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タイブレイク中のミニブレイクを除けば、Andy Roddick(アンディ・ロディック)は最後までブレイクを許さなかった。
彼の強力な武器である弾丸サーブは、帝王Roger Federer(ロジャー・フェデラー)の野望を打ち砕くに充分な力を持っていたし、進化と呼ぶに相応しい「ニュー・ロディック」は、フェデラーを上回る二度のブレイクに成功した。
Wimbledon2009の男子決勝は、ファイナルセット第30ゲームまでもつれ込み、最後の最後にブレイクを成功させたフェデラーによって幕が下ろされた。
個人的には、ロディックのようなテニススタイルはあまり好きではない。
ボリス・ベッカー以来、サービスの強さに比重の偏り過ぎた男子のテニスは、まったく淡白な試合展開を生み、ゲームを観戦する方としては、面白みに欠けてしまっているからだ。
しかし、そうだとしても、ロディックの努力を否定するべきではない。
最大限にビッグサーブを生かして、フェデラーを追いつめた彼は、素晴らしかった。
11枚目の写真は、第2セットのタイブレイクで、セットポイントを取り損ねたロディックのバックハンドハイボレー。
このポイントが、勝敗を分けたような気がする。
14度のグランドスラムタイトルを誇る男が相手だったからこそ、このミスは生まれたように思う。
第一セットに続き、第二セットをロディックが取っていれば、あるいは、結果は違っていたかもしれない。
それにしても、フェデラーの強さは信じ難い。
技術の優秀さは今さらの話であるが、何より精神的なタフさは恐ろしいほどだ。
ナダル戦で時折見せる不安げな仕草を思い出すに、この決勝戦を観て改めて「ナダルの凄さ」を再認識させられもした。
フェデラーは、今年も帝王だった。
史上最高のテニスプレイヤーであり続けた。
数多のテニスプレイヤーは、彼が重要なポイントで見せる、同じ人間とは思えない集中力に、ただひれ伏すことしかできない。
現役プロスポーツプレイヤーの中で、最高の紳士とも称されるフェデラーは、コートの中では冷徹だ。
今年のウィンブルドンも、素晴らしい決勝戦だった。
その余韻を楽しみたい。
フェデラー、ナダルの2強時代に、ロディックが、再びトッププレイヤーとしての輝きを取り戻すことを願いつつ。