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トモエデンキの屁の突っ張り

関西では役に立たないことを「屁の突っ張りにもならない」と言いわれますが、そんな倉敷の電器店ブログです。

「パナソニック エコキュート エラーH88」の巻

2021年01月20日 | 店主
 パナソニックのエコキュートで、設置から10年越えると壊れる確率が高い部品

混合弁

機種により使われているタイプは違いますが、内蔵の駆動モーターの故障が原因です。


そこで、今回は駆動モーターの故障原因を追求


本日午後から修理したパナソニックのエコキュート HE-K46BQ

リモコンのエラー表示は「H88

ご多分にもれず「ふろ混合弁」の不良を示していましたので、部品持参で修理します。

ここで注意喚起をさせていただきますが

絶対に素人の方が修理をしないでください、エコキュートなど手順を間違えると高温の湯が吹き出し、火傷など大変危険な事態になりかねません

私のブログは、あくまでも私の備忘録でもあり、同業者の方に少しでも参考になればと投稿しております。けっして素人の方にご自身での修理をすすめているわけではありませんので、けっして真似をされないことを切にお願いします。







この部品が、高温の湯と水の割合を調整して設定された温度のお湯を送ります。




この部品は駆動モーターがメインなんですが、今回は駆動モーターを分解して故障原因を究明しましょう




白い部分にモーターが入っています。



開いたところ



モーターからコアを取り出してみると




黒い部分はリング状になった磁石で、白いプラスチックのコアにハメてますが、磁石を固定している部分壊れ磁石のリングが空回りしているため、回転が歯車に伝わらなくなっているのです。


ならば、この磁石とプラスチックのコアを固定すればいいのではと思い




瞬間接着剤でくっつけてみました。





後は元に戻して混合弁の修理ができました。

部品価格は4,000円ですが、メーカーによっては7,000円近い物もあります。(モーター部品の構造が異なります)


このように部品の故障原因がわかれば、部品供給が不能になった場合の対応も機種によっては可能かと思われます。


壊れた部品を廃棄せずに、部品自体を直してストックしておくことで、いざという時に役立つこと間違いなし!

と思ってはいるんですが・・・・



きょうはここまで


つづく