いつものように9時前に勉強を終えて、他のスタッフと少し話してから車で会場の公民館を出て、駅前の通りに出る手前で、彼ら3人が歩いているのが見えた。3人は、駅に向かってぶらぶらと歩きながら、時おり何かじゃれ合っていた。
思えば、23歳の3人の男の子が、言葉もわからない異国に来て、互いを頼りにしあいながら、朝8時から夕方5時まで働く毎日を過ごす気持ちはどんなものなんだろう。同じ工場で働き、同じ寮に住み、ずっと互いに顔を合わせて過ごしている。仕事を覚え、お金をもうけて帰るためとはいえ、ずっと一緒にいるのは、気持ちが重い時もあるだろう。でも、ホントに深く言葉が通じあうのはこの3人だけだから、寄りかかり合わないと不安でたまらないだろう。
人と車のいきかう通りを歩く3人を見ながら、「勉強の時の彼らの楽しそうな笑顔からは思いも及ばないなぁ」と、初めてそんなことを思った。
他のアジアの国からも同じような青年の勉強を助けたことがあるが、彼らは皆、日本を離れるときに、「日本と祖国をつなぐような仕事に就きたい」「日本で学べたことと、いろんな人に出会えたことを感謝する」と言ってくれる。彼らにも、そんな風に夢を持って帰ってほしいし、日本に来てよかったと思ってほしいものだ。
思えば、縁もゆかりもない私と青年たちが、何かの縁で出会えて、こんな風に思えることは、不思議でもあり、ありがたくもあるなぁ


今日はカレーの日



サイドメニューが多く、炒めたハムとエリンギ、身欠きにしんとピーマンの味噌炊き、キュウリとエビの冷やし鉢、キュウリの漬物。ハムとエリンギはともかく、今たくさん採れて仕方がないキュウリとピーマンの消費メニューなのであった


でも、こんなにゼイタクな食事ができることを喜ばないといけませんね
