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ビーズ展

脳死

6歳未満の男児が脳死と判定され、臓器提供されることになったニュース。両親のコメント(の代読)を聞いて、涙が出ました。「わんぱく」だった息子が、突然「遠くへ飛び立って」行くなんて…。私自身、臓器提供カードを携帯しているくらいなので、家族が脳死と判定されても、本人が希望していたのならそうさせてあげたいと思います。自分の意思で生きられなくなった体の一部を、それを必要としている人、それがなければいずれ命が絶えてしまう人にお譲りして、その人の中で何年も生き続ける…素晴らしいことだと思っています。

ただ、我が子となるとおそらく、理屈では前述のように考えていても、踏みきれないと思います。まず、状況が受け入れられず、狂って壊れると思います。そして、どんな状態でも良いから、1分でも1秒でも長く生きていて欲しい、ぬくもりのあるこの肌を可能な限り長く触っていたい、と思うことでしょう。

脳死と判定された男の子の両親の決断は、本当にすごいことだと思います。男の子も、そんな両親を誇りに思っていることでしょう。ただ一点、「正しく理解」されたいということならば、今回公表されていない、脳死と判定されるに至った経緯も公表したら良いのではないかと思いました。

コメント一覧

mimi
☆chikako☆さんへ
どんな葛藤があったのか、自分に置き換えて考えてみるとかなりの衝撃ですよね
いくつになっても、親は自分より子どもが先に旅立つことを受け入れられないと思いますが、子どもが小さければ小さいほどなおさらだと思います。
臓器提供することには意義があるし、臓器提供しないことにも意義があると思います。どちらにしても、親が愛情を持って決断したことであれば、支持したいと思います。
mimi
香坂美紀さんへ
骨髄バンクかぁ…友達が登録していて一度適合して手術した話を聞いたけれど、生きているうちに手術…と思うと登録する勇気が出ません。たくさんの人に登録が求められているのはわかっているのですが…。

もし家族がなんだかの原因で命を落とし、冷たくなってしまったら、それはそれでとてつもなく悲しいけれど、受け入れるしかないというのは理解できると思います。だけど、脳死の場合、生命維持装置で生かされていて、それを外さない限りは生きていて、温かい。移植を希望するということは、いずれこのまま近い将来死を迎えることがわかっていながら、その近い将来までの時間をそこで本人以外が断つ、ということなので、臓器提供についての意思表示をしていない家族に対してそれができるかと考えると、かなり難しい選択になると思います。臓器が生きていたって、その形にふれられないのなら生きていないのと同じですからね…。

今回の男の子の両親は、大きくて高い山をいくつも乗り越えたのだと思います。その後にできた道…続く人はどれだけいるのでしょうか…。
☆chikako☆
考えさせられます
私も今回のニュースには胸が熱くなりました。
私自身の命が消える時なら喜んで提供したいと思っていますが、自分の子供(まだいませんけど)…ましてや就学前の年齢でこんな事が起きたら…
と考えると、このご夫婦のような決断ができるかわかりません。
今回の件は賛否両論あると思いますが、私は支持したいし、もう一度よく考えるきっかけになりました。
香坂美紀
同感です
私はドナーカードと、骨髄バンクにも登録しています。(一度2次適合しましたが、妊娠中で提供不可。今は服薬や喘息のせいで登録保留中です)
私自身は持病の慢性蕁麻疹の解明のためなら治験を受けたり死後献体してもいいと思っているのですが、家族となると、mimi様と同じです。もしも身体が冷たくなっても、今、触れていられるそのままの姿形にずっと触れていたくて、火葬にすることを全力で阻止してしまいそうです。
誰かの命になって長く生き続ける……第三者的に見れば考えられなくもないですが………苦渋の決断だったと思います。
臓器の一部が確かに生きている。だけど我が子として抱きしめることはできないって……。短い生涯だったからこそ、一部でも生き続けることを思ったのか、それとも移植なくしては近い将来死を迎えるしかない人のことを思えたのか………。
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