むしろ重力～『ゼロ・グラビティ』～

で、はしごしたもう一本は
『ゼロ・グラビティ』です。

地表から600km上空。ロシアが自国の衛星を爆破した余波で、船外活動中だったメディカル・エンジニアのストーン博士とベテラン宇宙飛行士のマットは、宇宙空間へと投げ出されてしまう…。
２０１３年１２月１３日～公開中

出演者２名です。サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーのみ。しかもまともにジョージ・クルーニーの顔が映る場面って少なくて声ばっかり。
後は地球にいるＮＡＳＡ職員の声とか無線の声とか、遺体。
それでも成り立っちゃうんですね。
一難去ってまた一難なので、ほぼサンドラ・ブロック一人でも飽きない。
主人公を映すだけでなく、主人公から見た映像に切り替わったりもするし
映像がキレイ。
マット(ジョージ・クルーニー)がね、最初ずっとしゃべってて、
絶対、近くにいたら面倒くさいヤツなんです
でも、ライアン(サンドラ・ブロック)が死を覚悟した時のマットのセリフに泣かされました。
登場人物が一人しかいない分、余計に感情移入しちゃうのかもね。

これもアルフォンソ・キュアロン監督だったのね～。

宇宙好きだし
『宇宙兄弟』の時間が変わっても録画して見ちゃってる私
やっぱ、好みでした。
大スクリーンで、３Ｄで良かったです。

でね、
すごく良かった。
と思って映画を見終わったところへ
隣の席だったカップルの片割れが「映像はキレイだったけど、ストーリーは安っぽかったな」と
悪い感想は…スクリーンのそばで言うのはやめましょう…と私はいつも思います。
すごく感動してる人間が隣に座ってるかもしれません。


**以下、若干ネタバレ**




原題はゼロがつかない『Ｇｒａｖｉｔｙ』(重力)なのね。
ライアンが地上に戻ったときに最初なかなか立てなくて
あー重力を感じてるんだな、って思った。
だから原題はゼロがつかないのかなーって。