心に染み入るとてもいい映画でした。
詳しくは書きませんが、私には、『おおかみこどもの雨と雪』を見た後と似たような感情の揺れがしばらく続いています。
男も女もみんな母から生まれている。
これからもずっと心の片隅で、ふとした時に思い出すような、普段は忘れがちな大いなる大前提、大地と水と空気のようなあたりまえにあるはずの、母の愛のようなもの。
それによって生かされている私たち。
母の愛は報われないこともある切なさに満ちているのに、それでもなお私たちに滋養を与えようとする。
母親でなければ子どもが育たないなんて、まったく思わないけれど、そこにいる、すでにある、というその包みこむような強くて静かで深い、あたりまえに思えるほどの愛情が無い中で、人が呼吸し、生き、感じ、考え、やがて自分の足で歩きだすことは、けっこう難しいかもしれない。
主人公と同じ年頃の娘は、映画を見た翌日には一人、岩手・葛巻の農家民泊に出かけました。
石井さんご夫妻のもとでどんな6日間になるのか。
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