの生きた証だ」
リヴァイとミカサの共闘☆
「その距離を保て!」
女型の足も疲弊しているのか速度が落ちていた。
一定の距離を取り追いかけるリヴァイとミカサ。
「エレンは死んだのか?」
「・・・生きてます!」
知性のある女型。エレンを殺すつもりなら潰す筈。
連れ去ったのなら生きていると断言するミカサ。
しかし、エレンを喰うのが目的だったら?
胃袋に入ったなら死んでいると言うリヴァイに対し、生きているともう一度言う。
「だといいな」
「そもそも、あなたがエレンを守っていればこんな事にはならなかった!」
つい、恨みがましい事をミカサが口にすると、それでやっとリヴァイは相手がミカサと気付く。
「目的を1つに絞るぞ」
皮膚を硬化させる力があるため、リヴァイは女型を仕留めるのを諦め、とにかくエレン奪還を最優先とするとミカサに言う。
ミカサが注意を引き、リヴァイが削ぐ。とにかく森を出る前に!!
いよいよ、リヴァイとミカサの共闘作戦が始まる。

チャンスを伺うリヴァイの目。
だが、ミカサにではなくリヴァイに拳を向けてきた女型。
それに対し、物凄い勢いで回りながら女型の腕を切り裂き近付き目を潰すリヴァイ。
さらに、間髪入れず女型の身体中を切り裂いていく。
一度の攻撃で女型に尻餅をつかせるほど。
そしてその速さはミカサをも驚かせる。
「速過ぎて、硬化で防ぐ暇も無い!」
休みなく次々繰り出されるリヴァイの攻撃にとうとう腕を上げていられなくなった女型の項がガラ空きとなる。
「項が・・・狙える」
疲弊して動けないだろう今なら殺せる!
女型の項に向かって突っ込んでいくミカサ。
だが、女型はそこを待っていた。それに気付いたリヴァイはミカサを庇う。
その際に、足を負傷してしまう。

それでも、飛ぶ際に女型の口を削ぐと、開いた口の中にエレンの姿を見つける。
素早くエレンを奪還したリヴァイ。
「おい、ズラかるぞ!」

「エレン」
「作戦の本質を見失うな」
心配そうなミカサに「多分生きている」と言い、とにかく今回はここで撤退すると言うリヴァイ。
自分の欲求よりも大切な友人を守る方が先。と、先ほどのミカサの行動を諌める事も忘れなかった。
エレンを抱え、女型から離れつつあったリヴァイだが、何気なく女型の方を見た際、女型の目から涙が流れているのを見つけ驚く。
街では、出ていったばかりの調査兵団が、あっという間に戻ってくると知らせが入り落ち着かない。
その中には、生きて戻ってくると信じて用意をしているエルド、グンタ、オルオ、ペトラの家族。
帰る前に、死んでいった仲間達を包み馬車の荷台に乗せていく。
その中にはペトラ達も。
部下を労わるように触れているリヴァイ。
「こればっかりは慣れねぇな」
「誰だってそうだよ」
死体を積み込んでいるジャンとアルミン。
ジャンは自分や仲間がどんな風に死んでいくかという事ばかり考えてしまうと言い、アルミンは考えないようにしていると答える。
「自分の最期なんて想像したら、きっと戦えなくなるから」
「そうだな」
「いつまで生きてられっかな?」
一方ではコニーが弱音を吐いていた。
「とりあえずは生き延びたじゃないですか
よかったじゃないですか、生きてるんですから」
そんなコニーに返すサシャ。
それでも、みんな不安で複雑だった。
「もう、国には戻れないかもしれねえな」
だいたい回収が終わったとエルヴィンに報告が入る。
ただし、5体ほどは逆に持ち帰らない方が遺族の為という意見を受け入れ、行方不明で処理させ騎乗するよう指示を出す。
それに納得出来ない一部の兵士。どうしても連れ帰ってやりたいと。
だが、その横には巨人がいて二次被害が出る可能性があった。
だが、死体があろうが無かろうが死亡を確認した段階で死んだ事には変わり無いと、それに対し非情にもキッパリと言うリヴァイ。
そして、エルヴィンもまた決定事項とその兵士は置き去りにする事を告げる。
そんな2人の背中に向かい、人間らしい気持はないのかと叫ぶ兵士。
街に戻る途中、突然、巨人がこちらに向かってるのを発見する。
エルヴィンに不満を言った兵士2人が、結局イヴァンを見捨てておけず連れてきたからだった。
慌てて知らせる煙弾が打ち上げられる。

