ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ~ ゴロゴロゴロゴロゴロ~
わっせッ! わっせッ!( ̄ω ̄)アセアセ
住宅街に勢い良くキャリーバッグを転がす音が響き渡る
10月1日、曇り時々雨
またしても南から台風接近との予報に少し気分もブルー
、、に普段ならなるところだけど今日はそれどころじゃない!
愛しのあの人が待つ長野に旅立つんだから…
予定していたバスに乗り遅れそうで懸命に小走るみーすけ♪にゃん
ゼーゼー ハーハー( ̄ω ̄∥
そんなんで今日一日体力持つのか? ご老体みーすけ♪にゃん!
いやはや運命の旅立ちの日は得てして忙しないものなのである(笑)
12時名古屋発特急しなのに乗る前にお弁当を買う予定だったので少し早めの11時半に名古屋駅のいつものところで静岡のYにゃんと待ち合わせ
あたしがキャリーバッグを転がし旅行ちぶんマン載なのとは対照的に超軽装なYにゃん
「ちょっとー あんた荷物それだけ?( ̄ω ̄∥」
「そうですよー みーすけ♪さんまるで海外旅行行くみたいですねぇ( ̄∀ ̄)ホホホ」
って、んなわけねーだろッ! 笑
はやる気持ちを抑えまずは電車の旅に欠かせない駅弁を買わなくちゃってことで改札付近で弁当屋を探す二人
キョロキョロ( ̄ω ̄∥( ̄∀ ̄∥キョロキョロ
でも見つけられず。。凹
長距離の中央本線なんだからホームに弁当ぐらい売っているだろうと改札を入ることに
少々迷子になり焦りながらも無事弁当屋さんを発見
※秋の味覚マン載で迷ちゃうう~ん♡( ̄ω ̄)
ちょうどお昼時ということでお弁当屋さんは大賑わい
ホームにはもうあたし達の乗る電車が到着しており、買った人から順に乗車していました
あたしとYにゃんは周りのお客さんが3回転ぐらいする間ずっと悩み続け(笑)ようやくビールと共に無事ご購入
記念撮影を済ませてから電車に乗り込みました
※しなのがお似合い(笑)Yにゃん
※しなのがお似合わない(笑)みーすけ♪にゃん
12時ちょうど、特急しなのはゆっくり名古屋駅を出発
「行って来マンモス( ̄ω ̄*+。」
見慣れた駅ビル達に別れを告げました
あたし本当に長野に行くんだな、、
涼のお誕生日、一緒に過ごせるんだな、、
言葉では言い表せられない万感の想いが胸をよぎりました
これまでにない緊張と興奮を感じていました
あたしはそれらを追い払うかのように早速ビールに着手(笑)
デヘッ デヘヘヘヘッ( ̄ω ̄)カンパーイッ
ビールをいただきながら早速旅立ちの記事を書き始めました
無事一つ目の投稿を済ませると待ちに待った特製幕の内御膳とご対面♡
「どれどれ、一番高い弁当とはどんなもんぞや?( ̄ω ̄)グフフ」
※Yにゃんの弁当は確か味噌カツだったような
特製幕の内の中身の写真は当日(10月1日)の記事を参照(笑)
さすがは特製幕の内セレブ弁当
たくさんの小部屋に仕切られた弁当箱の中にはいろんなモノがちょこちょこお上品に詰め込まれており、アレの時以外はお口が少ししか開かないお上品なみーすけ♪にゃんにはもってこいでした(※笑うところ! 笑)
あたしはそれらを30分ほどかけてゆっくりゆっくり食べ進めながらちょびちょび飲みつつ(みみっちい 笑)憧れの駅弁&ビールタイムをご堪能( ̄ω ̄)プッハー=3
すっかり旅行ちぶんも盛り上がって来たあたしとYにゃん
なのに名古屋を発つ時に見え始めていた晴れ間が岐阜の山間ではまた曇りがちに、、
「あーあ、今回あたし達にとって観光って言ったら車窓だけなのにねぇー( ̄ω ̄*+。」
空を恨めしく見上げました
途中聞きなれた地名の駅にいくつか停車
でもあたしもYにゃんも電車で通るのは初めてのことだからなんだか不思議な気分
あたしも長野へは昔スキーでしょっちゅう行ってたけどいつも車だったしね
車内はサラリーマン風の人が一握り
ほとんど皆観光のようでした
乗車率は一駅ごとに減っていき増えることはありませんでした
途中車内アナウンスで見所スポットを紹介してくれる場面もあり
「おぉ、さすが中央本線ッ( ̄ω ̄*+。 旅行ちぶんを高めてくれるなぁ~」
二人とも感動でした(笑)
あたしとYにゃんは長旅中寝たり起きたりを繰り返し、時折外の風景を眺め写真を撮ったりしながらエログの誰かの悪口を言ったりして(笑)過ごしました
電車はようやく塩尻、そして松本へ
ここまでが大体2時間
そして更に1時間かけて長野駅を目指します
松本出発時に並走して走り始めた電車の行き先は「高尾」
この電車東京まで行くのか~( ̄ω ̄)ほぉ~
思えば遠くへ来たもんだ、そう実感(笑)
