紅雨荘別館

況やこれ青春。日将に暮れんとして、桃花、乱れ落つること紅雨の如し。

ロンドン市街

2007-09-27 | Lumix07
9月の3週間、イギリスに行っておりました。夏休みというより、平日仕事、日曜日は観光。9月のイギリスはまだサマータイムで、5時頃に仕事を終えて出てきてもまだ明るい。
ロンドン大学の近くにあるタヴィストックのB&Bが並ぶ所。この辺りのB&Bはプチ・ホテルといった感じで、とってもお高いB&Bです。


自転車の管理方法。オブジェのようです。


泊まっていたホテルがユーストン駅近く。この近くは地下鉄やブリティッシュ・レールウェイの駅がいくつも並んでいる賑やかな所です。これはキングスクロス駅。


こちらがセント・パンクラス駅。3年前も工事中でしたが、まだ工事してました。キングスクロス駅の隣にあります。映画「ハリーポッター」にも出てきた有名な駅です。


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うらじゃ

2007-08-05 | Lumix07
買い物中に偶然行き会わせた祭りのパレードです。「うらじゃ踊り」といって、桃太郎の鬼退治に出てくる、退治された方の鬼「うら」が主人公の踊りです。いろいろなグループごとに年齢も様々な鬼たちがアーケードの下を踊って行きました。
とっさに持っていたコンデジで撮ったので、かなりぶれてますが・・・








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上野・浅草

2007-07-23 | Lumix07
東京行きの一番の目的は、国立近代美術館で開催中の「アンリ・カルティエ=ブレッソン 知られざる全貌展」を見ることでした。二日目の午後半日を、ここで写真を見て過ごしました。最終日は午前中に印刷博物館へ行き、午後から上野、浅草見物。


初めての上野、初めてのアメ横。こういう写真・料理名・値段入りの看板?はカンボジアで見たなぁ・・と。


こんな雰囲気の昔ながらの喫茶店もありました。


上野といえば、やっぱりこれでしょう、西郷どん。ここも初めて。


この後、浅草へ。ここも初めて。先ずは雷門から。




本堂の天井画の「天人散華図」は堂本印象が描いたもの。




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東京

2007-07-23 | Lumix07
久しぶりに東京へ行ってきました。お天気はそれほど良くはなかったけれど、雨に降られることもなく、無事帰ってきました。
飛行機から富士山が遠くに見えました。


何年か前には無かった新丸ビルが東京駅の真ん前にそびえていました。四角い新丸ビルの、丸い所を。


古い方の丸ビルにも行ってみましたが、普通のビルでした。こんな所も新しい方がデコラティブ。


長いエスカレーターに乗りながら。ここでお茶を飲みたかったけれど、あまりの人の多さに、早々に退散しました。


翌日行った庭園美術館。旧朝霞の宮邸です。残念ながら次の展示会の美術品入れ替えのため、庭しか見られず。でも行ってみて思い出しましたが、ここは以前行ったことがありました。






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祇園祭

2007-07-16 | Lumix07
台風一過といっても綺麗に晴れず。その代わり薄曇りで涼しい一日で、山鉾見物にはもってこいでした。
山も鉾もそれぞれの鉾町で趣向を凝らして飾り付けされて奉られているものの、やっぱり祇園祭の一番人気は長刀鉾でしょう。丁度大丸のすぐそばで、人通りの一番多い場所でもあり、とにかく回りは凄い混雑。


現在生き稚児が乗る唯一の鉾で、常に巡行の先頭を行くくじ取らず。そして今でも女子禁制を守る?鉾です。鉾に乗った我が息子を撮ろうと「○○ちゃん、こっち向いて」と叫ぶ母親の声が頭上で響きました・・


祇園囃子が響く函谷鉾。この日は流石に鉾の飾りものをフル装備してました。実は前日台風襲来の日に見かけたときは、ブルーシートを張り巡らした、ちょっと哀れな姿をしていたので気になっていたんです。


