東京から青森へ帰っている最中、青森市ジャスコでは「赤ちゃんはいはいレース」が行われていた。我が娘、なんとぶっちぎりの1位。嫁のお母さんがビデオ撮影していたが、あまりに早すぎて一瞬フレームアウトしたほど。こりゃあ将来有望なマラソンランナーになるよ。貰ったのがたかがお尻拭きとはやや残念だが。
さて本日、今日平内町出身の後輩が外部からの書類を見て一言「こりゃあ、カラソマツな字だなあ」とつぶやいたのがきっかけで、休み時間が華やいだ。
カラソマツとは?聞きなれない言葉だったんだけど、「実家ではお母さんが当たり前のように使っていた言葉でした、え、みんな知らないんですか」と。いやいや、そんな言葉生まれてから一度も耳にしたことがないんだけど。
恐らく、言葉の響きや用法からして「カラソマツ」の「ソマツ」は「粗末」で間違いない。粗末の最上級みたいな意味ですと後輩も言っていたし。となると、前半の「カラ」の意味がわからない。「空粗末」?「唐粗末」?「karasomatu」?
まあ、ただの方言の一種でしょと思い、ネットで調べてみたのだが、「カラソマツ」では全くヒットしない。辞書はもちろんのこと、「方言辞典」にも出てこない。読み方をいろいろ変えてもウンともスンとも言わない。だのに、造語説を完全に否定する後輩。
唯一、一件だけ「ライダーハルの徒然日記」というブログ内の、2007年のコメント欄で「カラソマツな出来でした」というのが書かれてあった。記事を軽く読んでみたら、おそらく青森の人であるらしいんだけど、それ以外「カラソマツ」への手がかりは無い。
いよいよ「後輩=ライダーハル」疑惑が持ち上がったが、職場の別の後輩Iが「カラソマツ、聞いたことがあります。昔おばあちゃんが使っていたような気がする」と語ったのでまた話は振りだしに。本当にある言葉なのか?都市伝説ではないのか?
後輩のお母さんは、蓬田村出身。そして、聞いたことがあると語った後輩Iは中泊出身。ライダーハルは青森あたりの人。これが「カラソマツ」へのわずかな手がかり。方言なのか、ただの造語なのか、それとも全く別の何かなのか。興味が尽きない。
「カラソマツ」の情報提供求む。
~完~