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鵜川・山里生活奮闘記

柏崎の南20キロ、雪深いが夏はクーラー不要の中山間地で、米・ソバを作り、過疎の進行を止めようと頑張っている記録です。

無農薬栽培の田の草取り

2016-07-03 08:07:40 | 日記

今年も有機栽培の田の草取りをしました。除草剤を使わない田は、この時期になると草の丈が稲に追いつき追い越そうとします。また水面が見えなくなるほど蔓延り、このままでは稲が負けてしまいます。6月29日から二日間は一人で半日・7月1日は二人で1日中、田の中を草刈機を担いで歩きました。

本格的に有機栽培の試作を始めて3年目です。有機栽培は化学肥料と農薬を一切使用しないので、草との戦いだけでなく、稲の成長も悪くなるので、収穫量が慣行栽培の6割程度です。昨年までは5割程度の収量でしたが、今年は稲の姿も宵ので、6割程度の収穫を見込めそうです。しかし30度を超す暑さの中、虫よけ・泥除けの重装備で、よろめきながら他の中を歩くのは重労働です。何の為に苦労をしなければならないのかと思う事が有りますが、化学肥料・農薬が万能の時代に、環境に優しい食品残渣の還元肥料で育てた米を食べるのは優雅な生活だと思います。私の田んぼの周りにはホタルも飛んでいますし。赤トンボも多くなっています。

生業として有機栽培を続けるには、適正価格での販売が可能になることが必要です。TPPで安い農産物の輸入が取り出さされる時に、如何に倍近い価格で販売するか、どうすれば消費者に理解いただけるかがこれからの課題です。皆様のご意見を下記メールアドレスに頂ければ幸いです。

e-mail ono15mfu@beige,plala,or,jp  小野光昌