全速前進を命じるエルヴィン。
だが、目の前には大きな木も建物も無い。戦いは困難。エルヴィンは壁まで逃げ切る方が速いと判断。
それに、その2体だけでなく引き寄せられるように他の巨人が大挙して向かってきている。
戦うにしても、平地では完全に不利だしキリが無い。
「じゃあ、どうかりゃいいってんだ!!」
その時、アルミンがふと見たのは 死体?
「死体を捨てろ!」
とにかく戦ってこの場を防ごうとする者達に命じるリヴァイ。
本当なら戦いたいが、痛めた傷でリヴァイ自身戦えないのだ。
心が切り裂かれる思いで一体ずつ捨てていく死体。
その中に・・・ペトラの死体もあった。目に刻むように見つめているリヴァイ。

もう、この辺はBGM効果もあって泣けたー!・゜゜・(/。\)・゜゜・.
自分の感情のせいで二次被害を引き起こしてしまった兵士。
片方は巨人に食われてしまった。
残りの1人はミカサに助けられた。
その助けられた方の兵士は、自分のしでかしてしまった行為に何も言えずにいた。
「これが奴らの生きた証だ。俺にとってはな。
イヴァンのものだ」
手渡したのは紋章。
でも、多分これはペトラか他のリヴァイ班のモノだったんじゃないかな~?
でも、そんな事は今は関係ないのですよね。
それを見て大粒の涙を流す兵士。
「エレン、調査兵団はやめた方がイイと思う」
道端に咲いている青い花の描写からの昔のエレンとミカサのシーン。
喜び勇んで調査兵団のの帰還を見に行く回想シーン。
しかし、1話の時とは違い、調査兵団に陰口を叩く街の人たちに枝を投げつけられなかった。
ただ、身体を震わせ耐えている。
「エレン!!」
自分を呼ぶミカサの声に目を覚ましたエレン。
「作戦は失敗した」
これだけの被害を出し、結局女型を逃したと聞かされたエレンはまたミカサに助けられたのかとボソリと呟く。
「もうすぐ壁に着くから」
命からがら戻って来た兵士たちに街の人たちの反応はやはり冷たかった。
心無い声に怒りが込み上げていくエレン。
辛い身体を起こすと・・・最初に目に入ったのはかつての自分と同じように目を輝かせている子供。
カッコイイ!と叫ぶ少年の声に、もう何も言えず座り込んでしまう。
アルミン達もただ俯き歩くだけだった。
「ペトラの父です」
その列の中、リヴァイに話しかけてきたペトラの父。
娘に手紙を貰ったと・・・生きていると信じて疑わず、嬉しそうに一方的に話し続ける。
その一方で、エルヴィンは街の人たちから一方的に責められ続けている。
でも、誰もその口を開かず。ただ黙々と歩くばかりだった。
エレンも涙を流すしか出来なかった。
辛い帰還だった。
今回の壁外遠征にかかった費用と損害による痛手は、調査兵団の支持母体を失墜させるに十分だった。
エルヴィン達責任者が王都に召集されると共に、エレンの引き渡しが決まった。
もう、全てが辛い回でした。
作戦の失敗。教訓と言う言葉では済まされない大きな傷を調査兵団全員に付けてしまったかもしれません。
しかも、死体も持ち帰ってやる事が出来ず・・・
でも、団長も兵長もきっと誰よりも亡くなった仲間や部下に対する哀悼の気持ちと連れて帰ってやりたい気持ちはあった筈。
でも、あそこは生きている者達を優先させたのですよね。
その者達を忘れないよう紋章を持って帰ろうとしていた兵長の気持ちが泣かせます。
そして失敗や教訓ではもっと済ませられないのがエレンの立場。
エレンの力を証明出来なかったわけですから、このままでは殺されてしまいます。
それを阻止する為アルミンが次回動くみたいですが。いったい、アニに何を伝えるのか?
また女型の流した涙の意味も気になります。
