選挙について
数十年前にくらべ、有権者の投票行動は明らかに変化している。かつては事前の世論調査とは逆の結果になることが多かった。それだけ政権選択についてバランス感覚が存在していたと思う。
現在は、全体の票数が民意の反映にならないシステム上の
問題もあるのだが、世論調査が「有利」と報じる側への投票へ雪崩を打ってしまうような傾向を感じる。
要因はいろいろあるだろう。アイドルの「**総選挙」という呼称により選挙が人気投票化し、皆が良いという人気のある人へ投票する、選挙が単なる「勝ち負け」になり自分の票が「負け組」になるのが嫌だ、などなど。あまりに幼稚すぎないかと思うが、あり得ないともいえないのではないか。
また、地方に在住していると日頃政権に批判的な意見を言う人も、選挙になると知り合いに頼まれた候補者に投票してしまうことが多い、という事実に直面する。
民主主義とは、選挙に勝った与党が政権を運営していくのだが、何をしても良いのではない。
政策を野党と協議し、妥協点を見いだしつつ修正し、法案を成立させていくのが本来の形であるが今はそのプロセスを無視し、少数の意見を反映させることはない。
その結果政権が交代するとまるで報復措置のような形で政権運営が行われる。世界一大きな島国でも今それが問題になっている。事務方は手のひら返しの施策に対応するため大きな負担を強いられ経費もかかる。その害を被りつつ経費負担もするのが国民である。
忖度ばやりの昨今だが、国民の意見を忖度してくれる候補者に投票したいものである。
写真はわさび栽培している方からの到来物。いっぺんには食べられないのでおろして冷凍すると良いと言われたが、時間がたつと辛みも抜けるしおろしているとき涙が止まらないので、まるごと冷凍して少しずつセラミックのおろし器でおろしている。
ニュースを見ていると、これを一気におろして口にいれてやりたいという妄想がわいて困る(笑)