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生活保護基準額引下げによる影響

2013-06-21 | ニュース

生活保護費の基準額が8月から段階的に引き下げられ最大10%の大幅減額になるという。

これまでも年金受給者から「生活保護基準額よりも低い年金では食べていけない。」という声が聞かれたが、芸能人の身内の生活保護パッシング以降 生活保護受給の人たちへの目はより厳しくなり、不正受給者をなくすため一般市民が受給者への生活行動をチェックし行政に通報するという条例まで作った地域もあるとか。

「遠くの親戚より近くの他人」を信頼し、今こそ地域ぐるみで絆を深めていこうという時なのにと何とも寂しい気になった。

不正受給は生活保護費全体の0.5% で不正額は173億円。生活保護費そのものは社会保障費全体の3.5%という。

不正は確かによくないが、頑張って職を探しているのにどうしても見つからない人や、病気で働けなくなった人達でほとんどの人達がまじめな人だというのに、このような状態が続けば本当に必要な人が受給しにくくなるといわれている。

生活保護を受けていない人も学校に子供を行かせている世帯で「就学援助」を受けている家庭は今、給食費や修学旅行費などが支援されているが、この対象者は生活保護基準額を目安に決められている自治体が多い。

生活保護の基準額は経済的余裕がない人を支援する様々な制度の目安となっており国民年金保険料、保育料の免除、介護保険の利用者負担の軽減等など他にも38項目もあるというから生活保護の基準額引下げは受給者だけの問題ではないということを知らなければならない。

追記 

今朝(22日)共産党の志位さんのツイッターに以下のようなことがつぶやかれていました。

 参院で攻防となっている、生活保護の申請者を窓口で追い返す「水際作戦」の合法化をはかる法改悪は許せぬ。もともと自公政権提出の改悪案の原型は民主党政権がつくったものだ。みんな、維新、生活も、賛成の立場だ。最も立場の弱い人々を蔑ろにする政治は、すべての国民を蔑ろにする政治となる

 

 

 


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