ミノタウロスの迷宮

徒然なるままに日暮らしブログに向かいて心に移り行く由無し事を
そこはかとなく書き作れば怪しうこそ物狂ほしけれ

リストラする人、される人

2009-03-13 13:19:30 | 徒然
『リストラされる人と、リストラされずに残る人、あなたならどちらを選ぶ? 』
と言う所から、『ここは一つ考えてみてください。 』と言う事で考えてみた。

考えるまでもないのだが、リストラの目的は何かというと、仕事がなくなって余剰人員が多くなったから、
その分を切り捨てたいのだ。
派遣切りなんてたいした問題ではなく、企業は高給取りの管理職を切りたいのだ。
そのためには手順として、派遣社員から切っていくしかない。
正社員は簡単に解雇できないため、そういう手順を踏む必要があるだけなのだ。
本来の目的を達成すると、派遣社員を再雇用するかもしれない。
このコラムで語られているのは、リストラ名簿をたて続けに5回も渡され、
わずか半年間で50人以上のクビ切りを指示された部長の衝撃の告白だ。
リストラ名簿の最後が自分だったと言う事で、今までやってきた事がなんだったのか、
なんともやりきれない気持ちで会社を去った部長は、一言文句でも言ってやろうと株主総会へ乗り込んだ。
そうしたらなんと、当時の人事部長が、警備保障会社の制服姿で立っていたと言う落ちが付いている。
大体希望退職者を募集すると、辞めて欲しくない人から応募する傾向ある。
それは当然で、実力のある人は、再就職が可能なのでさっさと辞めていく。
本当に切りたい人は、大体ゴネて最後まで居座るのだ。
結局は企業の人員削減策でいいことは何もないのだ。
リストラして人が減ると、仕事量が増えて、過重労働を強いられるという。
そもそも仕事がないから人を減らしているので、そんなことはありえないと思うのだが。
新しい仕事を生み出さないとそういう心配はないはずだ。
今の雇用情勢の問題は、新しい仕事を生み出せない所にある。
それがない以上、まだまだリストラは進んでいくだろう。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。