アークルクス

ミュープル・ステーブルの競馬ブログ

スプリンターズS調教観測あとがき

2004年10月02日 | 競馬
さて、いよいよ秋G1シーズンが到来します。
今の中山は先行内枠が断然有利というわけで、多頭数最内枠の休養明けの追い込み馬デュランダルに死角多しという感じでしょうか。

海外馬にも一応は調教を分析しましたが、いかんせんそれまでの成績や調教や馬の特性が判らないので、正直どれが良いというのは良く判りません。英国馬の場合、いきなりで高速の日本競馬に対応できるのかという不安点があります。

私の狙いは、シーイズトウショウとカフェボストニアンの素軽さを優先に、タマモホットプレイの中団なだれ込み、内枠のサニングデールの4頭ですね。デュランダルは一度後ろに控えてから、多頭数の大外を追い込むという不利に加え、仕上がり9分という気配から、あくまで押さえまで。

・・・やはり多頭数の全馬診断は数時間を要してしまうので、ヘロヘロです。
馬券を買いに行く元気も残ってないです・・・(ダメじゃん)。


スプリンターズS 調教観測

2004年10月02日 | 競馬

1.デュランダル
●休養明け。追い切りでは、余裕を持って好時計を出し、高い能力と仕上がりを見せました。ただし、調教の全体からすると、一叩きしてからキレが冴えるタイプという感じで、最好調時と比較したら一歩手前のような気がします。

2.シルヴァーゼット
◇休養明け。併走相手に遊ばれているようで、冴えが見られません。いきなりここで通用するような気配は感じません。

3.サニングデール
○前走で一叩きしましたが、調教では大きく変わったという感じはありません。ただ、叩いた分は良い方向に働くでしょうけど。

4.ナムラビッグタイム
◇逃げ一辺倒からの脱却を図る調教。動きは悪くないですが、スピード力が幾らか弱いため、本来はマイラータイプではないでしょうか。

5.カルストライトオ
◇前走よりも若干、動きが鈍いような感じがします。前走ほどの迫力が見られませんでした。これは距離延長に備えての長めの調教に変えたためキレを欠いたとも考えられますが、もしかすると中5週が影響しているのかもしれません。

6.[外]アシュダウンエクスプレス
○調教データが一本だけの外国馬となると分析が難しいところですが、余裕で好時計を出せるあたり、動きは良いと言えるのではないでしょうか。外国参戦馬の中では、最も気配が良いです。

7.カフェボストニアン
●休養明け。追いきりの併せ馬で、遙か前方の相手馬をアッサリと差し切ってしまう。稽古駆けする馬なので時計自体は驚きませんが、仕上がりとしてはとても良いです。問題は気性かな。

8.タマモホットプレイ
○追い切りで良い感じで走れていた気がします。ジワジワと追い上げて、いつのまにか入着しているタイプ。

9.ゴールデンキャスト
○前走と同じような気配です。

10.ワンダーシアトル
◇休養明け。急仕上げで何とか臨戦態勢を整えた感じ。

11.[外]フェアジャグ
◇緩い馬なり調整のため、気配を感じられません。

12.[外]ケープオブグッドホープ
○追い切りの時計はまずまず良い感じではないでしょうか。実質的な調教はおそらく香港で済ませているため、判断は難しいところですが、ただ芝で一応のスピードは見せて欲しかった(1日に中山本馬場で馬なり12.7止まり)。

13.シーイズトウショウ
●重馬場の坂路をしっかり最後まで駆け上り、とても良い気配を感じます。稽古駆けする馬ですが、仕上がりは良いようです。

14.キーンランドスワン
○調教時計は優れてはいますが、これはテンから飛ばして前の馬を抜きに掛かった為で、時計を見るときは割引が必要だと思います。

15.シルキーラグーン
◇馬なり調整に終始、とくに良い材料は見当たりません。

16.ウインラディウス
○休養明け。藤沢和雄厩舎の調教は、気配をうかがうのが困難ですが、それでも敢えて診るとすれば、まぁまぁソコソコの仕上がり気配という感じです。むしろ次走にマイルで出走したときが狙いかも。