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毎日が遺言

新しい生徒さん

 「そろそろ勤務時間が終わるな~」と一息ついていたときに、仕事場に電話がかかってきた。自主夜間中学の事務局長さんからだった。4月から決まった担当の生徒さんがいなかったので、自主夜中にはぶらっと顔を出してすぐ帰る日が続いていたのだが、新しい生徒さんの担当の話だった。
 夜間中学に行って待っていると、白人女性が来た。我が町に2年前から住んでいるフランス人女性で、なかなか美しい方だ 小学校2年生の娘さんの教科書を持っていらっしゃっていて、「娘と同じ本を読めるようになりたい」らしい。日本語はある程度会話できるのだが、文法的な説明が難しかった たとえば「だって、~なんだもん」という子どもが拗ねたような言い方の「『だって』はどういう意味ですか?『それは』とはどう違いますか?」「『なんだ』って、『~だ』とどう違いますか?」「『もん』って何ですか?」という調子。文法用語は使えないし、他の言い方に言い換えても、言い変えた言葉をまた説明しないといけないし、体の動きや表情で表現しても、イマイチ伝わらないし、英語はわかるようなのだが私は英伊語がダメだし、あ~、マジで困った 生徒さんは相当努力家だし、理解も早そうなのだが、やはり言葉が通じにくいのはキビシイ。
 和仏の電子辞書を駆使しながらの勉強だったが、私も生徒さんも、1時間余りでくたくたになってしまった… なかなかうまく説明できないので、申し訳ない気持ちでいっぱいだったが、生徒さんの方もずいぶん気を使われたようだった。生徒さんがお帰りになってから、事務局長さんに「せめて英語のわかるスタッフに変えてもらえへん?」と言ってみたが、「ダメ」と一蹴されてしまった
 来週から、必死の夜が続くことになるなぁ。まぁ、なんとかがんばってみよう
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