以前から何度も何度もチラ見していながら入ったことがなかった、なんばの喫茶店「珈琲艇キャビン」に訪れました。
“珈琲艇”とは聞きなれぬ呼称ですが、その名の通り、客船を模した喫茶店です。
場所は四ツ橋筋に架かる深里橋(ふかりばし)北詰。
いわゆるラブホ街です。
そこに建つのは1935年(昭和10)築という趣深いレトロビル「リバーウエスト湊町ビル(旧川西湊町ビル)」。
この地に(この水面に?)45年も営業されている、古きよき浪花の時代を知っているお店です。
お店へはこのビルの地下一階、というより船着き場から停泊中の船へ乗り込むようにして入ってゆきます。
店内には大きな帆船の模型や舵輪が飾られており、洋行気分いっぱい。
喫茶店というより、ズバリ船室です。
赤いビロードの椅子も、むかしの「汽船の旅」の楽しみだった船上バーラウンジのシックな(そしてちょっとエレジーな)雰囲気を醸し出しています。
さらに船旅ムードを盛り上げる丸窓や厚いドアは日立造船が製造したというホンモノ。
凝りに凝っています。
トイレに入るために鍵を借りるというシステムも、ひととき船員さんになったような気持ちにさせてくれます。
テラスへと出てみると、そこはもう甲板さながら。
道頓堀川に浮かんでいるようです。
舳先でタイタニックごっこなどいかがでしょうか。
川の流れを見ていると、亀やカニの姿もちろちろ見受けられます。
これら内装はもちろん店長さんのご趣味を反映したものです。
が、趣味というと最近はどうしても「船マニア」「コレクター」というふうに捉えられがち。
そういうオタッキーな感じではないんです。
趣味と言っても「趣味がいい」のほうのニュアンスです。
いいお店です。
ゆったりたゆたう時間に身をまかせ、ついついうとうと、舟をこいでしまいました。
今度は種類が豊富だというモーニングセットを攻めるべく、乗船しましょう。
“珈琲艇”とは聞きなれぬ呼称ですが、その名の通り、客船を模した喫茶店です。
場所は四ツ橋筋に架かる深里橋(ふかりばし)北詰。
いわゆるラブホ街です。
そこに建つのは1935年(昭和10)築という趣深いレトロビル「リバーウエスト湊町ビル(旧川西湊町ビル)」。
この地に(この水面に?)45年も営業されている、古きよき浪花の時代を知っているお店です。
お店へはこのビルの地下一階、というより船着き場から停泊中の船へ乗り込むようにして入ってゆきます。
店内には大きな帆船の模型や舵輪が飾られており、洋行気分いっぱい。
喫茶店というより、ズバリ船室です。
赤いビロードの椅子も、むかしの「汽船の旅」の楽しみだった船上バーラウンジのシックな(そしてちょっとエレジーな)雰囲気を醸し出しています。
さらに船旅ムードを盛り上げる丸窓や厚いドアは日立造船が製造したというホンモノ。
凝りに凝っています。
トイレに入るために鍵を借りるというシステムも、ひととき船員さんになったような気持ちにさせてくれます。
テラスへと出てみると、そこはもう甲板さながら。
道頓堀川に浮かんでいるようです。
舳先でタイタニックごっこなどいかがでしょうか。
川の流れを見ていると、亀やカニの姿もちろちろ見受けられます。
これら内装はもちろん店長さんのご趣味を反映したものです。
が、趣味というと最近はどうしても「船マニア」「コレクター」というふうに捉えられがち。
そういうオタッキーな感じではないんです。
趣味と言っても「趣味がいい」のほうのニュアンスです。
いいお店です。
ゆったりたゆたう時間に身をまかせ、ついついうとうと、舟をこいでしまいました。
今度は種類が豊富だというモーニングセットを攻めるべく、乗船しましょう。
一度のぞいてみたくなります。