歯周病安定期治療ってなに？

こんにちは、歯科衛生士の後藤です。

秋がきたかと思えば、もう冬を感じさせるような寒さになって参りました。

気温の変動が激しくなってきやすい季節です。体調には気をつけて過ごして下さいね。


さて題名に挙げました、歯周病安定期治療についてですが…こんな言葉を耳にしたことはあるでしょうか？

歯周病の治療をした患者様の最終的なゴールは大きく分けて二つに分類されます。


一つはほぼ問題なく歯周病が改善し、もともとの健康な状態に戻った場合。

リコールといって4ヶ月または半年の定期検診に移ります。


もう一つは歯周病はまだ残ってはいるが問題となる炎症は落ち着いている場合。

落ち着いてはいるのですが患者様のセルフケアのみでは炎症の再発リスクが高いため、

定期的な歯科医院でのメンテナンスを勧めます。

それを歯周病安定期治療といいます。


難しい言い方ではありますが、安定した歯周病を定期的にチェックしてあげて再発を防止してあげるものです。

メンテナンスの間隔はというとその患者様によりますが、毎月の方もいれば2ヶ月ごと、3ヶ月ごとの方もいます。

中にはこのメンテナンスを続けていくうちに再発リスクが低くなり、

最初に挙げましたリコール（定期検診）になる方もいます。


せっかく治療が終わったのにまだ通うの？と思う方もいらっしゃると思いますが

歯周病と付き合っていくというのはなかなか気長でかつ難しいんですね。


もちろん一番は歯周病にならない事、予防が大切ですが、

ご自分の力では難しくなってしまったものは歯科医院の力を借りてみてもいいのではないでしょうか。