松本を出発すると風景が一変、高原ムードが漂います
はるか遠くに北アルプス白馬連山を眺めながら電車は進みます
ここまで来ると台風からは完全に離れたようで天気も完全に回復
気づけば穏やかな初秋の風景が広がっていました
午後3時、予定通り長野駅着
長野駅改札を出るといたるところに「善光寺」の文字が、、
「ねぇ、善光寺ってひょっとしてあの善光寺?( ̄ω ̄)」
“あの”、、っと言った割には何も知らなかったみーすけ♪にゃん(笑)
でもなんとなく有名なお寺だってことだけはわかっていました
この日も翌日も当然どこにも観光には行かない予定だったあたし達
(時間がない 笑)
でもどうやら「長野」といえば「善光寺」らしいということをまじまじと感じ(笑)
「これは、、一丁行っとく?( ̄ω ̄)ヒヒヒ」
「そうですね、行っときますか( ̄∀ ̄)ハハハ」
改札を出て右に出ると善光寺方面
逆に左に出ると東口方面
ホテルは東口のすぐ目の前にありました
※左奥のベージュの建物がこの日の宿
※ホテル自室窓から長野駅を眺む
チェックインしたあたし達は一先ず同じホテルを取っていた東京のWちゃんと再会
Wちゃんとはデビルポップ東京ファイナル以来なので約5ヶ月ぶり
相変わらず憎たらしい愛らしい笑みをたたえておりました( ̄ω ̄)ヒヒヒ
時刻はまもなく午後4時
ライブの開場は午後6時
善光寺に行くなら一刻も早いほうがいいに決まってます(笑)
あたしとYにゃんは足早に駅に戻りました
そして東口と善光寺口を渡している約100メートルほどの通路を急ぎます
駅に到着した時からちらほらレンジファンを見かけていました
この時も「あ、前から来るのレンジファンの子だな~( ̄ω ̄)」とは思ったけど一目でそれとわかる格好だったし(笑)すごく若い子達だったので視界の隅に入れただけではっきり顔を見ることもなくすれ違おうとした時のこと
「あッッッ( ̄∀ ̄)」
の声にビックリして立ち止まるとそこには大阪のNちゃんが(笑)
この日Nちゃんはヤングギャルとご一緒に参戦
そのことは知ってたんだけどでもまさか今歩いて来てた子達がそうだったとは( ̄ω ̄)ハハハ
会場に着いたら会うつもりでいたNちゃんとのふいの再会に爆笑(笑)
しばらく立ち話をした後、
「あたし達ちょっと善光寺行ってくるわー( ̄ω ̄)ヒヒヒ」
「今からですか?!( ̄∀ ̄∥」
「うんうん(笑)、ライブに間に合うように祈っててちょ( ̄ω ̄)ハハハ」
っと言っていったんNちゃんと別れました
しかし急いだところで善光寺へはどう行けば一番スムーズなのかがわからないあたし達
駅の観光案内所に突撃隣の晩御飯(笑)
暇そうにしていたオバチャンに、
「あのッ! 善光寺に行きたいんですけど、今から一時間以内にまたここに戻って来たいんです どうやって行けば一番早く行けますか?( ̄ω ̄*+。」
っと尋ねると
「1時間!? 行ってチラっと見て帰ってくるだけなら間に合うと思うけど、、 タクシーが一番早いわねぇ~ でもバスでもギリギリ大丈夫かも( ̄∀ ̄)」
そう教えられて
「んじゃバスで! バスで行きます♡( ̄ω ̄)( ̄∀ ̄)」
あたし達は走り出しました、夕日に向かって、、
夕日まだ出てないし! 笑
オバチャンが背後で「100円だからねー」と叫んでいました
「100円?( ̄ω ̄)? ってどういうことだろうね~ まさかバス代が100円ってことなの?」
「うーん( ̄∀ ̄) そうなんじゃないんですかねぇ、、」
「そんな安いの?! そんなことある?( ̄ω ̄)」
「うーん( ̄∀ ̄∥」
半信半疑の二人が善光寺口に出るとそこはかなり栄えた街になっていました
ビルやお土産屋デパートが立ち並びコンパクトながら何でも売ってそうでした
「へぇ~、善光寺口が“表”なんだねぇ~ ホテルのある東口は裏側なんだな( ̄ω ̄)フーン」
納得しつつバス乗り場へ急ぎます
渡り通路の階段を下りると目の前のロータリーがバス乗り場になっていました
キョロキョロしていると①番乗り場に「善光寺」の文字を発見
「あれだあれだ! 善光寺って書いてある! バス来てるよ! 急げ急げ!( ̄ω ̄)( ̄∀ ̄)アセアセ」
二人はバスに飛び乗り、、
いや、飛び乗ろうと思ったけど本当にこのバスでいいのか不安になり飛び乗らずしばし観察(笑)
でもやっぱりわかんなくて結局バスの中まで行って運転手さんに聞いてみました
「このバスって善光寺行きますか?( ̄ω ̄)」
「行くよ また車内アナウンスあるから良く聞いててー」
っと言われホッと一息、空いていた席に座りました
ほどなくしてバスは出発
料金表を見るとどうやら本当に100円!
