デス・パレード 第4話「デス・アーケード」
「無理やり引きずり出してるだけじゃない!!」
今度の1組の男女の闇は・・・
公式HPより
クイーンデキムに訪れた二人の客――立石洋介と橘みさき。芸能人であるみさきはTV番組の撮影だと思い込み、洋介に番組を盛り上げるために協力を求める。ルーレットで選ばれたのは「アーケード」。自らをモデルにしたかのようなキャラクターを操作することに違和感を覚えつつ、ゲームは洋介の優勢で進んでいく。一方、裁定に必要な死者の極限状態を作り出すため、デキムはある行動を起こす。
今回のゲスト声優は森田さんと山口由里子さん。
森田さんはツイッターでもいろいろ呟かれていて、それを見ながらの視聴となりました(^^)
今回は洋介という青年の声だけじゃなく、ゲーム内のキャラの声も森田さん担当なのが聞きどころですね。
「本当に出られない」
今回はいきなりデキムの説明後からのスタート。
扉が開かずイライラしてます。
「あ!そうか!!」
何かに気付いたらしい女性は青年の腕を引っ張って女子トイレに連れ込む。
「これ、ドッキリよ!」
そう言うと、私に見覚えが無い?と言い出した。
ちなみに青年の名は立石洋介。女性は最近、子だくさんファミリーで芸能活動している橘みさきだった。
マネージャーが何か隠してる様子をしてたからと完全にドッキリと決めてかかるみさきは、カメラが無いトイレに洋介を連れてきたのだった。
そしてドッキリに気付いていないフリの協力を頼みこむ。
洋介は自信はないものの、押しの強い勢いと、女性と付き合いが無いのか彼女の色っぽさに流され協力をOKしてしまう。
今回のゲームは
アーケードゲーム
格闘ゲームだった。
ゲーム機の声は立木さん♪
チョイス出来るキャラはどれも同じ顔で「YOUSUKE」
みさきも同様。
チョイスすると各々必殺技の出し方が表示されている。
「馬鹿にしやがって!」
必殺技の出し方表示はみさきの方も同様で。
「どういう事よ?」
どちらもおおよそ技とは思えない感じで。
とりあえずゲームが始まった
暫くやっていると、洋介がかなりこの手のゲームが上手いとわかった。
だが、ドッキリと思い込んでいるみさきはこれでいいとニヤリとする。
ラウンド1は洋介の勝利だった。
だが、次の瞬間、頭痛が起こり自分の学生時代の記憶が蘇る。
ゲーセンで知り合った男とそのままトイレH。
出来ちゃった婚で結婚するも暴力をふるわれた上に男は出ていってしまい。
子供を抱えて水商売
しかし、またそこで知り合った男に暴力をふるわれた過去。
だが、心配した洋介に大丈夫!と微笑んだ後、洋介を呼び止めるみさき。
「裁定の為の装置です」
2人の様子を見ていて何かポケットから取り出したデキム。
「次は私に勝たせてね」
耳元でそう頼み込むみさき。
男に手慣れたみさきの色気と、最後は好きにやってくれていいからここは盛り上げるために1対1にという頼み事を受け入れる洋介。
ラウンド2
途中まではみさき優勢で進んでいたが、なぜか途中から洋介が追い上げてきた。
イライラするみさき。
それを見ていたデキムは突然装置を操り、洋介が握っていたバーの玉の部分を飛ばしてしまう。
それをラッキーと一気にたたみかけるみさき。
負けた洋介にも頭痛が。
「あんたなんか生まれてこなければよかったのに!」
母にそう罵られる幼い頃の洋介。
両親の喧嘩も頻繁で両親は離婚した。
そして中学だろうか?突然紹介された新しい母。
みさきに声をかけられ顔を上げた洋介は再び女子トイレに連れ込まれる。
「打ち合わせ通りやってよ!」
「あまりに露骨だと盛り上がらないかと思って」
多分苦し紛れだろうその言い訳にあっさり納得するみさき。
そしてさっきは最後は好きにやっていいと言った筈なのに、今度はその調子で上手く私を勝たせて♪とニヤリとする。
「だってテレビだからさ・・・わかるでしょ?」
「くだらない!使うのやめなよ」
「私は裁定者として誇りを持ってます。極限状態を作りだすのに適しているんです」
「やっぱり変ですよ!」
その頃、ようやくおかしいと感じ始めた洋介。
第一、ここにきた記憶が無い事。
自分は部屋でゲームをしていた筈なのに誰かが連れてきたというのか?
