毎日が遺言

おくりびと

 初めて見ました。もっとも、映画に行くことはほとんどなくて、テレビで映画鑑賞ばかりだから、いつも話題から1~2年遅れるんですけどね。
 本木雅弘は、よかったです チェロの演奏にしても、納棺の作法にしても、すっかり板に付いている感じでしたね。演技くさい力が入ってなくて、日常生活に彼を置いて、それをだぶらせながら観ていました。なんか、プロ根性みたいなものを感じました。
 それに対して、広末涼子は、何かと抑揚が乏しくて、対照的でしたね~。
 このあたりでは、納棺師という人はいないのですが、あの感覚は分かりますね。私は自分が喪主でお葬式を二度出しているんですが、それで初めて分かるようになった感覚があります。あのバタバタとした2~3日は、ホントにゆっくり亡くなった人のことを考える間がなくて、じっくり思い返せるのは、焼き場から帰ったあとなんですよね。ホントは、その人の亡骸がまだあって、その人の顔が見られる間に、いろいろと思い返したいのに、親戚や他人の思い出話を聞く方が先に立つし、儀式の段取りであたふたとするし、わけがわからないままに死者を送るんです。でも、ああいう風に亡骸を見つめる時間があると、「送る」という気持ちが整理できるかもしれない。そんなことを考えながら観ていました。
 それにしても、物静かで、進行がゆっくりとしていて、日本映画だなぁ!と思いましたよ。

コメント一覧

みらパパ
http://yaplog.jp/mirapapa/
本当に、いろいろと考えさせられる映画でした。
イヤ、考えさせられるというか、自分を振り返らされる映画ですね。
私はアクションものとかパニックものとかがキライなので、こういう映画はホッとします。
映画の2時間ほどが、自分を見つめる貴重な時間になるんですよね。{キラリ}
いろいろと思うことは、あんまり人には語らず、ちょっと笑顔で次の日を生きてゆく糧にするような、そんな映画でしたね。{YES}
ひまわりニコニコです
「おくりびと」 心にはいってくる映画ですよね
私もいろんな意味でいろいろと考えました
自分の時も含めて…
後になって段々と淋しさや悲しみが込み上げてきますもんね。
しっかり 生きる事に向き合える出合いの作品だと思います
なんだか、 いろいろ考えてしまって
文章がまとまらなくてすいません{汗}{ひまわり}
みらパパ
http://yaplog.jp/mirapapa/
お~、いいなぁ~{キラリ}
彼は若くして、味があって、いい役者ですね{YES}
与作
我家の息子、、新幹線名古屋駅で「もっくん」にサインもらいました。
「おくりびと」のイベントで来てたらしい、、。
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