角砂糖の降らない夜に。

小野大輔さんの出演作品を中心にアニメやイベントの感想を語るブログです。
ネタバレ満載ですのでお気をつけ下さい。

舞台「7seconds」感想その1

2015年09月07日 20時20分02秒 | 小野大輔さん
舞台「7seconads」千秋楽に行って参りました。以下感想です。


※正直、演じた通りの順番で正確に書くのは普通の記憶力では不可能なので、
 極力演じた通りに書きつつ無理な部分は物語の中の時系列内でまとめて書いてきます。
(行った方にはこの意味がわかるかと)


まずは軽くグッズの話から。
開演1時間前の受付での物販にて無事パンフをゲット。
あと実物見たらついクリアファイルも買っちゃってたw
パンフを見ると歌う曲が掲載されててサザンやGREEEN等5曲ほど追加されてて
さらに楽しみが増しつつ…少し待って中へ。
今回は『卒業』がテーマで、それぞれ出演者の方がイメージカクテルを考えてくださって、売られてました。
小野さん作はホワイトビールカクテル。
小野さんの手書き文字で「命名:金星 BYおのD」って書いてあって可愛かった(*´▽`*)
もちろん(!?)アルコール入りをいただきました。テヘ♪
  

私は2階左のボックス席からで、でも角度がひどいわけでもなく、遠いわけでもなく
上からスポットライトの演出も見れてなかなかいい感じの席でした。
そんな位置から観劇開始。

出演者は小野大輔さん、藤岡正明さん、肘井美佳さん、樹里咲穂さん 金成公信さん
しかしナレーションがいるわけではなく、セリフのみで物語は進む。
そして先に書いておきますが、登場人物がめまぐるしく変わる 群青劇 です。
時系列がとびとびで、それぞれの物語が断続的に紡がれていきます。


ふっと照明がおち、真っ暗になった舞台に人が歩く気配。
そして『贈る言葉』を全員でコーラス。アカペラだったかな?ハモりが本当に綺麗。
テーマの卒業にぴったりな曲で幕を開ける。
ここで、床に置いてあった本を開くと…ぽわっとまばゆい光がともる。
そのまま上へと浮かんでゆく本。
♪もう届かない 贈る言葉  の終わりとともに
頭上で止まり舞台を照らす照明となった。これ本当に幻想的で素敵な演出。

さて。みなさん足下の台本を取りまして、
高校2年の小野さん・藤岡さん・金成さん・樹里さんが卒業式の練習を抜け出して屋上にいるシーンから。
どうやら樹里さん演じるハルカちゃんは、小野さん演じるシンくんに怒っているようで。
でもなぜなのか理由がわからない小野さん。
♪何億光年輝く星にも寿命があると(『さよならの向こう側』) を口ずさむ樹里さん。
さて男子達はそんな樹里さんを遠巻きに見つつ卒業式の練習に出るだの出ないなど話している。
小野さんは「卒業式なんて偽善だ!」とか「過去を振り返った時のために泣くなんて!」と
地団駄ふみつつ卒業式に対して懐疑的な発言を繰り返すの。
将来のことも話してて、藤岡さんは水道管(?)の息子で後を継ぐつもりって漠然と答えてたら
小野さんは「俺はそのまま酒屋を継ぐのは嫌だ。普通は嫌なんだよ!!」と叫ぶ。
じゃぁ、と何がしたいというのはないんだけれど。
ということで、時系列Aは卒業を意識し始めた高校生達のお話
大学・進路について迷う時期が切り取られて描かれてます。


場面変わって
母親っぽい役の樹里さん、「息子」と呼ばれる金成さん、
お父さんっぽい役の小野さん、その息子?っぽい藤岡さん、その親戚?妹?っぽい肘井さん
(ここの時系列の解釈が私には最も難解。唐突な展開について行けなかった…。)
樹里さんが「息子っ!あなたのお父さんの1番楽しかった思い出はなんでしょう!」とテンション高く尋ねる。
金成さん「ん~~~わっかんないよ~~~」と内股気味に座って答える。
樹里さん「ヒントは“す”」
さらに樹里さん「じゃぁ、初めて恋人を家に連れてった時の失敗発言は?」
「それ(恋人って)母さんだよね!?他の元恋人の話とかじゃないよねぇ!?」
ちょっと全然登場人物の関係性や話の状況が見えないのだけど
どうやら誰かのことを回想しているみたい。
あとここの小野さんが寡黙なキャラと思われる。おそらく。
とりあえずここ:時系列Bはこれまで。また別のシーンへ。