洋介の言葉に考え込むみさき。
お母さんとか?というみさきに洋介は母親とは数年口を聞いていないからありえないと答える。
逆にみさきはというと・・・
一番下の子が泣いていても仕事優先で、そんな母を冷ややかに見つめている子供達。
その様子を喋りたがらず避ける。
デキムに事情説明を要求するが、ドッキリではないという以外は何も答える筈もなく。
「ゲーム後に全てお話し致します」
そんなデキムにヒステリックに掴みかかるみさき。
だがその直後、ゲーム前に説明を受けた際に奥に吊り下げられた無数の人間(実はデキムのコレクション/笑)を見せられた事を思い出す。
「負けるとどうなるの?もしかして殺されるの?」
ここでどんどん本心を吐露し始めるみさき。
ドッキリじゃないのがわかって、奥には怪しいモノがあり、命を賭けたゲームと言われ、そして明らかに洋介が強いとなれば当然?
「そんなの不公平でしょ?!」
「人生とは常に不公平なものです それは貴女様もよくご存知でしょう?」
そう言って見下ろしてくるデキムの目に何も言い返せなくなる。
そして思い出すのは殴られて顔を腫らしながら乳飲み子におっぱいを上げている自分の姿。
「どうすればいいの?どうすれば・・・」
取り乱すみさきの背後から無情にも聞こえてくるデキムのラストゲーム開始の声。
「誰か・・・助けて・・!」
みさきの声に反応するように繰り出された技は
「「「「「「ママー!親孝行アターック!」」」」」」
画面には子供たちの顔。
一度は感激したみさきだったが、結局大した攻撃じゃなくて。
がっかりするが、よく見れば一番下の子が洋介にくっついたまま。
「なんだ?この技」
しかし、勝ったと思った瞬間、さっきの洋介動揺、みさきのバーの玉が取れる。
「冗談じゃないわよ・・・!」
「なんて事するのよ!」
「必要な事です」
デキムのする事に怒る女に対し、冷静なデキム。
しかし次の瞬間、ガン!という音が響きそちらを見ると・・・
完全に冷静さを失ったみさきが洋介の頭を掴んでゲーム機に叩きつけていたのだ。
完全に動かなくなっている洋介。なのに何度も何度も打ちつけるみさき。
「必要な事なのです」
再度繰り返すデキム。
そして呆然と見詰める女。
「心の闇を見なければ裁定など出来ません」
「こんなの・・無理やり引きずり出してるだけじゃない!!」
怒りに震え、装置を叩きつける女。
洋介は倒れていく瞬間、見上げる角度で目に映った自分の家を思い出していた。
「ちょっとやり過ぎちゃったかしら」
やっとちょっと冷静になったみさきは、自分のしでかしてしまった事に慄く。
必死に呼びかけるが洋介は動かない。
その洋介は、新しい母が自分の為にいろいろやってくれていたのに無視をしていた自分を思い出していた。
涙を流し公開するみさきは救急車を呼んで!と叫ぶが、デキムはゲームを続けて下さいと言うだけ。
「ゲームを続けて下さい」
この時、デキムが手にギュっと力を入れたのは「相手の意識が無くなったのはおまえのせいだろう」という怒りがこもっていたのだろうか?
