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ヒップホップ路線からアイドル路線になり世界的スターに登り詰めたBTSが、
もう一度始まりの気分に戻って、あらためて闘争宣言をした曲として、発表された曲
" ON " を取り上げた。
『 " MAP OF THE SOUL : 7 "……魂の地図:7 っていうのの一番中心的な曲だと
思うんですが、
『この曲は " Butter " みたいな明るくて誰でも楽しめるポップソングとは違い、
相当激しい話なんですね。
ここで歌われるのが「Bring the pain」=「苦痛を持ってこい」ということなんです。
ちやほやされて、今世界のスターだと言われてるけれども、もう自分がどこにいるのか何をしていいのかさえ分からないほど不安に満ちている。
しかし我々は戦うから苦痛を持ってこい。苦痛を血肉として戦うぞ、という曲なんです。
" ON " のミュージックビデオにも注目する。
キネティックマニフェストフィルムっていうのがありまして、これはあの、カリフォルニアあるものすごい巨大なダムのところで撮ってまして
ミュージックビデオとしても、ものすごいかっこいい。で、ダンスは素晴らしいですけれども。
それとかですね、まぁもちろん舞台でのパフォーマンスとかで注目すべきことは、一番最後は7人で観客に背を向けて、肩組むんですよね。
これは実はその" NO MORE DREAM "の直後ぐらい、1曲間あるかもしれませんが、" N.O "っていう曲があるんですね。
エヌ・ピリオド・オーなんですけど、
" N.O " という曲がありまして、これは要するに、大人たちにノーと言え!っていう曲なんですね。
で、あの管理社会で、学校でロボットのように情報を詰め込まれてる、と。そんなんじゃないんだ、と。
で、それに対してノーと言え、というある種のアジテーションみたいな曲で、これが最後、全員背中向けて終わるんですよ。
まぁだから長いファンにとっては、あ、最初の" NO MORE DREAM "……
それから3つ目ぐらいですかね、ごく初期の" N.O "というのが、今こういう形で、つまり" ON "というふうに、NOがONに反転されて戻ってきてるんだと。
で、1回アイドル路線になってもちろんトップアイドルなんけど、アイドルがもう1回そういうヒップホップグループの頃の精神で戦い続けるぞ、というね、
戦闘宣言として、すごく面白いと思います。』
borahe sky
ON
圧巻のパフォーマンス ‼︎
脱帽です
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