ひまわりの名前

書きたいこと、忘れたくないことだけ。

ざっくりと、でも書いておきたいことなので。

2014-01-06 14:26:02 | 日記
こんなしょぼいブログを訪れてくださる皆さま。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
ご挨拶も、更新も、遅れまくってます、すみません。

12月の半ばくらいから、体調がボロボロになりました。
やっぱり去年は、ちょっとがんばりすぎたんですね。
特に秋くらいからの忙しさ。
エネルギーたくさんあるタイプならともかく、私は生来、体力が無いほうでして。
と言っても日頃の私の追っかけとか、観劇っぷりとか知ってる人は「プッ」と吹きますけど。
でも本当はそうなんですよ、ホントに。(しつこいが、、)
だから「元気だね」とか言われると嬉しくなっちゃうというか。
それとか、元来かなりマジメなので(笑うな)「いい加減なとこあるね」とか言われるとこれまた嬉しかったりします。
なんだろ、、体力が無いとかマジメとかって別に悪いことってわけじゃないと思うんですけど、自分の中ではコンプレックスなんですよね。
できるだけ、体力あるように見せようとか、くだけた人に見せようとか、けっこういつも思ってます。
うまくいってるかどうか知らないけど、「お堅そう」とか「ひ弱そう」とか言われると「チッ、見破られたか、、」と思ってショゲます。^^;

ま、そんなことはどーでも良くて、、風邪なんですけど、それがとにかく治らなくて。
なんかもう、ウィルスさん私の中で遊んでない?ってくらい居座られました。
そうとう居心地が良かったらしいです。
頭から目、鼻、のど、唇、関節、おなか、、、とひと月近くあちこちと。
周遊券でも買ったの?って思うくらいでした。
で、ちっとも出て行かないわけです。。。
結局、年末年始も寝たり起きたりの生活。
大晦日には、長女夫婦とか、次女&BFとかが来たので、お寿司とか、娘が作ってきてくれたカナッペとか、アールエフワンさんのサラダとか、ケンタさんのFCとかで、、まあ、食べるのが目的じゃないから何とかなりました。
紅白にくまモンが出るので、娘たちも付きあわせて見たりしてたんですけど、記憶があんまり無いんですよね。
高熱は出てなかったんですけど、ずっと薬飲んでたのでボーッとしてたのかも。
ふなっしーがやたらに奇声あげて、くまモンを押しのけてたなぁ、、というのは覚えてます。
ふなっしー、けっこう健気だし地元なので好きです。
ただ、くまモンの持っていたデコポンとか晩白柚が落ちて床に転がってしまった時には「あーあ」って思いましたね。
オレンジ類だからあんまりみんな気にしないのかもしれないけれど、あれが桃とかバナナとかだったら傷んじゃうわけで。
農家の方たちが丹精こめて作っているものなのに、、って思いました。
たまたまくまモンが熊本の果物を見せようと持ち上げていたところだったので、タイミングが悪かったんだと思いますけどね。
ゆるキャラ同士のわちゃわちゃしたもみ合いって可愛いしおもしろいから、普段は好きですよ。

では、12月から1月にかけて見た聞いた読んだものの中から、良かったものだけをサラリと。

12月4日 ウィキッド マチネ

3回目のウィキッドでした。
今までで一番良いお席で、わくわくしてたんですけど、、、なんと!
私が見たかったダンサーさんが出てない!!!
そうか、、四季ってアンサンブルも結構変えてくるんでしたねぇ。
そしてアンサンブルに関してはまったく予想できないんですよねぇ、、。
ガックリ、、、。
まあ、それでもお話は本当に素敵だし、途中寝たけど(苦笑)最後は涙が出ちゃいました。
全然違うタイプのふたりの「永遠の別れ=永遠の友情」というお話。
だってひとりは死んだことになるんだから、、ってネタバレしちゃだめですね、、。^^;
しかし、、あのダンサーさん、またウィキッドに帰ってきてくれるのかなぁ。
いつのまにか辞めちゃってるってこともあるのが四季のコワさなんで、、。

12月10日 ClubSeven9th シアタークリエ

クリエ、本当に好きです。
見やすいですよねぇ。^^
で、この日、たまたま勇輔くんに会えたんですが、休憩中に気づいたので二幕はちょっと気がそぞろになっちゃったのは事実です。^^;;;
全体的に、玉野さんが最後におっしゃっていたとおり、大人の学芸会だと思いました。
すごくおもしろくて、おなか抱えて笑っちゃうことが何度もあって、、途中で「ところでワタシは新喜劇を見に来たんだっけ?」って思っちゃうくらいでした。
だけど、二幕の最初の音楽劇みたいなの?は、ウーン、、、って感じでした。
歌がすごく中途半端で、セリフに音階を適当にくっつけてるだけっていう感じがしまして。
申し訳ないけど、途中で寝ちゃいました。
それ以外は、ホントに楽しかった。
難しいこと考えずに、ただ綺麗だなぁ、、おもしろいなぁ、、楽しいなぁ、、っていう時間と空間って、実はすごい上質なエンターティメントなんだなって感じました。
お客さんのほうに負荷をかけないって、すごいですよね。