ある一定の区間まではずっと100円らしくバス停にも「ここは100円区間」の貼り紙が
「すっげー 大盤振る舞いぃぃ~♪( ̄ω ̄)」
って思ったけど良く考えたら善光寺までは直線でほんの2キロほど
(歩けば30分かかるけどね 笑)
一本道の先には常に善光寺らしき鳥居が見え隠れしておりました
善光寺らしき鳥居がかなり近づいてきた頃、車内アナウンスで
「次は善光寺◎×△~ 善光寺へお越しのお客様は一つ先の善光寺口でお降りいただくと便利です」
とのアナウンスを聞いたあたしは
「まるで横浜の地下鉄みたいだなぁ~( ̄ω ̄)ハハハ」
と思いました
横浜市営地下鉄「あざみ野」という駅から地下鉄に乗ると「新横浜」駅の一個手前の「北新横浜」でも似たようなアナウンスが、、
「新幹線をご利用のお客様は一つ先の新横浜をご利用ください この駅からは新幹線にご乗車いただけません」
ってね(笑)
数年前に一斉市町村合併あったでしょ
名古屋にも知らないうちに「北名古屋市」なるものが出来ておりました
「え!? ここ北名古屋市っていうの?( ̄ω ̄∥ウッソダー」
ビックリしますから(笑)
あ、話がそれました
反るのはチノコだけにしてぇ~ん♡( ̄ω ̄*+。
定番オチ(笑)
善光寺参道は人もまばら
半分以上のお店がすでに開店休業状態
そりゃそうだよね、もう夕方だもん( ̄ω ̄)ハハハ
でもまだ店頭でおやきを売っていたりして信州の寺参道情緒マン点♡
少し上り坂になっている石畳をのんびり歩きながら本堂を目指します
ところどころ紅葉し始めている木もあり遠くには山々も見えるロケーチョンに
「なんか、、空気が違うよねぇ~( ̄ω ̄)スーーー」
「そうっすねぇ~( ̄∀ ̄)スーーー」
「( ̄ω ̄)スーーーーーーーーーーーー」
「( ̄∀ ̄)スーーーーーーーーーーーー」
「( ̄ω ̄)スーーーーーーーーーーーー」
「( ̄∀ ̄)スーーーーーーーーーーーー」
「( ̄ω ̄∥ゲホゲホッ」
過呼吸ーッ 笑
2~3個鳥居をくぐってようやく本堂らしき建物に到着
中に入ると奥には、、何があったっけなぁ?( ̄ω ̄)ハハ
もうすっかり忘れちゃいました(笑)
まぁでもお寺だから当然仏像なんぞがあったとは思います
あたしとYにゃんはお賽銭を入れ拝み始めました
「家内安全オレンジレンジ繁栄ブツブツブツブツ( ̄ω ̄)ブツブツブツブツブ…」
10円しか入れてないのに6個ぐらいお願い♡笑
近くに東南アジア系の6人ぐらいの男の人達がいて本堂内に点々と飾られている小さめの仏像を眺めていました
あたし達はお参りを済ませたあと左側の出口に向かって歩き始めました
すると途中怖そうな顔をした像が飾ってありました
名前を見ると「えんま大王」
「ねぇねぇ、これ閻魔大王って書いてあるよ( ̄ω ̄)」
「あ、ホントだー( ̄∀ ̄)
「ねぇ、でもこれって本当に閻魔大王なのかなぁ?( ̄ω ̄∥ムーン
「どうなんでしょうね( ̄∀ ̄)ハハハ」
「まぁ、、一枚撮っとくか♡( ̄ω ̄)ウムウム」
パシャリ!
とあたしが携帯で撮影すると同時に遠くから
「コラーーーーー!! 本堂内は撮影禁止だろーッッ!!(`□‘)」
と男性の怒鳴り声が響きました
あたしが慌てて振り向くと、なんと怒られたのは東南アジア系の人達!