大学卒業間近の大学生5人。※樹里さんと藤岡さんは恋人同士
肘井さん「(樹里さんに)地元に帰るってどういうこと!?」と詰め寄る。
樹里さんは就職活動がうまくいかなくて地元で親のコネでどこかに勤めようと考えているようで。
「これだから女の子は…4年制大学ではなく短大でよかったんだ。」と言われたこと「悔しくないの!?」と肘井さんが激怒。
肘井さんは夢だった新聞会社への就職を決めているので、「もっと頑張りなさいよ」と叱咤するんだけど…
どうやら彼氏である藤岡さんが病気で、これから何回も何十回も手術をすることになったようで、
大学も辞めることにしていて…樹里さんはそばにいるのではなく別れる、てこと背景もあるようで。
樹里さんが藤岡さんを見捨てて地元に帰ることを真っ向から否定する肘井さんが個人的にはいらいら。
(本人達が決めたんだからいいじゃないか、と。
 本音としては別れてほしくないけど葛藤の末の結論なんだろうから尊重してあげなよ、と。思ってた。)
ここで重くなった空気を茶化すように『BYE BYE MY LOVE』を歌い出す藤岡さん&樹里さん。
しかも藤岡さんがサザンのものまねしたりw
事前公開されていた「藤岡さんと樹里さんが二人で歌うナンバーの迫力、すごい!客席もノリノリになることまちがいなし!」は
これだね!!!!!客席からも手拍子。小野さんもノリノリで手拍子。
手にマイクを持っていないけど、マイクをもっているかのようにこぶしを口元にあてて熱唱する!
いや~~藤岡さんさすがですわ。歌声がすっごいなめらか!!
だけど納得がいかない肘井さんは「カラオケやってる場合じゃないでしょ!頑張りが足りない」と引き下がらない。
「でも2人が…」と小野さんが口をはさんでも「のっぽ(小野さんの役のあだ名)は黙ってて」と一蹴。
小野さんも「ごめんごめん~♪」とおちゃらけて謝る。この態度が余計肘井さんを怒らせていそうなんだがw
んで再び「歌おう!!」と藤岡さん&樹里さん。
再びわき上がる手拍子。
だけど…私は違うことを考えてた。
この曲、ノリノリで私も好きだったんだけど、この“嫌いになったわけではないけど別れる決意をした2人”
互いを見つめながら♪You are the one と歌うのがもう切なくて切なくて。
しかも最後の(曲調が原曲とちょっと違ってさらに哀愁が増していて)
♪you are the one you are the love you are the world 
もう、もう、聴いていられなくって。哀しくって。涙出ちゃったよぉ…。
この歌はこんなにも哀しい歌だったんだね…。今までノリでテキトーに聞き流してたよ…。
この舞台で最もイメージが変わった曲です。
ということで時系列Cは卒業が近い大学生のお話
就職のこと、恋人のこと。それらの選択の瞬間が切り取られています。