「あんた達狂ってる なんなのよ、これは・・・」
洋介は倒れたまま。
それでもみさきはデキムに言われた通りプレーを続行する。
どんどん減っていく洋介のライフポイント。
「いつかね、洋介君にお袋って呼んで欲しいんだ」
そう言ってほほ笑んでいた新しい母と父。影でこっそり聞いていた洋介。
「洋介!洋介ー!!」
自分を見降ろし涙を流しながら自分を呼ぶ新しい母の顔と声。
それでやっと目覚める洋介。
起き上がると1人ゲームを続けているみさきの姿。
洋介もゲームに戻る。
すると繰り出された技は『手料理アタック』
新しい母が自分に加勢してくれている。
それを見て洋介は初めて画面に向かって「お袋・・・」と呟く。
手料理アタックで倒されたみさきと洋介のライフゲージはちょうど同じ。
初めて真剣に相手に飛びかかっていく姿はいつしか2人そのもの。
結果は引き分けで終わった。
だがその瞬間、洋介はパソコンでやっていたゲームの終了のつまらなさが自分の人生と重なり、2Fの自室から飛び降り自殺をした事を思い出す。
そしてみさきもマネージャーが勝手に仕事を入れると怒ってほほをひっぱたいた後、子供に詫びの電話を入れてる途中でマネージャーに首を絞められている場面を思い出す。
「いや・・私には子供がいるわ 子供がいるのよ」
やっと2人は自分が既に死んでいる事を思い出したのだ。
デキムは2人が既に他界している事。このゲームがどちらが天国でどちらが地獄行きかを決めるものとやっと説明する。
「ふざけないでよっ!」
デキムに飛びかかろうとするみさき。だがその身体は白い糸が絡みつき動きを封じてしまう。
「なんであんた達が決めるのよ!全然関係ないじゃない!
あんたなんかに私の何がわかるっていうのよ!」
まぁ、ごもっとも。
「心の闇を引きずり出し受け止める それが私の役目なのです」
私の人生なんていつも騙されてばかり
気付けば子供が5人。なりふり構っていられなかった。
そんな中やっと訪れたチャンス。
「これでやっとようやくあの子たちと幸せになれるトコだったの!」
自分と子供たちの為に必死に生きてきたみさきの号泣
「なんで俺は自殺なんか・・・」
それを見ていた洋介も新しい母を思い自分のしでかした事に公開の涙を流す。
お袋と呼んで欲しい・・・そんな簡単な願いも叶えてあげないまま。
「お願い・・・なんでもするからあの子たちのもとに返して!」
なんてその一心でみさきは自力で糸を引きちぎる。
しかし、その勢いでみさきはデキムの胸に。それを抱き締めるデキム。
さらにデキムは号泣する洋介も抱きしめる。
「お2人共本当にお疲れ様でした」
全てを受け入れた2人は其々のエレベーターに。
果たして2人を待つのは「再生」か「虚無」か。
(一応、洋介は「再生」みさきは「虚無」っぽい感じでしたが)
黒髪の女に叩きつけられた装置を眺めてデキムは何を思うのか
個人的にはOPで糸に絡まっている黒髪の女はどういう経緯でこの世界に来て、この先どうなるかが気になって仕方ないです。
2話でのノーナの言葉も気になりますしね。
最後までには名前もハッキリするんでしょうか?
