ウソンの愛

なぜ、私はウソンに惹かれるのか...

一話のミヌは、ちょっとからかい気味の笑顔がくすぐったくてかっこいい。
ウンソンは、キンカー上等で、も～～～、かっこういい。
ゴヌは、登場から、むちゃくちゃセクシーで格好いい。
それにみんなビジュアル的に、そしてドラマチック(まあ、ドラマだから...)に、作られていた。

でも、ウソンは...普通...。普通の大学生。颯爽と登場するわけでもない。
たぶん、何の苦労もなく、たぶん、育ちがいいだろう大学生。
そこのいれば、え、格好いいんじゃないって、おもうだろうけど、映画の主人公としては、退屈な部類...

健全で、明るくて、純情で(うん？それで、もう普通じゃないかな～笑～）
屈託がない。まあ、好きなんだけど、言い出すわけでもなく、関係を壊したくないと思っている臆病なところもある。
幼馴染のほのかな初恋の相手に再会して、友達として過ごしていく日々。
その中で、ほのかなものが、だんだんはっきりと強い思いに変わっていく。
私たちの誰もどこかで経験してきた思い。

そんな彼が、この恋に傷つく...
それだって、ありがちなのに、それが、私には痛かった。
女性なら、ギョンミンの報われない想いに涙すべきなんだろうけど...
なにもいわず、傷つき、涙をこらえるウソンの姿が、心に刺さる。

ギョンミンが、「アシアックに行くの」といったときの、
驚きと失望が静かにまざったような、一瞬の表情...
その表情が私に残っている。
「あの人とあえないと、死にたくなるの」
と、言った女性を、それでも、そのまま受け入れようとするウソン。

怒って相手を張り倒しにいくわけでもない。
「オレがいるよ」と、抱きしめるわけでもない。
(そうしてくれたほうが、うれしいときもあるけどさ）
そういう類の激しさがあるわけでもない。
それでも、3年かけて、アシアックに彼女に会いに来た。
こんな人に愛されたら、女性は自由に生きられて、愛されて、守られるのだろうな。

ウソンにそれほど、見せ場があるわけじゃない...

それでも、いいなって思わせるのは、
ソン・スンホンという俳優によるところが大きいのかなって思う。
(う～、まあ、好きだからね^^）

最後まで、見終わって...
幼馴染の女の子のことを語るあのいとおしそうなウソンの表情を思い出して、
また、泣ける...



スンホニは、ウソンについて、
「愛に、クール。僕なら、もっと積極的に行きます」と言っていた。
私は、あなたならどっちでもいいわ...と思う。