~2006年3月30日(木)~
●バオバブの置物
6時に目が覚める。
2晩続けて9時間寝た!
日本では考えられない健康的な生活。
今日も朝食前に海辺を散歩しようとバンガローから海へ向かって行くと、柵のところにバオバブの置物が4個並んでいた。
昨日の朝、お土産を売りにきた兄弟のものだ。
そう言えば、昨日値段を聞いた時、お金を持っていなかったので、「また明日ね。」と言って別れたことを思い出した。
それにしてもこんな朝早くから働きもんだな~。
商品はあるけど、肝心の兄弟の姿が見えない。
きょろきょろしていたら、遠くから砂浜を走ってきた。
●お土産売りの兄弟
この子たち、全然しつこくなくて、礼儀正しくて、決してホテルの敷地内に入ってこないのはえらい!
と感心して、このバオバブの木を2個買った。
(感心してる割には、ボールペンで釣って、言い値の3分の1まで値切ったけど・・・笑)
●ベタニア漁村へ行くカヌー
今日は、午前中ベタニア漁村を訪問して、午後の飛行機でアンタナナリボへ戻る予定。
朝食も終わり、20分くらい早く準備ができたので、迎えの時間までその辺を散歩しようと思ったら、もう2人は来ていた。
いつも時間厳守だな~と感心していたけど、こんな早くに来ていたのね。
日本人よりすごいな~。
ベタニア漁村は小さな島で、ホテル近くの桟橋からカヌーですぐのところ。
船頭さんとミッシェルさんの3人で出発。
直接行くと10分くらいだけど、私たちはその前にマングローブの群生地をクルーズする。
●マングローブの群生地
入江に入ると、とても静かでちゃぷちゃぷと水の音だけが聞こえる。
日頃の忙しさを忘れてとても癒される。
●ベタニア漁村
海に出てくると、本土とベタニア漁村の間を渡し船が行き来していた。
ふと見ると一隻の船が浅瀬で停まって動かなくなっていた。
すると数人の乗客が海に降りて船を押すのだ。
女性も男性もスカートやズボンを濡れることは気にしていないようだ。
こんなことが毎日続いているんだろうな。
なんて優しくておおらかな人たちなんでしょう。
あまりに平和な光景にちょっとウルッときてしまった。
忘れかけていたことを思い出した気がした。
●タバキを塗った女性
ベタニア漁村に上陸してびっくりしたのは、子供たちが寄ってこないこと。
そこここにたくさんいるのに遠巻きに見ているだけなのだ。
ホッとしたけどとても不思議だった。
女性がタバキという黄色い粉を顔に塗っていた。
虫よけと日焼け止めの効果があるそうだ。
写真を撮りたくて何人かの女の子に声をかけたけど、はずかしそうに逃げられてしまった。
観光地では写真のモデルになって、チップをねだる子供が多いのに、ここの子供たちはすれていなくてうれしかった。
気持ちよくモデルになってくれたフレンドリーな彼女たちも、撮影の後チップをねだらなかった。
お礼にカラフルなボールペンをあげたらすごく喜んでくれた。
●ブタ小屋
ブタ小屋の囲いはマングローブの木で作られている。
囲いの上にかけてあるのは洗濯物だそうです(笑)
●ベタニア漁村とカヌー
ホテルに戻って日本へハガキを書く。
フロントで「日本までいくら?」と聞くと、少し考えて「2,000アリアリ、いや、3,000アリアリ」と自信なさげに答えた。
いくらでもいいけど、届かないのは困る。
「アンタナナリボのホテルで出そうか?」と聞くと、「それがいい。」と言われた。やれやれ(^^;)
アンタナナリボのヒルトンホテルから出したハガキは1,500アリアリだった。
だいぶかかるか、最悪届かないだろうな、と期待していなかったけど、意外と早く着いてびっくりした。
ちなみに、私はいつも海外から家族や友達にハガキを出すけど、今まで届かなかったのはベトナムのハノイから1回だけ。
●海辺のレストラン
海辺の素朴なレストランで昼食後、モロンダバ空港へ。
ここでお世話になったミッシェルさんとフィレモさんとお別れ。
言葉はあまり通じなかったけど、とってもよくして頂いたので寂しかった。
1人旅だからよけい感傷的になってしまったかも。
涙目で「写真送ります。」と握手して別れた。
モロンダバを定刻の14:20に出発。
今回の飛行機はフォートドーファン⇒チュリアール⇒モロンダバ⇒アンタナナリボの便なので、来た時と違い、大きな飛行機でホッとした。
1本前の飛行機が欠航になった影響で、私の飛行機は満席だった。
アンタナナリボ空港に到着すると、初日に私のお土産やワインを預かってくれた、ガイドのマミさんが迎えに来てくれていた。
たった3日ぶりだったけど、過酷な旅の後だったので、マミさんの笑顔がなつかしくてうれしかった。
モロンダバで3日間、土埃を浴びながら、でこぼこ道ばかり走っていたので、アンタナナリボのきれいで平らな道に感動する。
まっすぐ走るってこんなに気持ちいいんだな~(笑)
日本では田舎の山道でもきれいに舗装されていて、ありがたいことだと思う。
それにアンタナナリボはとても涼しくて気持ちいい(^^)
●ヒルトンホテル
マミさんから、預けたお土産やワインなどを受け取って、ヒルトンホテルへ向かう。
さすが世界のヒルトン、りっぱだな~。
ヒルトンでは当たり前のことだけど、清潔というだけでうれしい。
ただヒルトン横のアヌシ湖周辺は治安がよくないそうで、1人でホテルから出ない方がいいとマミさんに言われた。
近くのスーパーへ行きたかったのでどうしよう・・・と悩んでいたら、マミさんがついてきてくれた。
帰りもホテルまで送ってくれて、帰って行った。
本当に優しくて気配りがすばらしい。
モロンダバのホテルはシャワーだけだったので、やっとバスタブにお湯をはってゆっくりつかれた。
お湯は少し茶色かったけど、至福のひとときだった。
モロンダバの埃を全部洗い流して、さっぱりしたところで夕食へ。
最後の夜なので、奮発してホテルのレストランでフランス料理にした。
でもフォアグラのソテーは、ハンバーグ大のものが2つも乗ってなんと500円、メイン料理が750円、グラスワインが190円・・・で合計2,000円弱で美味しいフランス料理が堪能できた。
残念ながらフォアグラは完食できず残してしまった。
マダガスカル産のフォアグラはちょっと、イヤ、かなり心配だったけど、おなかは大丈夫だった。
軟弱な私はモロンダバで体調をくずしたらいけないと思い、最後の夜はデラックスホテルにしたけど、今回は珍しくおなかもこわさず元気だったので、もう少し安いホテルにすればよかったと後悔した。
ヒルトンは清潔な上に、エアコンが静かすぎて落ち着かず、なかなか寝つけなかった(笑)
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