それとギンティの出番はまだですか?(笑)
今回はとにかく山口さんの演技に引き込まれましたねー!森田さんは洋介がみさきよりセリフ量が少なめで残念でした。
この2人に関しては何と言ったらいいのか
正直、みさきは騙されたと言っていても結局は最初の行動が軽かったという印象があったし、自ら招いた顛末としか言いようがなく、一度転がり出したらという感じなんでしょうか。
それでも暮らしを安定させる事が家族の幸せと考えて必死だったという点では可哀相だと思いましたが。
洋介は逆に子供頃に母に望まれなかったという言葉が無かったら、新しいお母さんとももう少しなんとか出来たのでしょうか?だとしたら生母の罪は大きいわけで。
失って初めて知るという感じなんでしょうか。
森田さんが仰ってたように確かに不条理・・な内容でした。
デス・パレード ミラー ギンティ《03月予約》
デス・パレード ブックカバー デキム《03月予約》
「無理やり引きずり出してるだけじゃない!!」
今度の1組の男女の闇は・・・
公式HPより
クイーンデキムに訪れた二人の客――立石洋介と橘みさき。芸能人であるみさきはTV番組の撮影だと思い込み、洋介に番組を盛り上げるために協力を求める。ルーレットで選ばれたのは「アーケード」。自らをモデルにしたかのようなキャラクターを操作することに違和感を覚えつつ、ゲームは洋介の優勢で進んでいく。一方、裁定に必要な死者の極限状態を作り出すため、デキムはある行動を起こす。
今回のゲスト声優は森田さんと山口由里子さん。
森田さんはツイッターでもいろいろ呟かれていて、それを見ながらの視聴となりました(^^)
今回は洋介という青年の声だけじゃなく、ゲーム内のキャラの声も森田さん担当なのが聞きどころですね。
「本当に出られない」
今回はいきなりデキムの説明後からのスタート。
扉が開かずイライラしてます。
「あ!そうか!!」
何かに気付いたらしい女性は青年の腕を引っ張って女子トイレに連れ込む。
「これ、ドッキリよ!」
そう言うと、私に見覚えが無い?と言い出した。
ちなみに青年の名は立石洋介。女性は最近、子だくさんファミリーで芸能活動している橘みさきだった。
マネージャーが何か隠してる様子をしてたからと完全にドッキリと決めてかかるみさきは、カメラが無いトイレに洋介を連れてきたのだった。
そしてドッキリに気付いていないフリの協力を頼みこむ。
洋介は自信はないものの、押しの強い勢いと、女性と付き合いが無いのか彼女の色っぽさに流され協力をOKしてしまう。
今回のゲームは
アーケードゲーム
格闘ゲームだった。
ゲーム機の声は立木さん♪
チョイス出来るキャラはどれも同じ顔で「YOUSUKE」
みさきも同様。
チョイスすると各々必殺技の出し方が表示されている。
「馬鹿にしやがって!」
必殺技の出し方表示はみさきの方も同様で。
「どういう事よ?」
どちらもおおよそ技とは思えない感じで。
とりあえずゲームが始まった
暫くやっていると、洋介がかなりこの手のゲームが上手いとわかった。
だが、ドッキリと思い込んでいるみさきはこれでいいとニヤリとする。
ラウンド1は洋介の勝利だった。
だが、次の瞬間、頭痛が起こり自分の学生時代の記憶が蘇る。
ゲーセンで知り合った男とそのままトイレH。
出来ちゃった婚で結婚するも暴力をふるわれた上に男は出ていってしまい。
子供を抱えて水商売
しかし、またそこで知り合った男に暴力をふるわれた過去。
だが、心配した洋介に大丈夫!と微笑んだ後、洋介を呼び止めるみさき。
「裁定の為の装置です」
2人の様子を見ていて何かポケットから取り出したデキム。
「次は私に勝たせてね」
耳元でそう頼み込むみさき。
男に手慣れたみさきの色気と、最後は好きにやってくれていいからここは盛り上げるために1対1にという頼み事を受け入れる洋介。
ラウンド2
途中まではみさき優勢で進んでいたが、なぜか途中から洋介が追い上げてきた。
イライラするみさき。
それを見ていたデキムは突然装置を操り、洋介が握っていたバーの玉の部分を飛ばしてしまう。
それをラッキーと一気にたたみかけるみさき。
負けた洋介にも頭痛が。
「あんたなんか生まれてこなければよかったのに!」
母にそう罵られる幼い頃の洋介。
両親の喧嘩も頻繁で両親は離婚した。
そして中学だろうか?突然紹介された新しい母。
みさきに声をかけられ顔を上げた洋介は再び女子トイレに連れ込まれる。
「打ち合わせ通りやってよ!」
「あまりに露骨だと盛り上がらないかと思って」
多分苦し紛れだろうその言い訳にあっさり納得するみさき。
そしてさっきは最後は好きにやっていいと言った筈なのに、今度はその調子で上手く私を勝たせて♪とニヤリとする。
「だってテレビだからさ・・・わかるでしょ?」
「くだらない!使うのやめなよ」
「私は裁定者として誇りを持ってます。極限状態を作りだすのに適しているんです」
「やっぱり変ですよ!」
その頃、ようやくおかしいと感じ始めた洋介。
第一、ここにきた記憶が無い事。
自分は部屋でゲームをしていた筈なのに誰かが連れてきたというのか?