あたしとYにゃんは当然撮影禁止だなんて知らなくて撮ったわけで、、
「やばいッ!( ̄∀ ̄∥」
Yにゃんがあたしを引っ張って逃げる逃げる
悪いことして逃げるなんて小学生か! 笑
っと思いつつ本堂外に飛び出したあたしは
ゼーゼー( ̄ω ̄∥ハーハー 軽く息切れ(笑)
逃げながら見た東南アジア系の人達のすがるような表情が今でも忘れられません
「ダッテアノ人達ガ撮影シテタカライインダト思ッテ( ̄∀ ̄+。( ̄∀ ̄+。( ̄∀ ̄+。」
彼らはそんな表情をしていたように見えました
東南アジアとの友好の架け橋をぶち壊した瞬間でした
ゴメンチャイ♡( ̄ω ̄*+。
笑
※本当に閻魔大王タマなのか? 笑
予定より早くPM5時前には無事長野駅に戻ったあたし達( ̄ω ̄)ムフン
短い善光寺観光でしたが存分に堪能させていただきました(笑)
いったんホテルに戻り手荷物を整え直し、5時30分再びホテルをあとに
ライブ会場である長野県県民文化会館に向かいました
辺りは夕暮れ真っ最中
遠くを眺めれば山々が、近くを眺めれば長野の駅ビルが、夕陽に赤く染まっていました
あたし達は二人とも文化会館の場所を知りませんでした
駅から伸びる連絡陸橋に『←文化会館近道』の看板があったのでそれを頼りに歩き出しました
でも途中まで来てどうも道が違うような気がしてきました
レンジファンらしき人達は皆右折、でもあたし達はこのまま行くと直進
「…ついていくか( ̄ω ̄∥ハハハ」
「そ、そうですね( ̄∀ ̄∥ハハハ」
造成が進む住宅街を10分ほど歩くと無事文化会館に到着
日は完全に沈み辺りは真っ暗
あたし達はすぐに入場列に並びました
「まだ5時台なのにすっかり日が短くなったなぁ~( ̄ω ̄)シミジミ」
夜風は思ったより冷たく、列に並んでいる誰もが足をジタバタ
あちこちで「寒いー( ̄∀ ̄∥寒いー( ̄∀ ̄∥寒いー( ̄∀ ̄∥」
と連呼されておりました(笑)
あたしとYにゃんも例に漏れず
「やっぱひ、ひ、冷えるねぇ~( ̄ω ̄∥ハハハ」
「寒いっすぅ~( ̄∀ ̄*+。エーン」
耐えることしばし、ようやく入場開始
入場口付近まで進んだところで違う列が出来ているのを見かけました
そこには10人前後の人が並んでいて
「あれは何の列だろうねぇ?( ̄ω ̄)」
「なんでしょうね?( ̄∀ ̄)」
しばらくして看板の文字が見えたYにゃんが
「立ち見の列みたいですよ( ̄∀ ̄)」
「あ、そうなの? 長野は立ち見も売れたんだなぁ~♡( ̄ω ̄)ウムウム」
今日はなんてったって涼の誕生日
立ち見の人もいるってのは嬉しいよね
でもなぁ~、、
あたしちゃんとプレゼント渡せるかなぁ、、
でもせっかくここまで来たんだし!
渡そうよ、頑張ってさ、、
でもあんなものあげても絶対に喜んでもらえないよ。。
でも、、渡そうよ!せっかく買ったんだしさ!
だってお誕生日カードだってイマイチだし、、
涼、あんなの本当に読んでくれるのかなぁ、、
読んでくれるよ、きっと
大丈夫だよ、みーすけ♪にゃん
大丈夫だからガンバレ
お誕生日カードにメッセージを書いたのはホテルにチェックインしてからでした
ホントは家でゆっくり書きたかったけどバタバタしててとうとう時間が取れず、、
電車の中で書こうと思ったけど集中できずに断念
結局ホテルに到着して善光寺に出かけるまでの短い休憩時間の間に書きました
カードは3種類用意していました
まずどれにするのか考えました
大きいのが一枚と小さいのが二枚、、
「…ひょっとして小さいカードだとゴミだと思って捨てられちゃうかな?」
そう思い大きいカードを選びました
そしてペンを手に取りました
でもあたしは迷いました
一体何を書けばいいんだろう、、
あたしが今涼に一番伝えたいことって、、なんだろう、、
じっと考えました
しばらくしてあたしは書き始めました
書き終えて全体を眺めるとなぜか気に入りませんでした
「失敗、、これじゃダメだ、、書き直そう、、」
あたしは2枚ある小さなカードのうちの1枚を手に取りました
そして軽く深呼吸
震える手を沈め一文字一文字心をこめて書きました
“大好きなRYOへ”
この言葉から始まったあたしから涼への初めての手紙
それはたった一行で終わりました
でもその「たった一行」には今のあたしの気持ちすべてが詰まっていました
入場待ちで冷え切った体を震わせながら、あたしは祈るような気持ちでカバンの中に忍ばせてあったプレゼントを見つめました
渡すんだ! 読んでもらうんだ!
