黄檗山聖林院のみみづく地蔵さんの日記です。毎月24日はみみづく法要です。ぜひお参りください。
雨が続いていたので、夏の空、
特に夜空をあまり見ていない。
星に明るい人なら、季節の煌めきを、
取りこぼさぬよう、目を見張っているところか。
まったく明るくない我が目は、
なかなか暗くならないのを理由に、
取りこぼしてばかりの日々である。
夏の明暗は様々である。
合掌
体調の変化にとにかく敏感になって
少しの気だるさが大きな不安へ誘う。
気だるさをはじめ、疲れ、息切れ、
疲労感は本来あるものながら、
もう、すべてが不安材料となっていく。
自分の体の声を聞き、
ときに手を差し伸べつつ、
うまく付き合っていくしかないと、
夏の晴雨のはざまで、つくづく思う。
合掌
弥勒菩薩はお釈迦様の死後
56億7千万年後にあらわれ
人々を救うという未来仏。
時代の先に待ち受ける期待と不安。
過去は今、今は未来。
地続きの「今」を
我々はかの菩薩様と生きている。
合掌
小暑と大暑の間にあって、
今年の夏は優しさがあると感じる。
優しさと見れば、気持ちも軽くなる。
自然の厳しさを知るがゆえにいえる、
今だけの気休めか。
それでもいい、心優しく一日でも多く
過ごせるなら、こんな素敵な夏はない。
合掌
雑談力ということが、
今の時代に有用であると何かで読んだ。
昔なら、控えるべし。
今は推奨されるとなれば、
その理由が気になるところ。
曰く、創造的思考を働かせるには
力を抜いた発想が必須とのこと。
縛られることなく、自由に話せることは
何よりも大切ということ。
しかし、これは、
雑談に限ったことではないと思うのだが。
合掌