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角砂糖の降らない夜に。

小野大輔さんの出演作品を中心にアニメやイベントの感想を語るブログです。
ネタバレ満載ですのでお気をつけ下さい。

舞台「7seconds」感想その2

2015年09月07日 22時56分56秒 | 小野大輔さん
「7seconds感想その1」からの続きです。


どのタイミングかわからないけど印象的なシーン(時系列E)が始まった。
社会人と思われる藤岡さん(役名:田邊)・金成さん(役名:栗田)・小野さん(役名:うーくん)が喫茶店にいる。
ウエイトレスの肘井さん。そこに現れる樹里さん。
どうやら待ち合わせの相手は3人いるそうで…!(なんでだっっw)
それぞれとお話しをしようとする樹里さん。
藤岡さんはおどおどと「謝りたいんだ」みたいな話がしたくて。
金成さんは自信満々な人で「話をしたいんだ☆」みたいな感じだったかな。
んでどっちとも約束をしたらしいんだけど…なんで同じ時間に場所!?w
さらに小野さんが挙手「なんで俺呼ばれたのかな?」
樹里さん「だってヒマでしょ♪」 小野さん「はい…。」 ※小野さんと樹里さんは幼なじみ的な関係
ってことで巻き込まれた小野さんw
どうやら藤岡さんは樹里さんを実家に連れて行ったみたいなんだけど、そこで樹里さんのことを
「うーくんの(呼び方忘れたけど小野さんの役のことね)の元彼女」って紹介したとか。
んで「謝るならプレゼント持って来いよ~」と言う金成さん。
そんな金成さんは自分に自信のある金持エリートで「誠意の表れなんだよ!」とさも経験豊富な様子で教える。
んで、結局白けちゃった樹里さんは2人を帰らせて小野さんとおしゃべり。
「修羅場だね…」と言う小野さんに「どうしたら(どっちの人にしたら)いいのかなぁ」と悩む樹里さん。
ここで、だったかな?
「もぉ~~なんなよの男達はっ!」と樹里さんソロの『男』
ノリノリで怒り爆発で歌う。
ってことで時系列Eは社会人と思われる男女の恋人選択の決断をきりとった物語。


さて、そろそろ記憶が本格的にあやしくなってきましたよw
断続的に時系列Bでは樹里さんが金成さんにクイズを出している。
どうやら最近亡くなった金成さんの父に当たる方の回想をしようとしているみたい。
なお、小野さんが「たっちゃん」とその方の事を呼んでいる。


一方、高校生達の時系列Aでは、
樹里さんが怒っている理由が判明。(たぶんここの挿入であってるはず。…1回目で言ってた、っけ?)
どうやら2人で「ばーか!」と言い合っていたときに小野さんが「やせててブス」とか言ったみたいで。
それを一言「ごめん」と言ってほしい樹里さん。でも言おうとしない小野さん。
また、(お忘れかもしれないが)卒業式の練習をさぼっていた状況なので
肘井さん(先生)が呼びに来て、樹里さんは「ちゃんと祝って、上手に歌もうたってあげたいから」と練習に戻る。
残された小野さんと肘井さんでお話。小野さんは体操座りみたいな感じで。
肘井さん「なんであんなに怒ってるかわかってる?」
小野さん「やせててブスって…でも俺にはのっぽとか言うのにっ。」
肘井さん「女の子はそういうものなの。20代後半になったらわかるよ。」
小野さん「10年後じゃん…」
んで、樹里さんは謝ってほしいわけだから謝ったら?と肘井さんが優しく促すんだけど
「…嫌なんだ…だって…」とかたくなな小野さん。
これね、何回か場面転換があったあと時系列Aに戻ってきたときに描かれたんだけど
小野さんと樹里さんの会話が、小野さんの想いがわかった時には再び泣いたシーンです。
樹里さん「謝ってくれればいいんだもんっ!たった3文字ごめんって!」
小野さん「いやそれは…」
樹里さん「強情!3文字言うだけで終わりなのに!」(背を向け去ってく樹里さん)
小野さん「だから…言いたくないんだ。たった3文字で終わわらせてしまうのが…嫌なんだよ…」
あぁぁ…傷つけてしまったから、「ごめん」なんて簡単な謝罪をするのは嫌で
でもその想いを上手に伝えることができなくて…
なんて不器用な男なんだ小野大輔っ!(T^T)
暗転挟んで時系列Aの一貫だったと思うんだけど、小野さんと肘井さん(たぶん)のデュエット。
なんだけど、肘井さんが(たぶん)『晴れたらいいね』を歌ってる横で
小野さんが『さよならの向こう側』を歌ってるの!
別の曲、だと…!?すごいわっ!!!
そして背景はオレンジ色。屋上から見える夕日の色。
この演出がお二人の歌声とマッチして綺麗でした。