あたしの気持ち、ちゃんと伝えるんだ…
つづく
わっせッ! わっせッ!( ̄ω ̄)アセアセ
住宅街に勢い良くキャリーバッグを転がす音が響き渡る
10月1日、曇り時々雨
またしても南から台風接近との予報に少し気分もブルー
、、に普段ならなるところだけど今日はそれどころじゃない!
愛しのあの人が待つ長野に旅立つんだから…
予定していたバスに乗り遅れそうで懸命に小走るみーすけ♪にゃん
ゼーゼー ハーハー( ̄ω ̄∥
そんなんで今日一日体力持つのか? ご老体みーすけ♪にゃん!
いやはや運命の旅立ちの日は得てして忙しないものなのである(笑)
12時名古屋発特急しなのに乗る前にお弁当を買う予定だったので少し早めの11時半に名古屋駅のいつものところで静岡のYにゃんと待ち合わせ
あたしがキャリーバッグを転がし旅行ちぶんマン載なのとは対照的に超軽装なYにゃん
「ちょっとー あんた荷物それだけ?( ̄ω ̄∥」
「そうですよー みーすけ♪さんまるで海外旅行行くみたいですねぇ( ̄∀ ̄)ホホホ」
って、んなわけねーだろッ! 笑
はやる気持ちを抑えまずは電車の旅に欠かせない駅弁を買わなくちゃってことで改札付近で弁当屋を探す二人
キョロキョロ( ̄ω ̄∥( ̄∀ ̄∥キョロキョロ
でも見つけられず。。凹
長距離の中央本線なんだからホームに弁当ぐらい売っているだろうと改札を入ることに
少々迷子になり焦りながらも無事弁当屋さんを発見
※秋の味覚マン載で迷ちゃうう~ん♡( ̄ω ̄)
ちょうどお昼時ということでお弁当屋さんは大賑わい
ホームにはもうあたし達の乗る電車が到着しており、買った人から順に乗車していました
あたしとYにゃんは周りのお客さんが3回転ぐらいする間ずっと悩み続け(笑)ようやくビールと共に無事ご購入
記念撮影を済ませてから電車に乗り込みました
※しなのがお似合い(笑)Yにゃん
※しなのがお似合わない(笑)みーすけ♪にゃん
12時ちょうど、特急しなのはゆっくり名古屋駅を出発
「行って来マンモス( ̄ω ̄*+。」
見慣れた駅ビル達に別れを告げました
あたし本当に長野に行くんだな、、
涼のお誕生日、一緒に過ごせるんだな、、
言葉では言い表せられない万感の想いが胸をよぎりました
これまでにない緊張と興奮を感じていました
あたしはそれらを追い払うかのように早速ビールに着手(笑)
デヘッ デヘヘヘヘッ( ̄ω ̄)カンパーイッ
ビールをいただきながら早速旅立ちの記事を書き始めました
無事一つ目の投稿を済ませると待ちに待った特製幕の内御膳とご対面♡
「どれどれ、一番高い弁当とはどんなもんぞや?( ̄ω ̄)グフフ」
※Yにゃんの弁当は確か味噌カツだったような
特製幕の内の中身の写真は当日(10月1日)の記事を参照(笑)
さすがは特製幕の内セレブ弁当
たくさんの小部屋に仕切られた弁当箱の中にはいろんなモノがちょこちょこお上品に詰め込まれており、アレの時以外はお口が少ししか開かないお上品なみーすけ♪にゃんにはもってこいでした(※笑うところ! 笑)
あたしはそれらを30分ほどかけてゆっくりゆっくり食べ進めながらちょびちょび飲みつつ(みみっちい 笑)憧れの駅弁&ビールタイムをご堪能( ̄ω ̄)プッハー=3
すっかり旅行ちぶんも盛り上がって来たあたしとYにゃん
なのに名古屋を発つ時に見え始めていた晴れ間が岐阜の山間ではまた曇りがちに、、
「あーあ、今回あたし達にとって観光って言ったら車窓だけなのにねぇー( ̄ω ̄*+。」
空を恨めしく見上げました
途中聞きなれた地名の駅にいくつか停車
でもあたしもYにゃんも電車で通るのは初めてのことだからなんだか不思議な気分
あたしも長野へは昔スキーでしょっちゅう行ってたけどいつも車だったしね
車内はサラリーマン風の人が一握り
ほとんど皆観光のようでした
乗車率は一駅ごとに減っていき増えることはありませんでした
途中車内アナウンスで見所スポットを紹介してくれる場面もあり
「おぉ、さすが中央本線ッ( ̄ω ̄*+。 旅行ちぶんを高めてくれるなぁ~」
二人とも感動でした(笑)
あたしとYにゃんは長旅中寝たり起きたりを繰り返し、時折外の風景を眺め写真を撮ったりしながらエログの誰かの悪口を言ったりして(笑)過ごしました
電車はようやく塩尻、そして松本へ
ここまでが大体2時間
そして更に1時間かけて長野駅を目指します
松本出発時に並走して走り始めた電車の行き先は「高尾」
この電車東京まで行くのか~( ̄ω ̄)ほぉ~
思えば遠くへ来たもんだ、そう実感(笑)
松本を出発すると風景が一変、高原ムードが漂います
