
富山地方鉄道に勤務する鉄道運転士の滝島徹は、35年間無事故無違反で仕事一筋の日々を過ごしていた 59歳を迎え、1ヶ月後に定年退職を
控えていた彼は夫婦で静かな第2の人生を送ろうと模索していた そんなある日、55歳の妻・佐和子が結婚を機に辞めた看護師の仕事を再開する
と宣言、残りの人生をずっと専業主婦だった妻のために報いようと思っていた徹は、自分らしく生きたいと願い出た佐和子の気持ちを理解できず、
口論の末、ついに佐和子は離婚届を残して家を飛び出してしまうが....
自宅で余命を過ごしたいと願う末期癌患者と真摯に向き合う佐和子には、徹に言えない秘密があった
運転士の鑑のような徹には、学生の頃カメラマンになりたいという夢があった
本心を言葉にできない不器用な2人
そんな2人に待ち受けていた思いがけない結末―
人生の過渡期で自身を見つめ直す夫婦を巡る人間模様を、繊細かつ丁寧に描き出した感動作
雄大な立山連峰を望みながら、緑豊かな田園風景が広がる富山地方鉄道ののどかな沿線風景も魅力的
水曜日は料金が割引になるレディースデイの昨日、映画を観に行った
迷った末、好都合だった『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』を選択した
オジサンになったなぁと思いながらも、頑固な徹を演じる三浦友和の、容姿を含めた立ち居振る舞いがしばしば父と重なり、苦笑した
内容が内容だけに、観客は圧倒的に熟年層が占める中、一組の女子高生が目を引いた
意外であると同時に、わざわざ地味な作品を選んだ彼女たちが微笑ましくもあった
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