場面変わって時系列D(家族の話)。
再び左側ステージに座る小野さん。
家族での会話の中で、藤岡さんに「星、好きだっただろ」と言ってみたり(息子いわく違う!らしいが)
話を聞いてなかったりで肘井さん&藤岡さんがいらいらしてる。
藤岡さん「親父なんて昔は酒屋継ぐの普通で嫌とか言って、結局サラリーマンじゃん!大学も2年も留年してさ!」
というやりとりがあったり。ここ重要です。
あと「お金だけで仕事を選んではだめ」みたいなことも小野さん言ってた。
「昔、金持エリートでイヤーな人がいたから」って。
ん?何かが頭をよぎる私。
あとね、どうやら家族でスキーに来ているようで…車の中で小野さんと藤岡さんになる時があって、
外に出て行こうとする藤岡さんを引きとめようとするんだけど…
「何か話すことあるのかよ?」と取り付く島もない。
あと何を藤岡さんが言ったのか忘れたけど
小野さんの「一度言葉を軽くすると、なかなか重さが戻らないぞ。」が、実感がこもっててつらい。
これは心に刻もうと思う。


さて、そろそろ社会人たちの恋愛模様を描く時系列Eの話をしよう。
レストランで追い払った金成さん・藤岡さんが樹里さんに電話をかける。
樹里さんは「キャッチが入った」と交互に電話に出て会話をする(スポットライトで通話相手が照らされる)
金成さんの「いつでも話聞くよっ!おいしいもの食べに行きながらさっ☆」に歓喜の声で返事をする樹里さん。
一方の藤岡さんには「あの…」ともじもじした態度に「どうしたいのっ」と詰問口調。
ハイテンションを装う声と、いらだちを滲ませた声、
「キャッチっ!!!」という切り替えとともに交互に繰り返す。
(このキャッチ(相手を交換)の言い方がどんどんヒステリックになっていって客席から笑いがw)
樹里さんは藤岡さんに言うの。「あたしとどうなりたいの」と。
「誘われたからって…誰でも実家には行かないよわかってよ」とかも言ってたかな。
「はっきり言ってほしいときもあるの!」とも。
そうか…樹里さんはこの冴えない藤岡さんが好きなんだね。
だけど客観的に見て優位な金成さんがぐいぐい来るし邪険にもせず…だけど本音は…。
しかも金成さんは「いつでも行くよ!君の望むときに!」と言う一方で
お店は(樹里さんの意見とは違う)イタリアンにしよう☆とか
日にちはお店がとれてから連絡するよ☆とかね。「全然いつでもじゃないじゃん~~(泣)」と樹里さん。
ちょっと栗田(金成さんの役)むかつくんだけど!!こういう男、私は嫌いなんですけど。
そうやってキャッチを繰り返しているうちに金成さんとの電話は終わって。
もっかい金成さんに電話しようとした樹里さんは誤って小野さんに「今から来て!!」と電話してしまうw
んで、キャッチにして藤岡さんに電話をつないだら…切れてた。舞台から捌ける藤岡さんの後ろ姿に哀愁が…。
そして切れてしまっている電話に呆然とする樹里さん……。
なので小野さんとおしゃべりすることに。
「今からは行けないよ」と断る小野さんだけど、どうするのか気にはなってるようで。
「わかんないよぉぉぉぉぉぉ」と樹里さんが嘆く。
この辺で小野さんが「素敵な未来は信じない。」と言い切る。
理由は?と尋ねられた小野さんのお話が………。
 昔、本当に仲が良かったカップルがいた。でも彼氏の方が病気になってしまって別れてしまった。
 別れるなんて思えなかったのに…。
 病気になった彼氏が退学しようとするから、自分も留年して待ってたんだ。2年間。
 だって手術を終えて戻ってきた時に友達が誰もいなかったら寂しいでしょう?と。
 だから待ってたんだ、と。
ねぇこれ時系列C…。
そして樹里さんの「一緒に卒業できた?」への返事が
「……できなかった。」
…!!! 藤岡さん…っ!!!!
そんな話もあってか、どういう判断をしたのかわからないけれど、
やっぱりお金よね☆とばかりに「田邊くんより栗田くん」という結論を下す樹里さん。
「栗田くんとご飯に行ってくる」と。
「ちょっ!」と止めようとするがカードが切れてしまう。(ん?公衆電話??)
小野さん的には田邊くんを推しておりまして、急いで小銭を探してリダイアル。
だけど小野さんの制止は届かない。
ここで音楽が流れる。伴奏から…『空と君とのあいだ』だ!
小野さん、樹里さんに向かって心を込めて歌う。あぁ泣ける…。
♪君の心がわかると容易く誓える男になぜ女はついてくのだろそして泣くのだろ。
 君がすさんだ瞳で強がるのがとても痛い。
♪空と君のあいたには、今日も冷たい雨が降る、君が笑ってくれるなら僕は悪にでもなるー。

