今日は保育所で臨床心理士の先生の講義を聞く機会がありました。
長すぎておしりが痛くなったけど、例によって涙腺の弱い私は一人で泣きながら聞いていました。
途中で鼻水が滝のように出てきて隣のママにティッシュまでいただいてしまいました( ̄Д ̄;;
それでまんまと影響されて帰ってきました。
今日からの子育ての方針は、
「夫婦げんかは犬でも食わぬ」 ではなく
「子供のケンカを大人が食うな」
に決定しました。
先生の話によれば
お姉ちゃんは今までみんなの愛情をすべて注がれて育ってきて、
今は妹にその座を奪われたかわいそうな女王なんですって。
それで悔しくてしょうがないらしいです。
(私も小さいときにお母さんが見ていない隙に妹をつねっていたと
大きくなってから聞かされたのを思い出しました

)
下の子は賢いので告げ口します。
「エ~ン!お姉ちゃんがとった~

」
「エ~ン!お姉ちゃんがたたいた~

」
といった具合に。
今までの私ならどっちが最初にやったかを問い詰めて叱っていました。
でも親は知らず知らず自然と小さい方の味方をしてしまうそうです。
そこでかわいそうな女王はどう思うか。。。
そしてどんなに厳しく怒られたところで「今度はもう少し手加減しよう」
なんて思うはずがないということでした。
その一方で告げ口をして成功した下の子は
「大人を味方につける方法」
を学んでいるだけです。
どちらにもいいことはないのです。
大人は、ケンカが始まるのを見ていて口を出さない自信がなければ
トイレにでも逃げてくださいとも言われました

ルールは物を武器にしないことだけです。
もちろん叩かれて痛かったところを撫でてあげたり、傷の手当ては必要ですが、
叩いた方を叱らなくていいそうです。
おもちゃを取り合って、相手を叩いて奪ったおもちゃが色あせてみえることも
勉強です。
幼児の体はケガもすぐに治るし、殺し合うほどの大げんかはありえない。
今のうちにいっぱいケンカをしたほうが親が先に死んだ後も、
いつまでも姉妹仲良く助け合って暮らしてくれるそうです
もう一つ心に残ったのは「ママ抱っこして~」「折り紙しよ~」などの要望には
できるだけ今やっていることをやめて応えてあげる。
「待って」や「あとで」をその場しのぎで使わない、ということでした。
実現できない約束をするくらいならはじめから「今日はできない」と言ったほうが
子供は失望しないそうです。
「待って」はよく言うので気をつけようと思いました。