変わった形の山鉾というと、まずはこの船鉾。


神功皇后の新羅出船に由来するという船の形をした鉾です。船首にあるフィギアヘッドは「鷁(げき)」と呼ばれる想像上の瑞鳥。他に変わった形の山鉾は、綾傘鉾、蟷螂山などがあります。


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法金剛院、再び

2007-07-16 | Lumix07
先月末に行って、目当ての蓮より紫陽花が綺麗だった花園の法金剛院。台風はどこに行ったのか。ともかく蓮が残っているか行ってみました。


見頃は流石に過ぎており、台風の風雨の影響もあったようですが、それでもまだまだ・・・
こってりとした白色の蓮。


本堂の回りにも蓮の鉢が並んでいます。既に終わった葉っぱだけの鉢も多かったけれど、まだこれからの蕾もいくつか。


この蓮は始めてみました。まだ咲ききってないのか、それともこれで2日目なのか。白い花びらの先だけピンクに染まった蓮。まるで薔薇の花のようでした。


これは睡蓮の様な形の蓮。花は十分に大きい蓮なんですが、花びらが細長く、この花びらは散り蓮華には成らなさそう。


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梅雨

2007-06-24 | Lumix07
雨の合間に散歩に出て撮ってきました。我が家の近辺では、そろそろ雪洞のような西洋紫陽花が終わりかけ。ガクアジサイが咲き始めました。


雨に濡れた葉っぱの間から、これから色づき始める西洋紫陽花を発見。


珍しい一重のクチナシの花。生け垣になってよく見るのは薔薇咲きになった八重のクチナシですが、小ぶりの一重咲きが2mほどの灌木に育っていました。近づくと甘く濃い香りがします。栗きんとんの色付けに使うクチナシの実は、この一重咲きから採れるそうです。八重咲きが結実することは殆ど無いとか。


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柳川

2007-06-04 | Lumix07
日曜日は西鉄で柳川へ。以前から行ってみたいと思っていた場所で、今回やっと願いがかないました。柳川といえば、どんこ船での川下り。厳密に言えば川と疎水とお堀が繋がっていて、そこを船で下るわけです。西鉄柳川駅付近にはいくつかの船会社の専用船着き場が点在してました。


いくつかの橋をくぐるわけですが、この橋はまだ幅が広い方。




船頭さんの竿捌きに感心しつつ、名調子の説明を聞きながら、船は川もをゆったりと流れていきます。両岸には綺麗に手入れのされた庭や学校、煉瓦倉庫もありました。






御花の側をめぐり、船は約70分の川下りを終えて、終点に到着。


終点の船着き場の側には古い水天宮さんもありました。


柳川といえば、北原白秋の生家がある町。かつては廻船問屋で造り酒屋でもあった豪商。白秋はその跡取り息子だったのです。お店は父の代に火事で焼け没落。今はこの家だけが記念館として残されています。


御花は柳川藩立花家の別邸。大きな日本家屋と松島を模したという庭園。それに明治期に建てられた洋館が敷地内に並びます。今は立花家の当主や夫人たちの持ち物を展示し、レストラン、結婚式場を併設し、さらに宿泊も可能・・という場所。勿論今も立花家が経営しています。レストラン二階のベランダからは、庭園横の堀を行く船が見えました。


小座敷から縁側越しに庭園を望む。


明治期に建てられた洋館。日本家屋から廊下続きで行ける。当時の応接室や食堂などが残っています。


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太宰府

2007-06-04 | Lumix07
太宰府天満宮の帰り道。観光客の大半は天神さんだけお参りして帰るのだけど、ここは2度目。観光地図を見ると少し離れた所に戒壇院の文字が・・・ということで、興味に駆られて行ってみました。太宰府駅前から100円均一の「まほろばバス」という周遊バスが出ています。観世音寺バス停から楠の大樹が繁る参道を行くと正面に観世音寺が見えてきます。


