岩手県遠野市に行った。そう、柳田国男の「遠野物語」の。
わくわくしちゃった。
遠野のかたりべは、「むかしあったぞな」という語り口から始める。そして終わりは「どーんどはぁれ」と結ぶ。
これは決まり文句だから、どの話にも必ずつく飾りのようなもの。ただし、とても重要な飾り。この始めの言葉で物語の中にどっぷりと入り込み、「どーんとはぁれ」で現実の世界に戻ってくるという役割をしているのだろう。
私は「おしらさま」と「かっぱ淵」の実演を聴いた。もの柔らかな岩手弁が、するすると語り部の口から流れてくると、なんと、ふしぎ、その世界にググッと引き込まれてしまう。
「おしらさま」というのは馬に恋をした娘の話だが、遠野で盛んだった養蚕と絹織物のルーツはここから始まっている。だから遠野の人は「おしらさま」を大事に神様として祀っている。
「かっぱ淵」はこの写真のとおり。美しい小川が舞台だ。
いかにも、そこにかっぱはいたのかもしれない。
わくわくしちゃった。
遠野のかたりべは、「むかしあったぞな」という語り口から始める。そして終わりは「どーんどはぁれ」と結ぶ。
これは決まり文句だから、どの話にも必ずつく飾りのようなもの。ただし、とても重要な飾り。この始めの言葉で物語の中にどっぷりと入り込み、「どーんとはぁれ」で現実の世界に戻ってくるという役割をしているのだろう。
私は「おしらさま」と「かっぱ淵」の実演を聴いた。もの柔らかな岩手弁が、するすると語り部の口から流れてくると、なんと、ふしぎ、その世界にググッと引き込まれてしまう。
「おしらさま」というのは馬に恋をした娘の話だが、遠野で盛んだった養蚕と絹織物のルーツはここから始まっている。だから遠野の人は「おしらさま」を大事に神様として祀っている。
「かっぱ淵」はこの写真のとおり。美しい小川が舞台だ。
いかにも、そこにかっぱはいたのかもしれない。