おがわみあ's miamania*

サッカーと映画とにゃんこの話。そしてちょこっとだけ音楽♪

大人のおとぎ話~『シェイプ・オブ・ウォーター』~

2018-03-06 | 映画な日々
『シェイプ・オブ・ウォーター』を観てきました。
1962年、アメリカ。政府の極秘研究所に勤めるイライザは、秘かに運び込まれた不思議な生きものを見てしまう。アマゾンで神のように崇められていたという“彼”の魅惑的な姿に心を奪われたイライザは、周囲の目を盗んで会いに行くようになる。子供の頃のトラウマで声が出せないイライザだったが、“彼”とのコミュニケーションに言葉は必要なかった。
本年度アカデミー賞® 4部門受賞:作品賞、監督賞、作曲賞、美術賞受賞
2018年3月1日~公開中

オスカー受賞前、公開初日に観に行ったんですが
ギレルモ・デル・トロ監督作品のファンなのか?
元々“オスカー最有力”と言われていたからなのか?
満席でした。

“彼”(モンスター)の行動はどこか憎めないところがあり、次第にちょっとかわいく見えてきます。
バルタン星人やらピグモンが大好きというギレルモ監督らしい感じですかね。
パディントン』シリーズでブラウン家のお母さん役を演じていたサリー・ホーキンスがイライザを演じているんですが、
表情だけですごく気持ちが伝わってきます。
観ている観客も、イライザと一緒に“彼”に惹かれてしまいます。
サリー・ホーキンスも、美人ではないんですが、いじらしかったりかわいらしく見えてきます。
でも、時代はアメリカとソ連の冷戦下。
純粋に“彼”を助けたいと思うイライザも巻き込まれ…
かなりエグイ描写もあったりします。

印象的だったのは緑色。
お掃除スタッフの服だったり、ミントパイだったり、上官の車の色だったり…いろんなところで緑色がフューチャーされてました。
今回アカデミー美術賞も受賞してますが、統一感というか、世界観を彩ってる象徴的な色だったのかも。

モンスターだけでなく、
口がきけない人だったり、黒人だったり、ゲイだったり…
社会的マイノリティーが活躍するという点では、
グレイテスト・ショーマン』とも共通するような気もします。

ま、深いことも考えさせられますが、
何よりもやっぱりイライザとモンスターのまっすぐな愛が、観客が惹きつけるんでしょうね。
とってもステキな映画でした❤


最新の画像もっと見る

コメントを投稿