はるか遠くに北アルプス白馬連山を眺めながら電車は進みます
ここまで来ると台風からは完全に離れたようで天気も完全に回復
気づけば穏やかな初秋の風景が広がっていました
午後3時、予定通り長野駅着
長野駅改札を出るといたるところに「善光寺」の文字が、、
「ねぇ、善光寺ってひょっとしてあの善光寺?( ̄ω ̄)」
“あの”、、っと言った割には何も知らなかったみーすけ♪にゃん(笑)
でもなんとなく有名なお寺だってことだけはわかっていました
この日も翌日も当然どこにも観光には行かない予定だったあたし達
(時間がない 笑)
でもどうやら「長野」といえば「善光寺」らしいということをまじまじと感じ(笑)
「これは、、一丁行っとく?( ̄ω ̄)ヒヒヒ」
「そうですね、行っときますか( ̄∀ ̄)ハハハ」
改札を出て右に出ると善光寺方面
逆に左に出ると東口方面
ホテルは東口のすぐ目の前にありました
※左奥のベージュの建物がこの日の宿
※ホテル自室窓から長野駅を眺む
チェックインしたあたし達は一先ず同じホテルを取っていた東京のWちゃんと再会
Wちゃんとはデビルポップ東京ファイナル以来なので約5ヶ月ぶり
相変わらず憎たらしい愛らしい笑みをたたえておりました( ̄ω ̄)ヒヒヒ
時刻はまもなく午後4時
ライブの開場は午後6時
善光寺に行くなら一刻も早いほうがいいに決まってます(笑)
あたしとYにゃんは足早に駅に戻りました
そして東口と善光寺口を渡している約100メートルほどの通路を急ぎます
駅に到着した時からちらほらレンジファンを見かけていました
この時も「あ、前から来るのレンジファンの子だな~( ̄ω ̄)」とは思ったけど一目でそれとわかる格好だったし(笑)すごく若い子達だったので視界の隅に入れただけではっきり顔を見ることもなくすれ違おうとした時のこと
「あッッッ( ̄∀ ̄)」
の声にビックリして立ち止まるとそこには大阪のNちゃんが(笑)
この日Nちゃんはヤングギャルとご一緒に参戦
そのことは知ってたんだけどでもまさか今歩いて来てた子達がそうだったとは( ̄ω ̄)ハハハ
会場に着いたら会うつもりでいたNちゃんとのふいの再会に爆笑(笑)
しばらく立ち話をした後、
「あたし達ちょっと善光寺行ってくるわー( ̄ω ̄)ヒヒヒ」
「今からですか?!( ̄∀ ̄∥」
「うんうん(笑)、ライブに間に合うように祈っててちょ( ̄ω ̄)ハハハ」
っと言っていったんNちゃんと別れました
しかし急いだところで善光寺へはどう行けば一番スムーズなのかがわからないあたし達
駅の観光案内所に突撃隣の晩御飯(笑)
暇そうにしていたオバチャンに、
「あのッ! 善光寺に行きたいんですけど、今から一時間以内にまたここに戻って来たいんです どうやって行けば一番早く行けますか?( ̄ω ̄*+。」
っと尋ねると
「1時間!? 行ってチラっと見て帰ってくるだけなら間に合うと思うけど、、 タクシーが一番早いわねぇ~ でもバスでもギリギリ大丈夫かも( ̄∀ ̄)」
そう教えられて
「んじゃバスで! バスで行きます♡( ̄ω ̄)( ̄∀ ̄)」
あたし達は走り出しました、夕日に向かって、、
夕日まだ出てないし! 笑
オバチャンが背後で「100円だからねー」と叫んでいました
「100円?( ̄ω ̄)? ってどういうことだろうね~ まさかバス代が100円ってことなの?」
「うーん( ̄∀ ̄) そうなんじゃないんですかねぇ、、」
「そんな安いの?! そんなことある?( ̄ω ̄)」
「うーん( ̄∀ ̄∥」
半信半疑の二人が善光寺口に出るとそこはかなり栄えた街になっていました
ビルやお土産屋デパートが立ち並びコンパクトながら何でも売ってそうでした
「へぇ~、善光寺口が“表”なんだねぇ~ ホテルのある東口は裏側なんだな( ̄ω ̄)フーン」
納得しつつバス乗り場へ急ぎます
渡り通路の階段を下りると目の前のロータリーがバス乗り場になっていました
キョロキョロしていると①番乗り場に「善光寺」の文字を発見
「あれだあれだ! 善光寺って書いてある! バス来てるよ! 急げ急げ!( ̄ω ̄)( ̄∀ ̄)アセアセ」
二人はバスに飛び乗り、、
いや、飛び乗ろうと思ったけど本当にこのバスでいいのか不安になり飛び乗らずしばし観察(笑)
でもやっぱりわかんなくて結局バスの中まで行って運転手さんに聞いてみました
「このバスって善光寺行きますか?( ̄ω ̄)」
「行くよ また車内アナウンスあるから良く聞いててー」
っと言われホッと一息、空いていた席に座りました
ほどなくしてバスは出発
料金表を見るとどうやら本当に100円!
