口下手男のヒトリゴト。

特に何てこと無い男の日記

背負うのは・・・

2006-06-25 20:46:56 | Weblog

準備できたから予告どおり紹介しよう。
今回紹介する漫画は、
『棺担ぎのクロ。 懐中旅話~カイチュウタビノワ~
(著者:きゆづき さとこ・現1巻 以下続刊)』だ。

この漫画は、棺を担いだ黒服の旅人『クロ(偽名)』が
喋るコウモリの『セン』・旅の途中、ある研究所で出会った
実験体の女の子『ニジュク(29番)』と『サンジュ(30番)』
と一緒にいつ終わるか分からない旅を続けるという物語で、
ストーリーの繋がった4コマ漫画という形式を取る。

正直、表紙買いだよ。
どうしても気になっちゃってね。

いやー、もう棺を担いだ黒服つったら
『コロッケ!』のフォンドヴォーだろうがッ!!
と思った『コロッケ!』フリークな俺よ。

んで、クロはよく男と間違われるが女の子である(しかも未成年)。
棺を担いでいるので殺人鬼とか吸血鬼とか裏世界の人とか
勘違いされている。
クロはいつものことなので、気にしてない様子。
ってゆーか、必要最低限の事しか喋らないから誤解される。

まだ1巻しか出てないから謎が多いんだけど、
クロは魔女を追って旅をしているらしい。
その秘密はクロの肉体にある。真っ黒なのだ。
おそらく、魔女に呪いか何かをかけられたのだろう。

そして、ニジュクとサンジュは博士を探している。
しかし、博士はとっくに死んでいた。
獣のようなものに惨殺されたらしく、白骨死体になっていたのを
センが見つけている。
そのことをクロはニジュクとサンジュに教えていない。
なぜなら、「死ぬということ」を二人はをまだ知らないから。
だから、遠くへ行ってしまったという曖昧な言い方をクロがしたため、
まだ生きていると信じている。
そして博士を探すためにクロと旅に出たのだ。

なぜクロが棺桶を持ち歩いているのかというと、
本人曰く「自分のため。」つまり、自分が旅の途中で死んだら
その死体を持っていた棺桶に入れるつもりなのだ。

因みに普段棺桶の中身は、
センの仲間のコウモリ達と荷物が入っている。

なんか、この第1巻の内容にはいろいろな
伏線があるような気がしてならない。
たとえば、村にたまに出没する獣というのがある。
「実は博士を惨殺した生物兵器なんじゃないか」と思っている。

クロに出会った人間はみんな彼女の事を思い出す。
「今も旅人さんはこの空の下のどこかで旅をしているのだろう。」と。

旅の途中で出会った人達とのふれあいも最期を看取ることも
長い旅の中では「ほんの一部の話」になってしまう。
そんな「ほんの一部の話」を紡いでいく物語なんだと俺は思う。
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