(こっから順番は正確ではない可能性が高いですが)
小野さんが(観客から見て)左の舞台から客席の方に足を投げ出して座っている。
ちょっ!!!これ、左側の前列の方めっちゃうらやましいよぉぉぉぉぉおお!!)
車を運転してんのかな?教科書読みの姿勢で台本を目の前でもつ小野さんはお父さんのような役。
息子のリョウが藤岡さん(高校生)。その妹が樹里さん。肘井さんがお母さん。金成さんは親戚の子、かな。
どこかに出かけている最中のようなシーンで、藤岡さんの進路について話し合う家族。
「やりたいことなんてわかんない」
小野さん(父)に意見を求めるも、「…まぁ、な」と聞いてなかった感がすごいし
台本もどこだどこだとパラパラめくってみたりしてて演技が細かい。
あと、虚空を見つめているんですよ。すぐ目の前にいる観客ではなく、おそらく誰も、小野さんの瞳には映っていなかった。
何が見えていたのかな。何を想ってたのかな。
そして「そうだな…。…ごめん。」とすぐに謝る小野さん(父)に藤岡さん(息子)はイライラ。
気が強い肘井さん(母)も物静かな小野さん(父)を軽んじている感じ。
小野さんの意見を却下するし、藤岡さんも「親父のようにはなりたくねぇ!」と言い放つ。
ここで藤岡さんのソロで『ちっぽけな勇気』
なるほど。お前かwたしかに親から見れば自分はちっぽけで、でも自分なりに模索しようとしてるのにってイラつきもあって
だけどどうしたらいいのかわからなくて、♪この手のひらの中には何もないんだ と言いたくなる。
なお、今回は藤岡さんはノリノリではなく直立不動で手でだけで歌詞を表現していました。
それにしても…小野さんのごめんは「ごめん。」とかみしめる感じで、影を感じずにはいられなかったなぁ。
さてこのシーンで印象的なフレーズはこちら。
「夢は叶わない。でも、なにかを目指して、進んでいくしかない。」(小野さん)
肘井さんと藤岡さんが、夢を見つけよう!みたいな会話をしていた時に。
これを進路に悩む息子に言っちゃうかぁぁぁぁ…。
そんな感じで、詳細は不明だけど
時系列Dは家族が息子の進路について考えている話
ちょっと時系列Aと被るけど、今回は同年代ではなく親子間です。


(ああああ~全然思い出せない断片的なシーン突入。ここに挿入していいのかも不明!)
『晴れたらいいね』(たしか)をご機嫌で歌う肘井さん、それに合いの手を入れる金成さん。
これ「肘井さんと金成さん二人の歌の掛け合いは…キャストスタッフが毎回笑ってしまう…」かな?
たしかに芸人さんである金成さんらしい合いの手で
的確なつっこみが飛んできていて会場中が笑った笑ったw
歌詞は忘れたけど要所要所でいきなり暗~~~くなる肘井さんに「えぇ!?」ってなったりねw
時系列Bかしら。2人の役の雰囲気的に。
そして私の記憶が途切れて…暗転…かな…??


それにしても…
暗転するたびに演じる人物か変わっていって、それにともなって演じる方の声・雰囲気が一変するから
あぁ別の人たちの物語に移行したんだな、というのが感じ取れて。
改めて役者さんの凄さを痛感します。
年代も、性格も、みんな違うのに、それを同じ人間が演じ分ける。
ナレーションがなくてもどの物語に移行したのかがわかる。
これってすごいことだと思うんですよ。


私は小説でもこういう群青劇が大好きでして。
たいてい群青劇はそれぞれの話が1つに収束されていく構成になっているから
その「あ、ここ知り合い!?へぇ~~!」「おお~~綺麗につながった!!」というカタルシスが好きでして。
きっとこのバラバラに見える群青劇もどこかで収束を迎えるはず、と直感しながら見ております。



実際見られた方は全然順番違うと感じるかもしれませんがご容赦くださいませ。
続きはこちら↓↓
「7seconds感想その2」



2 コメント

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7seconds (リンギ)
2015-09-07 21:59:48
は~い感想お待ちしてましたよ。

私、おバカなので最初どんどんシーンが変わるのについていけなくて・・最後の方でようやく小野Dだけは全部同じ人なのね~!と(笑)

そうそう!左側の席のお客さんいいなぁって私右側だったから羨ましくて・・。

なかなか解釈が難しい部分が多かったのでもう一回観たかったかな・・

湊未来さんの感想がその1なので後半の事はあまり書かない方がいいですね。

私にとって初小野Dだった訳ですが、実物を見ても何だろ現実味がないというか、本当に同じ空間にいるのかしら何か夢みたいでした。やっぱりかっこいいなぁと

感想その2も楽しみにお待ちしてます。
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終わっちゃいましたね。。 (湊 未来)
2015-09-08 08:35:35
リンギさま☆
難しかったですねー、整理しながら書いてるけどどんどん内容がねじまがっていってる気がしますよ^^;でも書かないと忘れる一方なので(苦笑)
右側でしたか。惜しかったですね。でもでも近くで見れたのですよね??よかったですね♪
私も初めてご本人を拝見したときにはすごい衝撃でした。完全に虜になりました(笑)

わかりにくい記事ですが続きも書いておきますね~◎
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