
今日から、職場の引っ越し作業が本格化し始めた。思えば8年前、むつ市時代も職場の大規模な引っ越し作業をしたものだ。あの時は課内の人数が少なかったので大変だったが、今回は人が多くいる分、作業もはかどりやすい。大晦日にも出勤しないとだめなのがキツいが、がんばろうと思う。
さて、本日のヤングジャンプで大好きだったギャンブル漫画「嘘喰い」が終了してしまった。ここ2,3年の中では一番面白いと感じていた漫画で、物語最後の大勝負「ハンカチ落とし」まで目が離せない熱い展開が続いていたので、終わるのが本当に寂しい。最後数週間は、コミックスのページ分稼いだのかなというような展開だったものの。
「嘘喰い」は最初、友達が「荒木飛呂彦(ジョジョの作者)が絶賛している漫画がある」と紹介してくれたのがきっかけで読み始めた。その時点では5巻まで出ていて、求めやすかったので一気に購入して読んだところ、ちょうど有名な「ババ抜き」をやっていたので一気に衝撃を受けファンになった。
ギャンブルにおいて相手はイカサマを使っていることが多く、一見主人公をハメているように見えるが、実は主人公はそれを全て読んで逆に水面下でハメ返している。その事実が明るみになった時の相手の超びっくりした表情と、一気に種明かしするドヤ顔を見るのがたまらなく心地いい。よくよく読み返してみると、主人公が敵をハメている過程の描写もちゃんと描かれていて、2度3度読んでも楽しい。
ギャンブル漫画と言いながら「暴力」のテーマもあって、例えギャンブルで強くても、ゲームの後で力づくで金を奪われたらそれは弱いも同然、という考え方をするのが斬新だ。主人公は体力面はからっきしなので、仲間に暴力重視の強い人間を配置したり、ゲームのルール上で暴力行為を排するなど周到に根回ししている。
11年間の連載の中では、今しがた書いた「ババ抜き」や梶ちゃんの「時間当て」も面白かったが、個人的には「エア・ポーカー」が最高だった。このブログでも何度も「面白すぎる」と書いていた。あんな話をよく考えたもんだなあ。知らない人はあの勝負だけでも読んだほうがいい(40~43巻収録です)。
作品はこれで終了となったが、映画化が決まっているということなので今後はそちらを楽しみにしていきたい。また、最終巻が発売になったらまた一から一気に読み直して、その気になったら改めて感想を書きたいと思う。
~完~
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