しばらく、近場のお出かけブログをはさんでリフレッシュできましたので、はりきってエジプトブログを再開しようと思います。
これからも時々エジプトブログを休憩するかもしれませんが、最後までおつきあい頂ければ嬉しいです。
3日めの午前中、ルクソールの西岸「メムノンの巨像」「ハトシェプスト女王葬祭殿」「王家の谷」の見学を終え、ホテルに戻ってきました。
もう暑さと疲れでクタクタなんですが、午後から1人で「カルナック神殿」の予約を入れているので、急いでシャワーをして簡単にランチを済ませ、出発です。
壮大なカルナック神殿
余談ですが、ランチはあまり食欲がなかったので、日本から持参したハウスの「1日分のビタミン」というゼリー飲料です。
これ、今回持参した非常食の中で、一番ありがたい栄養補給食品でした。
というのは、疲れていても食欲がなくても、爽やかで美味しくて飲み易いんです。
冷蔵庫で冷やしておいたゼリーで生き返りました(^^)
水やポカリやジュースも持ってきましたが、水分ばかりになるので、腹持ちしそうで栄養のあるゼリーを持ってきて大正解でした。
ピーチ味とマスカット味を持参しましたが、特にマスカット味が美味しいんですよ。
エジプトなど暑いところへ旅行される方、このゼリーはお勧めです(^^)
決してハウスの回し者ではありませんよ(笑)
話を戻します。
2人はエジプトの後、フランスへ行くので、体力温存のため、ムリはせず、涼しい部屋でゆっくり休むそうです。
私はどうしても「ナイル殺人事件」(1978年版の旧作)のロケ地、カルナック神殿をこの目で見たくて、1人で行くことにしました。
1人で、と言っても、午前中のガイドさんと車をそのまま延長予約したので、安心です。
アガサ・クリスティの小説「ナイルに死す」を映画化した「ナイル殺人事件」は旧作と新作があり、カルナック神殿は旧作のロケ地になります。
行きの飛行機でアマプラからダウンロードした「ナイル殺人事件」を見て予習をしてきたので、ワクワクが止まりません。
●カルナック神殿 KARNAK TEMPLE
古代エジプトの太陽神、アメン信仰の総本山として造られ、約2000年の間、聖地であったカルナック神殿。
歴代のファラオが、増築したり、新しい建造物を作ったりして、どんどん拡張し、エジプト最大の神殿になりました。
エジプト最大の神殿ですので、駐車場から入口までも遠いです。
午後はますます気温が上がって、体感は50度を超えているので、もう炎天下を歩くのがつらい!
エジプト最大の神殿にしては、模型がシンプル過ぎますね(笑)
広さは100ヘクタール以上、6つの神殿から成っています。
広すぎるので、今日見学するのは、青いTシャツの男性が撮っている、アメン神殿の辺りだけになります。
入場してから神殿までも遠い!
けど、このぐらい距離がある方が、感動的ですね。
思わず、お~って声が出ました。
映画「ナイル殺人事件」を彷彿とさせます。
第一塔門の前に、スフィンクスがたくさん並んでいます。
ここから付属神殿のルクソール神殿まで3キロつながっていて、両サイドに134体のスフィンクスが建てられていたので、スフィンクス参道と言われていたそうです。
ここのスフィンクスの顔は人間ではなく、羊なので優しい印象ですね。
羊は、カルナック神殿の主「アメン・ラー」の聖獣だったそうです。
スフィンクスの顎の下にいるのはネクタボ1世
スフィンクス参道は、エジプト初の女性ファラオ、ハトシェプスト女王が造り始めて、新王朝のファラオ、ネクタボ1世が完成させたと言われています。
第1塔門、圧巻です!
上の石が落ちてきそうで、ちょっと怖いけど・・・映画の余韻が残ってますね(笑)
第22王朝の中庭、ラムセス2世像
足元にいるのは、側室ペント・アナト妃
第22王朝の中庭
第22王朝の中庭にある、ラムセス3世神殿の入口
ラムセス3世神殿
ラムセス3世神殿
第22王朝の中庭には、煉瓦を積み重ねた工事中の跡が残されていました。
神殿の建築過程を知ることができる貴重な場所だそうです。
第2塔門の入口にラムセス2世の像
昔ここには、巨大な青銅の門があって、儀式の時だけ開いたそうです。
第2塔門の向こうは大列柱室
ついにやってきました!
カルナック神殿と言えば、この巨大な列柱ですね。
高さは21ⅿあるそうですよ。
想像以上のスケールに圧倒されます。
念願の地に自分が立っていることに、感動で震えました。
今風に言うと、胸アツ、エモいですかね(笑)
合計134本の柱があり、この長い柱が12本、短い柱が122本あるそうです。
こちらの長い柱は、上の部分が、パピルスの花が咲いた状態を表しているので、開花式パピルス柱と言われています。
柱の彫刻もきれいに残ってます。
有名な高い列柱の左右には、少し低い柱が122本も立っています。
こちらは高さ15ⅿだそうです。
低い柱は、上の部分が蕾のようですので、閉花式パピルス柱と言われています。
カルナック神殿と言えば、中央の高い柱だけだと思っていたので、他に低い柱が122本もあって驚きました。
柱の彫刻に光が当たって、神秘的ですね。
昔、大列柱室には屋根があって薄暗かったので、あちこちに明かり取りの窓が作られたそうです。
見上げると、屋根の名残が残っている部分がありますね。
天井にも絵が描かれていて、2000年以上も、これだけきれいに色が残っているなんて感動的です(^^)
屋根はほとんど崩れ落ちたそうで、ガイドさんに、「大丈夫?どこか崩れたりしない?」って聞いたら、大丈夫大丈夫と答えていましたが、ひとかけらでも落ちてきたら命取りですよね(> <)
残っている貴重な石の屋根の横に、板で屋根を作って修復中です。
柱と彫刻を守るためなので仕方がないんですが、なんだか板の屋根って現代風で雰囲気が出ないですよね(^^;
って勝手なこと言ってますけど(笑)
それにしても柱の彫刻の美しいこと!
2000年以上も、色が残っていることに改めて感動です。
めちゃくちゃ暑いけど、感動で暑さを忘れるくらいでした。
でも、熱中症で倒れていたご高齢の女性がいましたので、気を抜いてはいけませんね。
さて、カルナック神殿は写真が多くて長くなりますので、2回に分けようと思います。
続きはできるだけ早くアップしますので、しばらくお待ち下さい(^^)
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