洋介の言葉に考え込むみさき。
お母さんとか?というみさきに洋介は母親とは数年口を聞いていないからありえないと答える。
逆にみさきはというと・・・
一番下の子が泣いていても仕事優先で、そんな母を冷ややかに見つめている子供達。
その様子を喋りたがらず避ける。
デキムに事情説明を要求するが、ドッキリではないという以外は何も答える筈もなく。
「ゲーム後に全てお話し致します」
そんなデキムにヒステリックに掴みかかるみさき。
だがその直後、ゲーム前に説明を受けた際に奥に吊り下げられた無数の人間(実はデキムのコレクション/笑)を見せられた事を思い出す。
「負けるとどうなるの?もしかして殺されるの?」
ここでどんどん本心を吐露し始めるみさき。
ドッキリじゃないのがわかって、奥には怪しいモノがあり、命を賭けたゲームと言われ、そして明らかに洋介が強いとなれば当然?
「そんなの不公平でしょ?!」
「人生とは常に不公平なものです それは貴女様もよくご存知でしょう?」
そう言って見下ろしてくるデキムの目に何も言い返せなくなる。
そして思い出すのは殴られて顔を腫らしながら乳飲み子におっぱいを上げている自分の姿。
「どうすればいいの?どうすれば・・・」
取り乱すみさきの背後から無情にも聞こえてくるデキムのラストゲーム開始の声。
「誰か・・・助けて・・!」
みさきの声に反応するように繰り出された技は
「「「「「「ママー!親孝行アターック!」」」」」」
画面には子供たちの顔。
一度は感激したみさきだったが、結局大した攻撃じゃなくて。
がっかりするが、よく見れば一番下の子が洋介にくっついたまま。
「なんだ?この技」
しかし、勝ったと思った瞬間、さっきの洋介動揺、みさきのバーの玉が取れる。
「冗談じゃないわよ・・・!」
「なんて事するのよ!」
「必要な事です」
デキムのする事に怒る女に対し、冷静なデキム。
しかし次の瞬間、ガン!という音が響きそちらを見ると・・・
完全に冷静さを失ったみさきが洋介の頭を掴んでゲーム機に叩きつけていたのだ。
完全に動かなくなっている洋介。なのに何度も何度も打ちつけるみさき。
「必要な事なのです」
再度繰り返すデキム。
そして呆然と見詰める女。
「心の闇を見なければ裁定など出来ません」
「こんなの・・無理やり引きずり出してるだけじゃない!!」
怒りに震え、装置を叩きつける女。
洋介は倒れていく瞬間、見上げる角度で目に映った自分の家を思い出していた。
「ちょっとやり過ぎちゃったかしら」
やっとちょっと冷静になったみさきは、自分のしでかしてしまった事に慄く。
必死に呼びかけるが洋介は動かない。
その洋介は、新しい母が自分の為にいろいろやってくれていたのに無視をしていた自分を思い出していた。
涙を流し公開するみさきは救急車を呼んで!と叫ぶが、デキムはゲームを続けて下さいと言うだけ。
「ゲームを続けて下さい」
この時、デキムが手にギュっと力を入れたのは「相手の意識が無くなったのはおまえのせいだろう」という怒りがこもっていたのだろうか?
