内田康夫:原作 笠井あゆみ:絵
「天河伝説殺人事件」 B’
フロンティアワークス
【キャスト】
浅見光彦:羽多野渉
水上秀美:生天目仁美
川島智春:真堂圭
瀬田刑事:藤原啓治
水上和鷹:野島健児
水上菜津美:伊藤美紀
高崎義則:柴田秀勝
浅見雪江:谷育子
ナレーション:内田康夫
他
新宿の高層ビル街で、一人の男が急死した。
男の鞄には、奈良県の天河神社のお守りである「五十鈴」があった。
父の急死により新宿にやってきた川島智春は、遺品として渡されたその「五十鈴」に疑問を抱く。
同じ頃、能の舞台「道成寺」を舞う最中、水上和鷹が謎の死を遂げる。
次期水上流宗家と噂されていた和鷹の急逝に続き、現宗家の和憲までも行方をくらませる。
和鷹の妹である秀美は、祖父和憲を探し、奈良県・吉野へと向かう。
それぞれの事件を追う水上秀美、川島智春、そして浅見光彦は奈良へ。
三人の出会いにより、複雑に絡み合った二つの事件が紐解かれる――。
もう、説明も要らないのでは?と思う程有名な作品。
浅見光彦シリーズの中でも三本の指に入る人気作でしょう。
ドラマ化も何回もしてきていますし、榎木さん主演で映画にもなりました。
かくいう私もこの作品が一番好きだったりします。
相変わらず読む気は満々なくせに未だに未読なんですけどね(^^ゞ
そういう事で、偉そうには何も語れないのですが
今回CDを聞いてみて、ドラマ&映画と今回のCDでは若干表現が違う!と感じました。
やはり、ドラマや映画だからなのか?
尺の関係なのか?
未読なのでどちらがより原作に忠実なのかがわかりません。
ただ、もしCDがより原作に近いと仮定すると、
やはりドラマや映画だとドラマチックに表現したかったのかな?
何が違うって、当然、殺され方や殺し方。さらには犯人とかは全く一緒です。
ただ、和鷹の母の扱われ方がもっとドラマ等ではもっと子に対する見守り愛が強調されていたような。
それと、冒頭いきなり毒殺される川島って和鷹母に利用されていただけでしたっけ?
私の記憶だと無理矢理五十鈴を取り上げていたシーンがあった記憶があったのですが(^^ゞ
(記憶違いだったらすみません)
でも、この尺で考えると上手くまとめて入れられていたんじゃないかと。
ちゃんとお約束のシーンも入れられてましたし
(光彦の兄の職業のくだり/笑)
ただ、前作(感想はコチラ)と比べると詰め込んだ余波?で刑事の出番が減ってしまってて(もともと、そんなに多くはなかったかもですが)、せっかく藤原さんを起用しているというのに声が聞けなくて残念っ(>_