ある一定の区間まではずっと100円らしくバス停にも「ここは100円区間」の貼り紙が
「すっげー 大盤振る舞いぃぃ~♪( ̄ω ̄)」
って思ったけど良く考えたら善光寺までは直線でほんの2キロほど
(歩けば30分かかるけどね 笑)
一本道の先には常に善光寺らしき鳥居が見え隠れしておりました
善光寺らしき鳥居がかなり近づいてきた頃、車内アナウンスで
「次は善光寺◎×△~ 善光寺へお越しのお客様は一つ先の善光寺口でお降りいただくと便利です」
とのアナウンスを聞いたあたしは
「まるで横浜の地下鉄みたいだなぁ~( ̄ω ̄)ハハハ」
と思いました
横浜市営地下鉄「あざみ野」という駅から地下鉄に乗ると「新横浜」駅の一個手前の「北新横浜」でも似たようなアナウンスが、、
「新幹線をご利用のお客様は一つ先の新横浜をご利用ください この駅からは新幹線にご乗車いただけません」
ってね(笑)
数年前に一斉市町村合併あったでしょ
名古屋にも知らないうちに「北名古屋市」なるものが出来ておりました
「え!? ここ北名古屋市っていうの?( ̄ω ̄∥ウッソダー」
ビックリしますから(笑)
あ、話がそれました
反るのはチノコだけにしてぇ~ん♡( ̄ω ̄*+。
定番オチ(笑)
善光寺参道は人もまばら
半分以上のお店がすでに開店休業状態
そりゃそうだよね、もう夕方だもん( ̄ω ̄)ハハハ
でもまだ店頭でおやきを売っていたりして信州の寺参道情緒マン点♡
少し上り坂になっている石畳をのんびり歩きながら本堂を目指します
ところどころ紅葉し始めている木もあり遠くには山々も見えるロケーチョンに
「なんか、、空気が違うよねぇ~( ̄ω ̄)スーーー」
「そうっすねぇ~( ̄∀ ̄)スーーー」
「( ̄ω ̄)スーーーーーーーーーーーー」
「( ̄∀ ̄)スーーーーーーーーーーーー」
「( ̄ω ̄)スーーーーーーーーーーーー」
「( ̄∀ ̄)スーーーーーーーーーーーー」
「( ̄ω ̄∥ゲホゲホッ」
過呼吸ーッ 笑
2~3個鳥居をくぐってようやく本堂らしき建物に到着
中に入ると奥には、、何があったっけなぁ?( ̄ω ̄)ハハ
もうすっかり忘れちゃいました(笑)
まぁでもお寺だから当然仏像なんぞがあったとは思います
あたしとYにゃんはお賽銭を入れ拝み始めました
「家内安全オレンジレンジ繁栄ブツブツブツブツ( ̄ω ̄)ブツブツブツブツブ…」
10円しか入れてないのに6個ぐらいお願い♡笑
近くに東南アジア系の6人ぐらいの男の人達がいて本堂内に点々と飾られている小さめの仏像を眺めていました
あたし達はお参りを済ませたあと左側の出口に向かって歩き始めました
すると途中怖そうな顔をした像が飾ってありました
名前を見ると「えんま大王」
「ねぇねぇ、これ閻魔大王って書いてあるよ( ̄ω ̄)」
「あ、ホントだー( ̄∀ ̄)
「ねぇ、でもこれって本当に閻魔大王なのかなぁ?( ̄ω ̄∥ムーン
「どうなんでしょうね( ̄∀ ̄)ハハハ」
「まぁ、、一枚撮っとくか♡( ̄ω ̄)ウムウム」
パシャリ!
とあたしが携帯で撮影すると同時に遠くから
「コラーーーーー!! 本堂内は撮影禁止だろーッッ!!(`□‘)」
と男性の怒鳴り声が響きました
あたしが慌てて振り向くと、なんと怒られたのは東南アジア系の人達!