「あんた達狂ってる なんなのよ、これは・・・」
洋介は倒れたまま。
それでもみさきはデキムに言われた通りプレーを続行する。
どんどん減っていく洋介のライフポイント。
「いつかね、洋介君にお袋って呼んで欲しいんだ」
そう言ってほほ笑んでいた新しい母と父。影でこっそり聞いていた洋介。
「洋介!洋介ー!!」
自分を見降ろし涙を流しながら自分を呼ぶ新しい母の顔と声。
それでやっと目覚める洋介。
起き上がると1人ゲームを続けているみさきの姿。
洋介もゲームに戻る。
すると繰り出された技は『手料理アタック』
新しい母が自分に加勢してくれている。
それを見て洋介は初めて画面に向かって「お袋・・・」と呟く。
手料理アタックで倒されたみさきと洋介のライフゲージはちょうど同じ。
初めて真剣に相手に飛びかかっていく姿はいつしか2人そのもの。
結果は引き分けで終わった。
だがその瞬間、洋介はパソコンでやっていたゲームの終了のつまらなさが自分の人生と重なり、2Fの自室から飛び降り自殺をした事を思い出す。
そしてみさきもマネージャーが勝手に仕事を入れると怒ってほほをひっぱたいた後、子供に詫びの電話を入れてる途中でマネージャーに首を絞められている場面を思い出す。
「いや・・私には子供がいるわ 子供がいるのよ」
やっと2人は自分が既に死んでいる事を思い出したのだ。
デキムは2人が既に他界している事。このゲームがどちらが天国でどちらが地獄行きかを決めるものとやっと説明する。
「ふざけないでよっ!」
デキムに飛びかかろうとするみさき。だがその身体は白い糸が絡みつき動きを封じてしまう。
「なんであんた達が決めるのよ!全然関係ないじゃない!
あんたなんかに私の何がわかるっていうのよ!」
まぁ、ごもっとも。
「心の闇を引きずり出し受け止める それが私の役目なのです」
私の人生なんていつも騙されてばかり
気付けば子供が5人。なりふり構っていられなかった。
そんな中やっと訪れたチャンス。
「これでやっとようやくあの子たちと幸せになれるトコだったの!」
自分と子供たちの為に必死に生きてきたみさきの号泣
「なんで俺は自殺なんか・・・」
それを見ていた洋介も新しい母を思い自分のしでかした事に公開の涙を流す。
お袋と呼んで欲しい・・・そんな簡単な願いも叶えてあげないまま。
「お願い・・・なんでもするからあの子たちのもとに返して!」
なんてその一心でみさきは自力で糸を引きちぎる。
しかし、その勢いでみさきはデキムの胸に。それを抱き締めるデキム。
さらにデキムは号泣する洋介も抱きしめる。
「お2人共本当にお疲れ様でした」
全てを受け入れた2人は其々のエレベーターに。
果たして2人を待つのは「再生」か「虚無」か。
(一応、洋介は「再生」みさきは「虚無」っぽい感じでしたが)
黒髪の女に叩きつけられた装置を眺めてデキムは何を思うのか
個人的にはOPで糸に絡まっている黒髪の女はどういう経緯でこの世界に来て、この先どうなるかが気になって仕方ないです。
2話でのノーナの言葉も気になりますしね。
最後までには名前もハッキリするんでしょうか?
それとギンティの出番はまだですか?(笑)
今回はとにかく山口さんの演技に引き込まれましたねー!森田さんは洋介がみさきよりセリフ量が少なめで残念でした。
この2人に関しては何と言ったらいいのか
正直、みさきは騙されたと言っていても結局は最初の行動が軽かったという印象があったし、自ら招いた顛末としか言いようがなく、一度転がり出したらという感じなんでしょうか。
それでも暮らしを安定させる事が家族の幸せと考えて必死だったという点では可哀相だと思いましたが。
洋介は逆に子供頃に母に望まれなかったという言葉が無かったら、新しいお母さんとももう少しなんとか出来たのでしょうか?だとしたら生母の罪は大きいわけで。
失って初めて知るという感じなんでしょうか。
森田さんが仰ってたように確かに不条理・・な内容でした。
デス・パレード ミラー ギンティ《03月予約》
デス・パレード ブックカバー デキム《03月予約》