コジタン-故事譚-

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徐州で大量の兵馬俑を発見

2005年01月14日 | 古代中国ニュース
http://www.china.com.cn/japanese/119546.htm

江蘇省・徐州の駝籃山にある漢(紀元前206~220年)墓を保護しようと、周囲に壁を建設していた際にこのほど、大量の兵馬俑が発見された。地面から浅いところにあるため、漢墓臨時管理所は昼夜を通して警備に当たっている。

駝籃山漢墓は1989年11月から1990年5月にかけて発掘調査が行われ、西側で墓道と甬道、13の墓室からなる面積約200平方メートルの1号墓が見つかった。かなり盗掘されていたが、室内構造は完全な形で残っていた。1号墓から140メートルほど離れた東側で、2号墓を発見。両墓とも構造や風格が近似し、出土文物も時代的な特徴が顕著なことから、前漢(紀元前206~25年)早期に同時に造られたと考えられている。

臨時管理所は壁の建設に取り掛かったとき偶然、3つの副葬坑を見つけ、大量の漢代の兵馬俑が出土した。考古学者は発見に喜び、さらに北側の3カ所を調査。明らかに文化的遺物である堆積層はあったが、兵馬俑は見つからなかった。考古学者は、3つの副葬坑南側の地下にも大量の兵馬俑があると推測しており、副葬坑も考古学的価値が高く、地表に近い場所に位置しているため、管理所は保護措置を講じるとともに、6月21日に徐州市博物館に正式発掘を開始する申請書を提出した。

管理所の夏所長は、正式発掘は間もなく始まるが、終了後は約13ヘクタールの跡地を文化遺跡公園にする計画だと話している。

「チャイナネット」2004/06/29