天智天皇が母である斉明天皇の冥福を祈って発願し、天平18年(746年)に落慶したという古刹。今は小さいお堂が残るだけです。


境内の隅には、白鳳時代に鋳造されたという、京都妙心寺の鐘と並ぶ日本最古の梵鐘(国宝)がありました。太宰府に流された菅原道真が「都府楼纔看瓦色 観音寺只聴鐘声」(都府楼は纔に瓦の色を看る 観音寺はただ鐘の声を聴く)の詩句を残してるとか。これの本歌はやっぱり白居易の「遺愛寺鐘欹枕聴 香炉峰雪撥簾看」(遺愛寺の鐘は枕をそばだてて聴き、香炉峰の雪は御簾を撥ねて看る)なんでしょうね。


観世音菩薩は御簾で顔を隠しておられました。
次にお寺の敷地内にあったという戒壇院を探してウロウロしていると、隣の民家の庭先に僧正玄ぼうの墓を発見。阿倍仲麻呂や吉備真備等と共に唐に渡り、帰国後は朝廷で権力を振るいましたが、天平17年ここ観世音寺別当に左遷。翌年観世音寺建立の日に死去。藤原広嗣の怨霊に殺されたとか・・


そしてやっと戒壇院を発見。鑑真が奈良唐招提寺に戒壇院を開いたのが754年。その後、天平宝字5年(761年)下野の薬師寺と筑紫の観世音寺に東西2つの戒壇院を置き、「天下三戒壇」としたわけです。ですからここの開祖は鑑真。


本尊は平安時代作の廬舎那仏。重要文化財。でも光背は江戸時代に付け加えたものらしいです。


今は観世音寺から離れ、博多の禅寺が管理しているとか。


ここから更に歩いて都府楼を目指しました。「太宰府」があったところ。水田の中には「官衙跡」という昔の官庁建物の礎石が点在。そして広々とした都府楼跡へ到着。南大門(跡)を無事通り過ぎると・・


今はこの「都督府跡」を示す石碑だけが立っています。


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太宰府天満宮

2007-06-04 | Lumix07
週末は友人と会うため博多に行っておりました。まず土曜日は太宰府天満宮へ。西鉄で天神から太宰府まで約30分。駅を降りると梅が枝餅を売る参道が延びてます。鳥居を2つくぐると赤い欄干の太鼓橋。


そして大きな門が見えてきます。京都の北野天満宮の門とそっくり・・と思うのは気のせい?しかし北野さんより広々としています。石段が無いせいかな。


流石に天下の天満宮の本家本元。観光客&修学旅行生と地元の学生の写生授業・・・とにかく人が多かったです。ここのおみくじは黄緑色をしていました。


天満宮の神殿。お参りしてきました。


神殿の裏側。絵馬が一杯。太宰府天満宮では、神殿の裏側に梅園が広がり何軒もの茶店・食堂が並んでいます。観光客を捌くため、かなり広い店内。食事も出来るけれど、ここはやっぱり梅が枝餅でしょう。焼きたてパリパリ熱々のを戴きました。


丁度九州が梅雨入りした日。天満宮の菖蒲園には綺麗な紫色の花が咲き始めていました。まだまだ蕾は一杯。


広い菖蒲園です。こんな菖蒲園は北野天満宮には無かったなぁ。


この菖蒲園から更に少し行くと、観光バスの駐車場脇に長いエスカレーターと動く歩道があって、これを乗り継いで行くと、日本で4つめの国立博物館(東京・京都・奈良に次ぐ)があります。2005年10月に開館したばかりの九州国立博物館です。


博物館の帰り道、そういえば彼方此方に道真の読んだ歌の碑があったけれど、あの有名な和歌の碑は?と思い出し探し回って発見。門の横、目立たない所に立っていました。本当に誰も気付いてないし見てなかったです。
『東風吹かば匂いおこせよ梅の花、主人無しとて春な忘れそ』


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