ひまわりの名前

書きたいこと、忘れたくないことだけ。

おめでとうございます。

2016-01-06 08:42:00 | 日記
ついに12月は更新できずに新しい年を迎えてしまいました。
今年もどうぞよろしくお願いします。^^

2012年の12月にレオ(愛猫)が亡くなって以来、なぜか12月にはちょっとした嬉しいサプライズがあるのですが、、。
やはり今年もありました。
まあ、そのせいで12月の中旬から後半にかけて、心身ともにめっちゃハードでもあったのですが。
それに最初はどちらかと言うと心配な気持ちがほとんどだったので、少し落ち着いた今はようやく嬉しさを感じる余裕ができてきました。
たかだか半世紀の人生で悟ったようなことを言うのもなんですが、愛するものが増えれば、それだけ心配事は多くなりますよね。
肝っ玉母さんのようになりたいなぁ、、とつくづく思います。

そのこととは別に、自分の入院手術も近づいてきたこともあって、心が落ち着かず不安にさいなまれることも多くなりました。
そしてしみじみ、これからは自分も夫もあちこちガタがくるのだと言う事実をちゃんと覚悟しなくてはならないと思っています。
人はいつか死ぬのだし、一生病気もせずに老衰で眠るように死ねる人はごくわずかですもんね。
たとえすごくラッキーで大きな病気をしないで済んだとしても、年を取るということはボロボロになるということ。
それでも生きていていいのだと思いたいし、思ってくれる人がいたらいいな、、と思う年初めでした。
それは、木皿泉さんの「富士ファミリー」というドラマを見たことも大きいです。
どうしようもない運命もあって、どうにかなる運命もあって、イヤなことも好きなこともある家族や仲間。
そういう繋がりの中で生きていくのってめんどくさいけど、そこにいることが大事なんだよってほんわかと伝えてくれるドラマでした。

11月の観劇で、前回書けなかった分を追記します。


11月26日 新妻聖子さんコンサート 大手町よみうりホール19時開演

いつものことですが、彼女の歌は本当に素晴らしいです。
今回はミュージカルからの歌が多かったので、オリジナルは少しだけ。
私は彼女の「アンダンテ」が大好きなので、聞けなかったのがちょっと残念でした。
歌詞が本当に胸を打つので、ぜひ聞いてみて欲しいです。

「あなたと私、出会えたあの日 あなたも嬉しい気持ちでいたの?」
「思うようには生きていけない 何度も何度も転びながら」(アンダンテより)

涙なしでは聞けないです、毎回。
今、歌詞を転記していて気付いたのですが、これ、聖子さんの作詞だったのですね。
そして作曲はお姉さまですね。
最初のころ、MCで言ってたかもしれないですが忘れてました。^^;

アンコールの「ゴールド」。
私が新妻聖子という歌手に惚れ込んでしまった歌です。
彼女にとってもこの曲、そしてこの曲が最後に歌われたミュージカルはとても大事な転機だったそうです。
私にとっても、それまでただ歌の上手い人とだけ思っていた聖子さんが突然自分の中で特別な歌い手さんになったきっかけでした。
彼女もツイッターでつぶやいていましたが、この曲のツボはこの歌詞でもあります。
「問いかけたままで旅は終わる」(GOLDより)
聖子さんが静かに歌い始めたとき、涙がドーッと溢れ出たのを覚えています。
カミーユの人生は激しかったけれど、平凡に見える私たちの人生もまたずっと問いかけていく旅なのだと。

アンダンテもゴールドもそうですが、どうにもならない運命があって、、的な歌が聖子さんの真骨頂だと私はひそかに思っています。(ここに書いたら密かじゃないか、、^^)
あんなに明るくて屈託のない聖子さんがどうして?と思うけれど、悲しみや痛みは量でもなく数でもない。
どう受け止めてどう自分の中に残すか、、かも。
彼女はきっと歌声の中に残してきたんだろうなと思うのです。
年々、深みを増している聖子さんの歌にたくさんの人が勇気と慰めをもらえたら、、と思います。



ダンスオブヴァンパイア 11月6日マチネ 11月20日マチネ 11月27日マチネ

なんと言っても曲が大好きなミュージカル。
お話しは、、まあ、、、かなり不条理でしかもコミカル。
なのでゴシックな吸血鬼モノを期待していると、安っぽいとさえ思えるほどの筋書きと装飾の数々にちょっとめんくらうかも。
私も最初に見たときは、終わった後もずっと「なんだったんだろう?」とよくわかんなかったくらいで。
しかし、このB級っぽい筋書きとか昭和の歌謡ショーか?と思えるほどの華美な電飾ピカピカな舞台。
これって楽しいかも、、と思ったとたんに沼ですね。ハマります。^^
リピーターが多いのもうなづけます。

前回の上演(2011年)の時は、山口伯爵のお声がとても出にくそうでした。
それでもうクロローク伯爵を他の役者さんに変えてくれたらいいのに、、とまで思っていました。ホントに。
でも、今回見て、山口伯爵以外、この役はダメでしょ!ってくらい惚れ込んでしまいました。^^;;;
アンチを好きにしちゃうなんて、すごい人ですね、彼はやはり。
まあ、今でも「レベッカ」は別の方にお願いしたいですけどね、、。^^;;;
とにかく、山口伯爵さま、素晴らしかった。
お声がもう人間じゃなくてヴァンパイア。倍音まで聞こえちゃうしロングトーンはどこまでも伸びるし。
20日のマチネ公演が最高でしたね。
痺れました。

それから、ダンス好きな私にはやはりヴァンパイアダンサー!
新城さんと森山さん、どちらも拝見しました。
新城さんのはとてもクールでスタイリッシュで、ヴァンパイアダンサーたちの親玉って感じがして良かったです。
森山さんのは、もっと痛くて惨めさがあって、どちらかと言うとアグリーなんです。
でもそれが悲しくて怖くて美しいもの好きな私の心にフィットしました。
アグリーささえも美しいんですよね。
そして孤独で苦しみを抱えてもがく姿は、隣で神々しく自信に溢れて歌う太陽のような山口伯爵さまの隠された内面の姿という気がして、とても感動しました。
全編、コメディタッチなのですが、この場面だけは胸に迫るものがあって、しかもアートだなぁ、、と。

ヴァンパイアダンサーさんたちはみなさん本当に素晴らしかったです。
特に体型的にもポージング的にもトートダンサーの時から五十嵐耕司さんがお気に入りだったのですが、最後のほうでお怪我されて休演されました。
27日はお休みの日で、大きな体でダイナミックに踊る五十嵐さんがいらっしゃらなかったので寂しかったです。
今はもう復帰なさっているようで、本当に良かったです!^^

12月のギエムさんのラスト公演については次回書きたいと思います。
とりあえず1月は、来週に迫った手術の前に、stars in the moonlight を観劇します。
エルヴェさんやジルベールさんなど、本当に見たかったので楽しみです。
それから偶然だったのですが、ヴァイオリンの三浦さんは、私の大好きな徳永二男さんのお弟子さんなのだそうです。
どんな音色を聞かせてくれるのか、それも楽しみでたまりません。^^



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