12月13日 モンテクリスト伯 日生劇場

結構いろいろ言われてますけど、私はおもしろかったです。
そしてやっぱり俳優さんってビジュアル大事って思いましたねぇ。
石丸さんも花總さんも、美しいんだもの。
おふたりとも歌えるし。
それだけで、ああ、イイもん見たわって思いました。
特に花總さんの気品ある美しさったらもう、、目の保養でした。

12月27日 中川晃教さんコンサート 銀河劇場

アッキーさんのコンサートは初めてでした。
モーツァルトオペラロックで、すごいすごいわ~と思い、CDを買い、いつかは生コンサートに行こうと思っていたのです。
この日、私はかなり体調が悪かったのですが、行って良かったと思います。
コンサート初日だったので、たぶんファンの人たちも立っていいのか座ってたらいいのか、なんかとまどいがあったようです。
確かにアッキーのコンサートってバラード主体のこともあるみたいだし、スピッツのように最初からみんなが立ち上がるってことも難しいんでしょうね。
しょっぱなからそのパワフルな歌声にやられましたけど、その後かなりノリノリな歌が続いてもなかなかみんな立たない。
うーん、ちょっとつまんないかも、、って思った頃に、アッキーが業を煮やしてみんなを立たせてました。^^
歌が上手いとか声がソウルフルだとか、あんまりわかったようなことを書くとファンの人に怒られちゃいそうですよね。
そういうのはもうあたりまえとして、、。^^
私がすごい感じたのは、アッキーさんのMCのおもしろさ。
なんか独り言みたいに気ままにおしゃべりするんですけど、本当におもしろくて可愛くて暖かくて、、うーん、あの人柄というか人間性にも惹かれてるファンが多いんだろうなぁってつくづく思いました。
また機会があったら、ぜひ行きたいです。
ああ、、モーツアルトオペラロック、また見たいなぁ、、。

永遠のゼロ 

映画です。
去年読んだ小説の中で、ナンバーワンにおもしろかったと思いました。
とにかく読み終わるのが惜しくて、最後に近づくにつれ、わざとチビチビと読んだりしてました。
それくらい大好きな小説なので、映像化がどうなってるのか、正直、ちょっと見るのが怖かったんですけど、、。
結果は、私的には花マルでした。
岡田くんがカッコ良すぎるというのは確かです。
加瀬亮くんくらいの感じがイイかなぁ、、って私は思ってました。
少し弱さを感じさせるのがいいかなと。
でも結果として、岡田くんの宮部は良かったです。
上手く自分のものにしていたと感じました。
他の配役も素晴らしくて、なんか久しぶりに満点をつけてあげたくなる映画でした。
もちろんエンターティメントとしての映画にです。
この映画を見て「反戦」とか「戦争美化」とか勘ぐる必要はないです。
ただひとりひとりがこのよく出来た上質な映画を堪能すればいいのだと思います。

小説
「光」三浦しをん
「舟を編む」三浦しをん
「おやすみラフマニノフ」中山七里
「母性」湊かなえ
「霧笛荘夜話」浅田次郎

全部おもしろかったです。^^

「光」は東北の震災前に書かれたことが一番の衝撃でした。
かなりショッキングな小説ですが、以前も書いたように彼女の描く悪には私はどうしても同化できないのです。
なので、主人公たちの誰にも自分を映し出すことができず、悲しいかな最後まで置き去りでした。
その点、「舟を編む」はかなり自分を投影できました。
しをんさんは、エッセイがとてもおもしろいと聞きました。
今度はエッセイを読んでみようかと思います。

「おやすみ」は音楽描写がすばらしくて、特にラフマニノフはクラシックが苦手な私も繰り返し聴いた曲。
頭の中に音楽が流れ出すほどでした。
それってかなり官能的な快感を読者に与えるんですね。
音楽を言葉で表すという行為は美しい詩です。
ただし文章力や音楽に対するグラウンドが無かったら自己陶酔になっちゃう危険もあるんですが、この作者さんは素晴らしいと思います。
推理小説としてのタネとか小説としての筋とか、そういうのよりも音楽への造詣の深さですね、この方の魅力は。

「母性」はイチオシです。
湊さん、本当に上手いです。
伏線の張り方とか、巧妙に組み立てられた構成とか、じつに上手く作りあげられた作品なのです。
人間のダークな面を取り上げているのは「光」と同じなのですが、ここでは主人公たちの気持ちに寄り沿うことができます。(あくまでも私は、、です)
いわゆる流行だからというのではなく、十分にミステリーとしての中身も伴っていますし、とにかくおもしろくて先を読みたくなります。
湊さんの作品中で一番のお気に入りになりました。

「霧笛荘夜話」
浅田さんもまた、本当に上手い小説家さんだと思います。
こういうのを真のプロっていうんですよね。
この小説は、短編集です。
ひとつひとつがちょっとだけ重なっていたりして、心憎いほど巧みです。
ここでもやはり、主人公たちの人間性や生き様がまったくの他人事ではなく自分に降りかかってくるんです。
それがやっぱり小説とか映画とかの醍醐味じゃないでしょうか?
まったくの他人事だったら、泣くことも笑うことも、最後に訪れるほんの小さな明かりのような幸せに胸をなでおろすことも無いです。
この小説もそういう感動に満ちています。



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