2010年、東京藝術大学大学院アニメーション研究科 卒業制作で三角芳子が制作しました
『Googuri Googuri』(グーグリィ グーグリィ)
が、銀座の「ASK?映像祭2010」で大賞をいただきました。
ASKさんは、
映像やサウンドアート、インスタレーションやパフォーマンスなど 枠を超えた表現活動を応援、展示発表しているギャラリーさんで、
「ASK映像祭」のコンペティションは、始まって7回目になります。
審査員はアニメーション作家の久里さん、美術評論家の西村さん、ask?kimuraギャラリー代表の木邑さんです。
毎年入選した作品が、その後国内外のコンペで選ばれたりするなど、いち早く作品を評価してきた実績あるフェスティバルです。
ASK映像祭2010
上映:8月3日~8月7日まで
(
こちらから映画祭のプログラムがごらんになれます(pdf4MB))
大賞受賞という報告をASKさんからいただき。。ほんとうにうれしいです。
これが「Googuri Googuri」初の受賞となります。
選んでくださった審査員の方、そしてこの制作に関ってくださったすべての人に感謝です
ほんとうにありがとうございます
賞に恥じないよう、しゃきっとこれから作品をつくり続けていきたいです。
この賞は前に同じクラスでアニメーション作家の和田敦さんも受賞していて、毎年とても面白い作品を選んでいて
ずっと観る立場でしたが、いつか作品をつくったらだしてみたいな。と思っていたのでとてもうれしいです。
大賞受賞者には、来年ASKさんが場所を提供してくださり、映画祭前に個展を開けるというすばらしい企画がくっついています
来年にむけて。本気で次回作に取り組みたいと思っています。
そして初の個展(実は今まで個展ってないんです、、)。がんばります
余談ですが、去年の今頃「Googuri Googuri」のおじいちゃんの声をずっと探していて
なかなか思うような声の方に巡り会えず、、どうしようかと悩んでいる時に
アニメーション界の大御所の展示「G9」という展覧会をASKさんでやられていて
ほんとに夢のようなメンバーで、今まで映画やDVDで何度もみた作品の監督達のグループ展があったのですが
そこで、憧れのアニメーション作家でいらっしゃる 古川タク 先生の声を聞いて
「この声だ!!」と思ってしまい、、すごく悩んだんですが、その場でタク先生に頼み込む。。という今では考えられない大胆不敵行動を起こしたのでした
そして本当に快く引き受けてくださった古川先生。。ほんとうに優しい古川先生のご協力で、この作品のおじいちゃんの声は古川先生なのです。
おじいちゃんと女の子の声にセリフはなく、とてもむつかしい役を古川先生はずばっ!とやってくださいました
録音しながら感動してゾワゾワしました。
こうしてかいていると、、いろんなエピソードがあります。。
このブログにはかいてこなかったので、制作の流れなどちょっとづつかいていこうと思います。
なので、ASKさんは私にとって、この作品にとって原点でもあり。
ここから出発できること。ほんとうにありがたく。うれしさで一杯です。
他にもクラスメイトが受賞しています!
そしてたくさんのすばらしいアニメーションに出会えます。
ぜひ、映画祭にいらしてください。
また近くなったら告知をださせていただきます。
今日、さっきクラスの子と、アニメーション作家のある人がこの受賞をみて電話をくれました。
正直ちょっと泣けました。
泣けることしてくれる粋な2人です。ありがとう。
今日誕生日なのですが、ほんとにうれしい誕生日プレゼントをいただきました。
さーこれからだーーー!!がんばるどーーーー!!
他にもここ数日でコンペインがきました。またかきます。
『Googuri Googuri』 (グーグリィ グーグリィ)
三角 芳子/Yoshiko Misumi
声/古川タク:通畠寿里
音楽、音楽効果/横山夏子
Production/東京藝術大学
ストーリー/
女の子の想像の話。
「Googuri Googuri」(グーグリィ グーグリィ)はおじいちゃんと女の子の間だけでわかる秘密の言葉 。おじいちゃんの存在は時に山のようであり、樹や海のような暖かい場所。そこから女の子の想像は鳥のように無限の世界へ自由にはばたいていきます。 人は想像します。それはこれまでに体験した記憶をもとに見たものや、匂い、想いやいろんなことをきっかけにして、現実にはないその人だけの無限の世界を広げることができるのです。
This is a story of a girl's imagination.
"Googuri Googuri" A made up word, a secret word shared by a girl and her grandfather. For the granddaughter, her grandfather is at times like a mountain, at other times like a tree, at other times like an ocean;a warm and comfortable place. So that, her thoughts take wing into her imagination endlessly. People are made to imagine. The things we have seen, the smells we have smelled, our thoughts, and everything we have experienced extending and expanding within the infinite inside ourselves.