父のいる施設から、朝、呼び出しの電話が入る。
「命に関わるような問題行動をされました。
うちで見られなければ、精神科へ変わってもら
わなければいけません。」
母と一緒に慌てて、施設へ向かった。
父はケロッとして元気だったが、施設長、医者、
看護婦、ケアマネジャーがずらっと並び、説明を
受けた。
「2Fの浴室のWの鍵を開錠され、屋根をつたい
波板をつたい、ガスタンクの上にいらっしゃるところを
発見しました。このようなことは、30年になりますが、
始まって以来です。」
「よくぞ、まあ、落ちずに、怪我もなかったものよ。」
「しかし、またかぁ~。前の病院でも同じような
ことを言われたなあ。」
ここの施設に入ってからというのも、三食食べられるよう
になり、手足も効くし、言葉も話せるしで、体はすっかり
健康体になっていくのだが、痴呆の症状は重くなり
問題行動はひどくなるばかりで、随分と迷惑をかけている。
見れないと言われたら精神科を探すしかない、と腹をくく
っていたが、泣いて、みてほしいと頼んでいる母が、
医者と施設長の心を動かした。
結局、口約束だが、施設が精一杯の問題行動対応はしてくれ
るが、何かあっても、施設への責任を問わないということで、
一見落着した。
しかし、ここの看護婦さんや、ヘルパーさんが、あっけらかんと
していて、ブラックジョークを飛ばしてくれるのが救われる。
母も私も、最近は、少々のことでは、驚かなくなった。
父は、次は、何をしでかすのだろう。
「命に関わるような問題行動をされました。
うちで見られなければ、精神科へ変わってもら
わなければいけません。」
母と一緒に慌てて、施設へ向かった。
父はケロッとして元気だったが、施設長、医者、
看護婦、ケアマネジャーがずらっと並び、説明を
受けた。
「2Fの浴室のWの鍵を開錠され、屋根をつたい
波板をつたい、ガスタンクの上にいらっしゃるところを
発見しました。このようなことは、30年になりますが、
始まって以来です。」
「よくぞ、まあ、落ちずに、怪我もなかったものよ。」
「しかし、またかぁ~。前の病院でも同じような
ことを言われたなあ。」

ここの施設に入ってからというのも、三食食べられるよう
になり、手足も効くし、言葉も話せるしで、体はすっかり
健康体になっていくのだが、痴呆の症状は重くなり
問題行動はひどくなるばかりで、随分と迷惑をかけている。
見れないと言われたら精神科を探すしかない、と腹をくく
っていたが、泣いて、みてほしいと頼んでいる母が、
医者と施設長の心を動かした。
結局、口約束だが、施設が精一杯の問題行動対応はしてくれ
るが、何かあっても、施設への責任を問わないということで、
一見落着した。
しかし、ここの看護婦さんや、ヘルパーさんが、あっけらかんと
していて、ブラックジョークを飛ばしてくれるのが救われる。
母も私も、最近は、少々のことでは、驚かなくなった。
父は、次は、何をしでかすのだろう。

今度、行こうと思ってます。。
父上はたぶん最高の気分で鍵をあけて
外へ出たと思います。(すぐにわかったよ)
施設への責任は問わない・・・上手だね・・
一番重んじていますね。
人の心は二の次です。
それにしても、お父様は逞しい!
感動しました。
これからは何があっても驚かないように、お父様以上に逞しくなるしかありませんね。
今回はお母様のお手柄です!
母は、多少、演技も入っていたようです。
私は、不謹慎だと思い、笑いをこらえて
いました。