あぁ…。感嘆。
恋愛感情ではないけれど、不幸になりそうな幼馴染をほおっておけないよね…
そういうことか…これがその役の心境になりきって歌い上げる歌、か…。
もうこれから先、この歌を聴くときは樹里さんに捧げようと歌う小野さんの姿が目に浮かぶと思う。
これは確信です。


さて、時系列Cの大学生達のお話をしよう。
肘井さんの「よりを戻せ。こっちで就職すべき。努力すべき。」との叱咤を受けた樹里さんが
「じゃあお願いを聞いてくれる?」と問い「もちろん」と答える肘井さん。
(いいのかそんな簡単に返事して。。。)
樹里さん「じゃぁ、病気、代わってよ。私たちが親に心配かけないようにって決めたことを覆させるんだから、
代われる覚悟があるんでしょ!代わって何回も何回も手術受けてよっ!!」

もちろん人間が代わるなんて無理なわけで。でもそういうことじゃなくて心情的に、ね。
人の人生の決断に口を出すのだから、その影響を背負えるのか、その覚悟はあるのかと糾弾する樹里さん。
肘井さんは「……ムリだわ…」、藤岡さんは「まぁもちろん無理な話なんだしっ」と取り持とうとするものの
肘井さんは、今、ハッキリと、自分にはムリだと感じてしまったことで…
人のために研究した偉人たちのようにはなれないって、そんな道には進めないって。
そう、絶望的に悟ったとつぶやいて…。
「例え代われても、私は逃げる。」
人の決断に口を出すことは、それほどまでに重いことなのだ。
考えた考えて出した結論を覆そうとするのなら、その責任を背負う覚悟がいるのだと、
呼びかけられている気がした。よ。
さて、何回か場面転換があったあと時系列Cに戻ってきたときに描かれたんだけど、
こんなケンカがあった後の、5人のシーンに再び涙。
小野さんが「留年したんだ。」と告げる。
就職先も決まってたのにテストダメで単位が全然取れなかったと嘆く演技をする小野さん。
だから。
「お前(藤岡さん)も(退学ではなく)休学にしろよー!俺だけ下級生に混じるなんてヤだよぉ~~~!」
これって…これってやっぱり…ね?つながってる、よね??
丁寧でさりげない描写に、私はこの脚本に拍手を送りたい。
さて。
その留年はもちろん藤岡さんのためのもので、それはみんなも気づいてて。
小野さんの、藤岡さんへのやさしさにふれた樹里さんが藤岡さんの方を向いて歌い始めた。
曲は『守ってあげたい』
♪守ってあげたい あなたを苦しめるすべてのことから becouse I love you
最初は樹里さんと藤岡さんで。それから徐々に小野さん金成さんも。肘井さんだけ歌わない。
(何かお芝居をはさんで、続きを肘井さんが歌った気がするけど)

ここでだったかな?
樹里さんの独白。
仕事は親のコネ。きっと楽しくはない。でも昔制服かわいいなって思ってた。
だから…これは私が選んだ道。と。
言い聞かせるように。



というわけで、小野さんの紡ぐ物語がつながり始めたところでこの記事は終わり。
うううう難しいよぉぉぉ!脚本読みたい!w



実際見られた方は全然順番違うと感じるかもしれませんがご容赦くださいませ。
続きはこちら↓↓
「7seconds感想その3」