ひまわりの名前

書きたいこと、忘れたくないことだけ。

思い描いていたもの

2011-12-05 22:44:30 | 日記
大好きな物語があったら、それを映画にしたとき、こんな風になっていてほしいっていう理想がありますよね。
それで、ワタシはまだ「タンタンの冒険」が見れないんです。
なぜなら、ワタシはタンタンマニアなんですよ。
日本で出版されてるタンタンの冒険シリーズの本は、15巻くらいまで持ってます。
家には、時計(たぶん5個くらいある)とかTシャツとか食器とか、とにかくオタクと言ってもいいくらいタンタングッズがたくさんあります。
なぜタンタンにはまったのかと言えば、キャラがものすごく立ってるからだと思います。
一番好きなのは、ハドック船長なんですけど、、でもビーカーさんとか双子の刑事さんとかとにかくみんな大好きです。
タンタンは、パッと見、ちょっとヤワに見えますけど、すごく男気があって友情に篤いんです。
そこがすごくいいんですよね。
友達が危機に瀕してるのをほおっておけないっていうところが、、。
そして自分の判断を大事にするところも素敵です。
スノウィーは、日本での呼び名で、ベルギーではミルウです。
とにかく大好きで、10巻くらいまでは何回も読み直したくらいなので、映画化って聞いたときにちょっと複雑でした。
好きなものほど、こうあってほしいっていうカタチがあって、、それに果たして合致するかなぁ、、という不安があるんですよね。
特にアニメじゃなくて、CGなので余計にそうです。
大好きなハドック船長が、ただの品のない酔っ払いおじさんになってたらどうしようって思ったりして。^^;

まあ、そのうち見に行くと思います。
やっぱり気になりますからね。
さて、今日はそんな「思い描いていたもの」が本当にそのまま目の前に現れた感動を得ることができました。
オペラ座の怪人の25年記念コンサートの映画を見て来ました。
開演ギリギリに入ったのですが、あらかじめお聞きしていたとおり、CMがあったので間に合いました。^^
とても長い映像でしたけど、本当に素晴らしかった。
実を言うと「オペラ座」で泣いたのは、たぶん初めてです。
たぶん心の底から涙が止まらなかったのは、本当に初めてでした。

ファントムに対して、前回思ったこと。
男性としての魅力が欲しい、、それをラミンさんがスッキリ解消してくれて、、。^^*
目の演技が素晴らしかったです。
最後のクリスティーヌのキスのときのあの目。
幸せと悲しみに満ちたあの目が忘れられないです。
あれこそが「愛」の本質だ!なんてワタシは思っちゃいました。T_T

そしてなんと言ってもクリスティーヌです!
彼女のちょっとフワフワした夢見心地な感じとか、ファントムとのかなり官能的なやりとりとかラウルとの健康的(笑)な愛に傾いちゃうような素直さとかファザコンぽさとか少女のような小悪魔のような、本当に魅力的な女性像を、もうそのまんま体現してくれちゃったのが、シェラさん、、。
最初から最後まで、もう私はトリコ状態でした。
思い描いていたとおりの「オペラ座の怪人」がそこにあって、なんか霧が晴れたような気分でした。
DVD、買わなきゃ、、。
こんな素晴らしい作品は、ずっと残して後世に伝えなくては、、。

ああ、そうそう、最後に歴代のファントムとクリスティーヌが出てらっしゃいましたね。
私は、マイケルクロフォードさんとサラブライトマンさんしか知らないですけど、、。
そうやって名作には、語り継がれるコンビが誕生するんですねぇ。
歴代のファントムさんたちが歌ってらしたけど、皆さん、素晴らしかったです。
ラミンさんよりも好きなお声の人もいらっしゃいました。
左から二人目の方、、ものすごく声音が深くて、。
声って本当に素晴らしいですね。
考えたら、虫とか動物とか、鳴き声で求愛するんですものね。^^;
そんなわけで、あらためてワタシは思ったのでした。
クリスティーヌは声だけでファントムに恋してしまったに違いないと。
オペラ座の怪人25周年記念コンサート映画、、本当にお薦めです。
つうか見ないともったいないです、これ。^^