あたしとYにゃんは当然撮影禁止だなんて知らなくて撮ったわけで、、
「やばいッ!( ̄∀ ̄∥」
Yにゃんがあたしを引っ張って逃げる逃げる
悪いことして逃げるなんて小学生か! 笑
っと思いつつ本堂外に飛び出したあたしは
ゼーゼー( ̄ω ̄∥ハーハー 軽く息切れ(笑)
逃げながら見た東南アジア系の人達のすがるような表情が今でも忘れられません
「ダッテアノ人達ガ撮影シテタカライインダト思ッテ( ̄∀ ̄+。( ̄∀ ̄+。( ̄∀ ̄+。」
彼らはそんな表情をしていたように見えました
東南アジアとの友好の架け橋をぶち壊した瞬間でした
ゴメンチャイ♡( ̄ω ̄*+。
笑
※本当に閻魔大王タマなのか? 笑
予定より早くPM5時前には無事長野駅に戻ったあたし達( ̄ω ̄)ムフン
短い善光寺観光でしたが存分に堪能させていただきました(笑)
いったんホテルに戻り手荷物を整え直し、5時30分再びホテルをあとに
ライブ会場である長野県県民文化会館に向かいました
辺りは夕暮れ真っ最中
遠くを眺めれば山々が、近くを眺めれば長野の駅ビルが、夕陽に赤く染まっていました
あたし達は二人とも文化会館の場所を知りませんでした
駅から伸びる連絡陸橋に『←文化会館近道』の看板があったのでそれを頼りに歩き出しました
でも途中まで来てどうも道が違うような気がしてきました
レンジファンらしき人達は皆右折、でもあたし達はこのまま行くと直進
「…ついていくか( ̄ω ̄∥ハハハ」
「そ、そうですね( ̄∀ ̄∥ハハハ」
造成が進む住宅街を10分ほど歩くと無事文化会館に到着
日は完全に沈み辺りは真っ暗
あたし達はすぐに入場列に並びました
「まだ5時台なのにすっかり日が短くなったなぁ~( ̄ω ̄)シミジミ」
夜風は思ったより冷たく、列に並んでいる誰もが足をジタバタ
あちこちで「寒いー( ̄∀ ̄∥寒いー( ̄∀ ̄∥寒いー( ̄∀ ̄∥」
と連呼されておりました(笑)
あたしとYにゃんも例に漏れず
「やっぱひ、ひ、冷えるねぇ~( ̄ω ̄∥ハハハ」
「寒いっすぅ~( ̄∀ ̄*+。エーン」
耐えることしばし、ようやく入場開始
入場口付近まで進んだところで違う列が出来ているのを見かけました
そこには10人前後の人が並んでいて
「あれは何の列だろうねぇ?( ̄ω ̄)」
「なんでしょうね?( ̄∀ ̄)」
しばらくして看板の文字が見えたYにゃんが
「立ち見の列みたいですよ( ̄∀ ̄)」
「あ、そうなの? 長野は立ち見も売れたんだなぁ~♡( ̄ω ̄)ウムウム」
今日はなんてったって涼の誕生日
立ち見の人もいるってのは嬉しいよね
でもなぁ~、、
あたしちゃんとプレゼント渡せるかなぁ、、
でもせっかくここまで来たんだし!
渡そうよ、頑張ってさ、、
でもあんなものあげても絶対に喜んでもらえないよ。。
でも、、渡そうよ!せっかく買ったんだしさ!
だってお誕生日カードだってイマイチだし、、
涼、あんなの本当に読んでくれるのかなぁ、、
読んでくれるよ、きっと
大丈夫だよ、みーすけ♪にゃん
大丈夫だからガンバレ
お誕生日カードにメッセージを書いたのはホテルにチェックインしてからでした
ホントは家でゆっくり書きたかったけどバタバタしててとうとう時間が取れず、、
電車の中で書こうと思ったけど集中できずに断念
結局ホテルに到着して善光寺に出かけるまでの短い休憩時間の間に書きました
カードは3種類用意していました
まずどれにするのか考えました
大きいのが一枚と小さいのが二枚、、
「…ひょっとして小さいカードだとゴミだと思って捨てられちゃうかな?」
そう思い大きいカードを選びました
そしてペンを手に取りました
でもあたしは迷いました
一体何を書けばいいんだろう、、
あたしが今涼に一番伝えたいことって、、なんだろう、、
じっと考えました
しばらくしてあたしは書き始めました
書き終えて全体を眺めるとなぜか気に入りませんでした
「失敗、、これじゃダメだ、、書き直そう、、」
あたしは2枚ある小さなカードのうちの1枚を手に取りました
そして軽く深呼吸
震える手を沈め一文字一文字心をこめて書きました
“大好きなRYOへ”
この言葉から始まったあたしから涼への初めての手紙
それはたった一行で終わりました
でもその「たった一行」には今のあたしの気持ちすべてが詰まっていました
入場待ちで冷え切った体を震わせながら、あたしは祈るような気持ちでカバンの中に忍ばせてあったプレゼントを見つめました
渡すんだ! 読んでもらうんだ!
あたしの気持ち、ちゃんと伝えるんだ…
つづく