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猫好き忍者がつづる絵巻物

実家の話19

2017年09月08日 03時32分32秒 | 実家の話
続き









































祖母の日記をさらすようなことはいいのかと
迷っているので後々この記事は消すかもしれないですが、
祖母の寂しさ、認知症と必死で戦っていた姿を
記したいと思いました。

伯母を見ていて、今はほんとに数秒前のことも忘れてしまうけど、
認知症になっていく過程ですごく怖くて孤独な時期があったろうな、、と
思っていたのですが、まさにそんな内容の祖母の日記でした。

毎日経理のことを心配し、
こんな自分に腹が立つ、どうしたらいいんだろう。何も覚えていない、
困ったことだ。。みんなで考えてほしいと。

迷惑をかける存在になりたくないと恐怖し、
これは自然なことなのだと諦めたり、いや、
頑張らねばと自分を奮い立たせ葛藤していました。

一年分の日記。ほぼ同じような文言が並んでいました。
多分毎日同じことを思っては忘れて、また思っては書いたのだと
思います。

そして寂しい、と。

一年分、全部に目を通して、切なくて、かわいそうで、、。

伯父も通ってきていたはずだし、
私の父なんて隣に住んでたのに。
でも父は現実から逃げるところがあると思っているので、
この時も受け入れられなかったのかな、、、と想像がつきます。受け入れられないから、
きっと何もしなかったんだろうなあ~と………

祖母も元がしっかりした人だったらしいので、
家族に話すことができなかったのかもしれません。

祖母の日記はこれ一冊しか見つかっていません。
なぜこれだけ残ってたのかもわからないけど、私は祖母が
こんな思いを抱えていたことを伝えたかったんだと受け取っています。
私だっていつかこんな日が来るかもなわけだし。。。

これはお焚き上げして、祖母の孤独だった気持ちがはれるように
祈りたいと思っています。
コメント (6)
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