goo blog サービス終了のお知らせ 

めるつばうのおもうこと

めるつはミーム機械としてばうを目指します。

サイボーグ

2006-11-06 13:29:26 | めるつばうのおもうこと
立花隆の「サイボーグ技術が人類を変える」を観て。

脳は外部とリンクすることが必須な臓器だそうだが
機械や、コンピュータとリンク可能になる。
ただの道具ではなく、自分の身体の延長になり得る。

違った見方をすれば、脳の可能性ってなんてすごいのだろう。
チューニング能力?どんな相手に合わせられる。
その合わせ方が出力系だけでなく入力系にまで及ぶのが
とても興奮させられる。

以前に「脳の中の幽霊」を読んだ。
そのなかの”ファントム・リム”の話しと今回の腕を失った人の
腕の神経を胸に繋ぎその動きをロボットアームへ伝達するというのは
理にかなっていながらも、ラマチャンドランの発見は事実であったことに
とても驚かされた。
そして、その腕を失った人は胸を触られると、腕を触られていると感じる
そうだ。

その他にも、視覚、聴覚をコンピュータし処理して脳へダイレクトに
電気信号として伝える技術。おそらく可能だと思っていたが、実際に
目にすることになるとは思わなかった。

パワードスーツも実現したとはニュースで知っていたが、やはり実物を
観ると驚いてしまう。

そんな中で、パーキンソン病に対する治療はたしか茂木の番組でも
扱われていたが、すごい成果だと思う。ただし完治させるのではないというのが
みそだろう。電極をに脳深部へ差し込み電流を流すと、通常に近くなる。
鬱病やその他の病気にも使えるらしい。
これはこれで、一つの成果だと思う。

ついには、脳とコンピュータを直結することによって様々な入出力が可能になるそうだ。
さて。そうなると、身体というものは一体なんなんだろう?
”わたし”というアイデンティティを実現しているのは明らかに脳だけでなく
身体があるからこそなのだけれど、それが交換したり、違ったものに接続可能となると
いったいどんな感じなのだろう?
自分の身体がとてつもなく広がっていくのだろうか?
できることならやってみたいと思う。

ラットの実験はとても嫌な感じがした。
「ロボラット」コンピュータから出る信号指示通りに動くラット。
個人的に齧歯系は大好きなので、「やめて」っと思ってしまうのだけど
電気信号であらゆるものがコントロールできてしまうとなると
まさに脳=心となると思う。もちろん、いろんな疑問を挟む余地はたくさんあるけれど
ラット自身嫌なことも命令に従わせることが出来るというなら
やはり脳=心であり、化学反応と電気信号で脳はできあがっていることになりそうだ。

今やSFの世界ではなく、脳だけで、いや脳すらもなく存在できる
時代がまもなくやってくるのだろう。
その時、私は肉体を保とうとするか?
それとも機械にかえられる所はどんどん代えて
しまいには脳も置き換えるだろうか。
ある意味ではニューフロンティアだと思う。
新たなる感覚を獲得できるかもしれない。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。