二日目のカレー

昨日アイスの実食べたらあまりのおいしさに驚いた。今の時期だと「爽」ばかり食べてたけど、もしかしたらアイスの実の方がいいかも。本来はシャーベット的なものってあまり好きではないのに。夏って、どうも一年の中でも味覚というか、好みが変わる季節だな。

夏といえば、暑さ対策のためにも先日床屋に行ってきたんだけど、その床屋が毎回、自分が想像してたよりも髪を多く切ってしまうから困っている。
今回も、これほとんど坊主に近いのでは、という短さになってしまった。

思えば去年オヤジに「今回はさっぱりしますか」と聞かれて、わかりましたと答えてほぼ坊主にされてから、これが自分の基本型になってしまった感がある。これをやられると向こう二ヶ月は床屋に行かなくて済むようになるので財布的には助かるが、気持ち的には落ち込む。

じゃあそこをやめたらいいじゃないか、という話に当然なるんだけども、切ってから少し伸びた時の髪型が、今のハゲた自分にとても似合ってて、それが好きなので、結局毎回ここに来てしまう。
例えるなら、「ここのカレーは作りたてはシャバシャバで嫌だが、二日目になると絶妙に美味い」という感じ。

二日目のカレーを食べるために、一日目の味に目をつぶる。なんたるグルメ。できれば一回目から二日目を再現してほしいところだが。
しかし…今回は自分の注文でしっかりしようと思い、具体的に「1センチ切ってください」ということにしたにも関わらず、結局短い。1センチ切った、というより、1センチになった、という感じ。

こんな床屋さんだが、行くと不思議といつも大繁盛してるんだよな。PTAもやってるし近所の人がこぞってやって来ているみたいだ。やっぱり床屋さんってそういう近所付き合いは大事なのだろう。

隣に座ったお客さんの声を聞いてみたら…「今回は、あんまり切りすぎなくていいよ」とのこと。
しきりに頼んでいるところを見ると、やっぱり基本誰にでも切りすぎるんだここは。もはやこの人のスタイルなんだろう。これからもきっと、二日目専門のカレー屋さんに足しげく通うことになるだろうな。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～完～